50 Jahre Helvetica

やっぱり,やってるんですね!
Kleine Jubiläumsausstellung zum 50. Geburtstag einer Schrift
2007-12-07 – 2008-09-30
Die heute weltweit am meisten verbreitete und verwendete, aber auch kopierte Druckschrift, die Helvetica, ist 1957 in der Haas’schen Schriftgiesserei in Münchenstein geschaffen worden. Im ausgehenden Jubiläumsjahr möchte die Ausstellung Einblick geben in die Entstehung, Verbreitung und Verwendung dieser bekannten Schrift anhand von Dokumenten und Schriftmustern aus dem Haas’schen Archiv.
Basler Papiermühle
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Helvetica Forever

Helvetica Forever
Story of a Typeface
Designed in 1957, the Helvetica font is an icon of Swiss graphic design, which was a model of sober, functional communication throughout the world in the 1950s and 60s. The balanced and neutral appearance of Helvetica forgoes a high degree of expressivity – a quality for which it is both criticized and admired. This polarization has helped to gain it unparalleled notoriety. Helvetica is far and away the most widely used of all typefaces; according to a survey by the Berliner Fontshop-Archiv, it tops the list of the hundred best fonts of all time. This publication retraces Helvetica’s fifty-year history, compares it to the well-known sans serif fonts of the twentieth century, and examines the phenomenon of its unparalleled spread. Numerous illustrations show a multitude of ways the font has been used in five decades from a wide variety of fields – from signal design to party flyers.
21 x 28 cm, 130 pages, 150 illustrations, hardcover
ISBN 978-3-03778-121-0 english
not available
more infos: info@lars-mueller-publishers.com
http://www.lars-mueller-publishers.com/e/katalog/ausgaben/set.php

Helvetica/THE KAZUI PRESS LTD

高岡さんから
8枚のHelveticaの写真ポストカード
17枚の活版の写真ポストカード
1枚のHelveticaの活版刷りと
1枚のHelveticaの活版刷りポストカード
が送られてきた.美しい!
1/8(火)〜1/27(日)
日本タイポグラフィ協会・東部研究会委員会  
「51歳のヘルベチカ」展
で見ることができると思う.
http://www.misuzudo-b.com/gallery.html

J. Muller-Brockmannの本に誤り?

J. Muller-Brockmann
Mein Leben:
Spielerischer Ernst und
ernsthaftes Spiel
Verlag Lars Muller
の37ページ7行目に
Zwar wurde die Berthold-Akzidenz-Grotesk bereits 1896 vom Schriftkunstler Hofmann in der Berthold Schriftgiesserei Berlin entworfen; beachtet und angewandt wurde sie aber erst in den zwanziger Jahren.
とある.ずいぶん昔のことになるが,上記の文章が不可解だという話が出た.
2003年,羽原先生からの質問(元は多摩美の故丸山先生の疑問)で,ワインガルトに聞いたところ,1958年にBertholdでAG extraをデザインされたLangeさんを紹介してくださいました.その場で直にお電話をしてこの内容を説明したところ,「誤りでしょう」ということでした.また,それ以前のものはTheinhardtという古い活字会社の文字をもとにしていたということでした.
今回ふっとわかったのが,ひょっとすると,ここに出てくるHofmann(ffなのですが)とはHaasの?ではないでしょうか?つまり,Helveticaとまちがえて,,,書籍の情報はときどきこのような混乱があります.過信は禁物ですね...そうだ,ぼくの本も直したいところが.
http://www.myfonts.com/person/lange/gunter/gerhard/
http://eyemagazine.com/feature.php?id=143&fid=613
http://www.monotypefonts.com/Foundry/ foundries/pdf/STYLEPROBE.pdf

