竜安寺石庭の謎を追う

今朝、古い新聞を整理していたら、気になる記事があった。
方丈の石のひとつが「五台山文殊菩薩」図の一部に似ていて、その写しというのだ。
そもそも、極めた庭師が気に入った石の絵をみつけて、それらしい石を探してきて、似せておくのだろうか? 他の石もそのようにしているのだろうか?
禅とはそういうものなのだろうか?
現在のコピペじゃあるまいし。ぼくはそう思いたくない。
そういえば、羽原先生の妙心寺の本は完成したのかな?
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そういえば、龍が竜なんですよ、新聞は。

学校の虫

そういえば、ぼくは学校の虫だった。(さっき阿部先生と桑沢の授業ことを電話で話していて、あらためて気がつきました)
中学、高校生のとき=電車がストで動かなくて授業が休講でも、自転車や歩き(たぶん1時間以上?)で目白台の学校までいった。授業のない自由な学校、たのしかった。
大学生のとき=朝からキャンパスへ。午前中は研究室でアルバイト。午後は授業(波動工学とか、全く理解できなかった難解なへんな先生の授業が不思議と好きだった)。夜は暗室で実習や実験。そのあと、バイトや映画やレコーディングスタジオとかに遊びにいって、家にちょっと帰えって、また学校。
専門学校の先生も27ではじめて。。。
バーゼルの学校=毎日が夢中で、早朝から夜まで学校。クラスメイトがみんなで旅行しても、ぼくは学校。
長岡の大学の先生=現地に住んでいた時は、ほとんど大学にいましたね〜〜〜。ほとんどの時間が授業や学生プロジェクトのこと。アパートは寝に帰るだけ。当時週末はセキュリティーがかかっちゃうので、校舎内に入れなかった。。。学校の近くの田んぼ、なつかしい。
その虫は。。。

又一 阿波ばん茶

http://shimizu83.blog46.fc2.com/blog-category-8.html
http://www4.ocn.ne.jp/~kouchan/awabantya.html
日本の発酵茶。かおり(めずらしい酸味がある、乳酸菌?)、、、雨の午後。
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そして、本屋をきままにプラプラ。
この本みつけました。これはイイ!
『茶花・山草 545種(ポケット版)』いつも持っていたい。
長野の山は、いまごろ茶花でいっぱいだろうなぁ。

蛍光灯の下

そういえば、きのう、川手さんと話していて。
同じ時期に、彼はドルナッハ。ぼくはバーゼルにいて。。。
蛍光灯の下で生活していなかった。。。という話になり。
当然、子供たちは、輝く蛍光灯の下では落ち着かない。。。
顔もよくみえない夕闇の中で、会話するのがなつかしい。

気谷誠さんの謎

今日、午後、目黒美術館区民ギャラリーで「愛書家の肖像」というトークショーが行なわれた。
製本家の大家さんからご案内をいただき、東京製本倶楽部展ということもあり、都筑先生と伺った。
山田俊幸さんのお話から1986年に指月社から刊行された『メリヨンの小さな橋』という本のこと、当時のことが思い出された。
そのときに、気谷さんとお会いしている。
ぼくはまだフリーになりたてで、大家さんから活版の本文組の基本デザインを教えていただきながら、仕事をした記憶が蘇った。少部数でほとんどの人が知らないけど、質の高い、上品なフランスの香をもった版面のページで、銅版画が挿し込まれている。そして大家さんの完璧なシンプルなルリユール。発刊の案内のカードもなつかしかった。ぼくの初期の仕事だ。
昨年9月に肝臓癌で亡くなられ、もうお会いすることができないが、何かあの時にお会いして、お話したことが今でもぼくの中に残って、何かがあるのだと思う。今日はお話を聞けて、少し謎がとけたような感じする。
季刊「銀花」夏 第百五十八号 黄金の国を求めて-追悼書物の人・気谷誠
おそらく詳しく気谷さんのことが載ることでしょう。最期にお聴きになっていたSP盤のショパンの「別れの曲」ふらんす語の唄つき、、、重かった。
http://bibliotheca-g.jugem.jp/
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それにしても、大家さんの実演「はなぎれ編み」は感動した。
それと福永武彦『芸術の慰め』『象牙集』の話しが出た時、ちょっと鳥肌が立った。

zero rh+

ようやくSTYLUSを手にいれました。顔にフィットするこの感覚なんともいえません。
これでUVから完璧に目を守って、野良仕事ができます。(眼科で忠告を受けていただけに、、、)
ぼくのはXS、テンプルは色違い、子供用。。。
http://www.zerorh.jp/blog/2008/07/post_4.html
20090504-zerorh+RH61704.jpg

芸術新潮5月号の「つかう」というコラム

最近お気に入りの「箸」について、載せていただきました。
なんと。親父がよく読んでいた「芸術新潮」にぼくが載ったと知ったら(生きていたら)、きっと焼きもち焼くだろうな。(^^)
編集の柴田美穂さん、どうもありがとうございました!彼女の手でなければ、このように、やんわりとまとまりませんでした。やはり、文章って、フレッシュさ、、、じつにいい!
それにしても、この箸の絶妙な曲線。。。
ムーミンの号です!

原書を読み、思考を鍛えよう

「AERA」3.30号 79ページに姜尚中さんが、日本の英語教育と洋書に対する姿勢のようなことを、書いている。正しいと思う。
しかし、ちょっと個人的に付け加えたいのですが、翻訳の本。特に邦訳というのは、特殊なような感じがしてならないのです。その翻訳者の解釈、また、その時代の日本語への理解度というのでしょうか、翻訳や監修で日本というフィルターを通すことになる。これはもちろんベースはオリジナルにあるのですが、独自の世界になると思います。したがって、これを別のものとして読み、自分のものとすることは、違った意味で重要なことと思います。