麒麟がくる 茶の湯編(仮題)

本編では、もの足らなすぎ。なのでぜひ特別番組を作ってほしい。今日のは茶の湯のことが一切なかった、、、前回の十兵衛のセリフが興味深かったので、あえて:

「名物は持つものに覚悟がいると聞き及びました。

如何なる折にも誇りを失わぬ者

志高き者

心美しき者であるべきと、、、

美しく飾るだけでは、人はついてこない。」

それにしても、松永久秀の平蜘蛛の解釈は劇的すぎw この釜の行方は諸説ある。有名すぎる俗説で「釜と一緒に日本史上初の爆死」という誤り、後世に戦国武将と茶道具の関わりを賞賛した謂れ。史料には、

吉田兼見の『兼見卿記』、久秀・久通父子は切腹し、信貴山城に放火したとされている。その後、首は信長のいる安土城に送られた説。平蜘蛛については書いていない。

太田牛一の『大かうさまくんきのうち』、久秀・久通父子の首は信貴山城の天守に火を掛け、平蜘蛛を打ち砕くとそのまま焼死したとある。自らの手で平蜘蛛を破壊したという説。

田中吉政に仕えた川角三郎右衛門の聞書『川角太閤記』、久秀の首と平蜘蛛が鉄砲の火薬で木っ端みじんに砕かれた説。

これらの説をもとに、後世の史家や作家によって近松などのように劇場的におもしろく膨らましたのだろう。逸話にはよくあること。今回のは信長が今井宗久に売るって、一万貫すごいな~~NHK。以前の放送でみせてくれたけど、宗久の点前(柄杓の扱い)がなんと下手なことww  おもしろいので、この調子でこの頃の茶人達の話だけでやってほしい。ほかの名物のことも含め(光秀所持の「八重桜」という壺のこともあるし)。とにかくこの時代の茶の湯のことを想像すると楽しい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です