Helvetica Film/東京デビュー

みなさんに情報を流してから4ヶ月。千駄ヶ谷の国立競技場でDesignTideという催しが開催されていまして、ようやく今、そこの売店の傍ッチョで流しています。これが字幕監修による、日本語版としての東京でのお披露目となりました。あの場所では落ち着いてみられない。
NYでもZurichでもすばらしいパーティーが行われたそうですが、東京ではたいへん残念な結果となりました。長い間、日本でもヘルベチカという書体に愛情を注いだデザイナーたちがたくさんいるのに、みんなで「誕生日おめでとう」ができませんでした。ぼくも現在の日本版のホームページにアイコンでlinkしていますが、それはHelveticaの謎を解く鍵があの映像に映っていたからです。19年前にお会いしたホフマン夫妻と今回のバーゼルでの再会、すばらしい感動がありました。85歳になられ、新たなヘルベチカの本の執筆中にもかかわらず、歓待してくださいました。
世界を制覇したHelvetica。なぜ、制覇したのか。現在、日本語で調べられる資料は朗文堂が発行している小冊子しかないと思います。世界を探しても数は多くないと思います。全てがなぜ、っていうところから発しています。ホフマンさんにお聞きしたらば、Max Miedingerのスケッチはいっさい残っていない。残っているのは映像で披露している彼の父Eduard Hoffmannとのやりとりの記録のみ(来年早々Lars Mullerから出版される予定)。この資料がなぜ今、出現したのかは、Haasがこの世から消えたことと大きな関係が。そのお話をお聞きしました。また19年降りに訪れたHaas工場の建物は、シュタイナー学校になって現存していますが、スイスの唯一の活字会社であったハースの精神はすべて消えてしまった。このことは少なくてもスイス・タイポグラフィに大きな関係があると考えられるのです。
滞在先、ワインガルト宅、彼が聞くのです「どうして、おまえが絶対に使わないヘルベチカのことでそんなに夢中になって調べているんだ。。。」って、「それは好敵手を知って、自分を知るのです」っと、ぼく(^^)
ぼくはワインガルトには「ヘルベチカをどうして。使わないのですか?」っとお聞きしました。
ぼくはホフマンさんにも「ヘルベチカはどうして。成功したのですか?」っとお聞きしました。
久しぶりにひとり、バーゼルの街中で慣れ親しんだアルファベットたちにまみれて佇んで、、、なかなか濃い帰郷でした!

スイスへ 2

1988年のスイスへのタイポグラフィの旅(TypeTrip)が,ぼくの人生の大きな変革点だった.
昨夜,一通のメールが届いた.それもドイツのライノの小林さんと交信している真っ最中だった.その旅でハースを訪れた時に,お世話になったAlfred Hoffmann氏からだ.(Helvetica Filmを見た人は知ってると思います.登場してくる人)
生まれて初めてロンシャン訪れたのも,彼が案内してくれた.それより何より,Haas社の鉛活字を送ってくれたのも彼だ.(先日,高岡さんがぼくの郵送用のハースの箱を見てAirMailだ!って驚いていた=はっきりいって,ぼくって相当バカですね.(相当重いのに)活字をAirMailで送ってもらうなんて/当時はそれほど早く本物を見たかったのでしょう/そんな金あったら,余計に活字を買えばいいのに=当時の小遣いすべて活字に化けていた)
今回のスイスでヘルベチカのProjectのことなど,話し合ってくる.もちろん白金の教室の活字…もちろん他のTypeface(^^)本物で.
TypeTrip再び.もう少しで再会が実現する.たのしみだ!

『ヘルベチカの過去・現在・未来(仮)』

Linoの小林さん,Kazuiの高岡さん,Petitの伊藤さんがTS_gにいらっしゃって,ヘルベチカのFilmを壁面で見ながら,お話し合いをしました.2時間以上…話はつきない.
ぼくからは1988年HAASを訪れた時のお話をしました.高岡さんが印刷したポストカードも完成.これからひとつひとつつきつめていく.たのしみ,たのしみ.

Helvetica@on Sundays…

オン・サンデーズでのトークショー無事終わった。ひとりで2時間話しっぱなし、やっぱり疲れた。Helveticaは謎が多き書体。それにしても最近のものはHelveticaっぽくないな。そんなむずかしい書体の本を出したラルスはえらい。そしてこれからMdNから出す大谷さんの努力はたいへんなものっだ。サンセリフ書体はおのおの個性的です。ぼくはやっぱりユニバース。ウエイトはMedium。ですね、活字時代の荒削りなユニバースが好き。
ラルスの『ヘルベチカ』はどこでも。。。でもハードカバーはセカンドハンドになっちゃうかな。毎日、コンピュータで仕事してます。仕事として文字を扱うこと=コンピュータからはもう離れられないのではないかなァ。