三つの茶銘

濃茶 御代昔(みよむかし)
30g 3,240円(税込)
芳翠園 
御茶所老松園二代目として茶匠杉本憲太郎が明治20年伊勢松阪に創業。

濃茶 御代の昔(みよのむかし)
遠州茶道宗家 紅心宗慶宗匠(1923–2011)御好
40g 2,780円(税込)
柳桜園茶舗
臼屋の伊藤勝治が明治8年伊勢桑名に開業。

濃茶 御代の昔(みよのむかし)
宗徧流不審庵 幽々斎山田長光宗匠(1966– )命名
30g 2,484円(税込)
ブランド『西条園』
元は合資会社あいや茶店製? 茶と藍製造の杉田商店を興した初代杉田愛次郎が明治21年愛知西尾に創業。

これらは全く違うお茶。
お茶銘といえば、有名な「の白(薄茶)」と「の昔(濃茶)」の区別は本来そういうものではなかった。元は小堀遠州が古来から続く白製法による「白茶」の最高級品を「初昔」と名付け、生葉を灰汁に浸してから茹でる青製法による「青茶」の最高級品を「後昔」と名付けたことに由来するらしい。それと、このように宗匠が茶銘をつけ出した起りは何だったのだろうか。これら御代(御世)とつくからには、伊勢神宮に関係していたのであろうか。【なお、その他「御代の昔」という名の抹茶が数点存在するが、どういうお茶かは不明】

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