梅原印刷

驚くべき活版印刷屋の廃業。
仙台に関西の手法のハンドセットの印刷屋があった(ステッキを使用しない)。うわさには聞いていたのだが、今月いっぱいで真っ更になる。最後を見てきた。地下の部屋の壁はすだれケースでぎっしり。今まで見たことのないプロポーションの格子、相当古いものだ。
印刷機は3台、中でも、とても年季が入った平台は特殊な法令用紙を刷ってきたものらしい。黒光りして生きもものよう。見ているだけで感動する。
すべてスクラップになってしまう。心臓がしめつけられた。

塩竈展

…birdo flugasを訪れた。
エスペラント語ということで、昔、興味を持っていた頃を思い起こしながら、ギャラリーのことをうかがった。
この5月から6月に、この前smtでやった展覧会をパワーアップして催すことをお約束して帰ってきた。
今度は1ヵ月という長きにわたって、そしてぼくが作品で使用した「木活字」のふるさと塩竈でできることが何より。きっと一本一本の屋号の活字の由来を確認できることだろう。そして何より仕事に対しての最高のマナーが達成できる。
カナダのメイプルの香りがするとても素敵なギャラリーだ。春が待ち遠しい。
放射能汚染が心配な、美味しい海産物に乾杯(ワインが必要だね)。
http://www.sml6j6.com/birdo_top.htm

活版の学校

今、朗文堂の片塩さんと電話でお話ししてました。
朗文堂のサイトとLinkを張ってくださるそうです。うれしいな。
http://www.robundo.com/adana/lessons/lessons.html
そこで出た話:
活版の学校がたくさんできるそうです。
1. 銀座の「中村活字」
2. 九州の「長崎県印刷工業組合」
3. 仙台の「smt活版研究会」>4月から月一回で、ぼくのクラスを予定(まだ全然決まっていないけど、組版中心?)
そして
4. 朗文堂の教室!ここはadanaの使用リテラシーっということでしょうか、操作の基本ということでした。。。ぼくも参加したいって言ったら、ダメですって(; 😉
白金の「T.S._g」っは?て聞かれて。
ぼくのとこはもちろん活版ありますが、、、スイス・タイポグラフィですから
活版をさわるまでに、いろいろありますって。
ところで気になるAdana21-Jのお値段は4月に発表らしいです!たのしみ〜〜。

on TV

●プロフェッショナル仕事の流儀第38回
「締め切りがあること。そして、その締め切りまでに最善の努力をする人のことじゃないかしら。」浦沢直樹さん登場。ぼくあまり詳しくないのですが、、、「迷っていないよね。この線!」って、しびれてしまった。久々にやる気が出てくる番組でした。自分の考えている道を、地味に悩んで、地味に作っていく。お手本のような人。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070118/index.html

FMながおか

たった今、収録終わりました。
1月19日(金)朝8時半「ながおか人の輪・地域の輪」でON AIRされます。写真のこと(文字と出会う前のこと)を少し話しました。15分ぐらいかな。
佐野護アナ、インタビューありがとう。

第一回長岡造形大学写真展に寄せて

長岡造形大学視覚デザイン学科に写真コースが設置され、早2年が経ちました。開学して以来、映像スタジオと暗室がありましたが、ここ5年の年月をかけて写真の基礎から作品制作までの一貫した教育ができるように整備を重ねてまいりました。大きな特徴としましては、ひとりひとりの学生が写真本来のテクニックを十分に理解して、撮影からアウトプットまでフル・デジタル処理ができるようにしたことです。また、大学の設備は小規模ながらも現在実際に社会で行われているフォトスタジオの現場を意識して作られており、それを踏まえて教育することを心がけた結果だと思っております。
今回、ここに展示しました作品は1年生から3年生までの写真の授業での作品です。講師は東京の第一線の現場で活躍されている阿部充夫氏と松本明彦氏と天野誠氏の指導により実現いたしました。
また、本展覧会は学生たちの結晶であり、スタジオの職員である黒木禎史氏の取りまとめが光っています。
どうぞ、ひとつひとつの写真に込められた学生たちの珠玉をご覧下さい。
                    視覚デザイン学科
                    写真コース
                    教授 小泉均
ぼくの大学での任務が終わりました。
http://www.nagaoka-id.ac.jp/news/news_122.html

『パリの女』

アンドレ・モーロア『パリの女』写真=ニコ・ジェス 訳=朝吹登水子 紀伊國屋書店
を偶然見つけた。1959年にこのようなすばらしい本が出ていたのですよね。
本文組なぜか版面のプロポーションがぼくは好き。
10番目の「万年女学生」という写真は、有名なシュガーベイブ「SONGS」のジャケットのイラストレーションのオリジナル=写真なんだよね。

Whistler

ぞくっとくるね。
His Honor: “Are those figures on the top of the bridge intended for people?”
Whistler: “They are just what you like.”
His Honor: “That is a barge beneath?”
Whistler: “Yes. I am very much flattered at your seeing that . . .”