108 M [2001.1.14_13:58]
・・・ふと本を読んでいて疑問に思ったことがあり、メールしました。ここのところ、昭和46年に初版発行で、(私の持っているのは昭和57年版)の本を読んでいます。横書きの専門書系の本です。その中の文章は、「、」テンの変わりに「,」コンマ、「。」マルの変わりに「.」ピリオドが使われています。そして、1982年にでた平凡社の音楽事典を見ると、コンマとマル。先生のタイポグラフィの本にもコンマとピリオドが使われていましたよね。その時は、ちょっと不思議だなぁと思ったのですが。もしかすると昔は、横書きの場合は、コンマとピリオド?それはいつからか、縦書きとおんなじテンとマルになってしまったのですか?ちょっと気になってしまったので・・・本を読むのが、進まなくなってしまいました。何か、教えていただけるとうれしいな。
109 koizumi [2001.1.14_21:30]
パンクチュエーションについて、初めての話題かな?気がついてくれてありがとう。マックのOSの「句読点の設定」にも「、」テン「,」カンマ「。」マル「.」ピリオドのすべての組み合わせができるようになってますよね。ですから自由ですよ。でも、ぼくもだれがはじめにどのように決めてきたかはどこか本で見たような記憶がありますが、今正確にはわかりません。どなたか教えてください。それと、ぼくの本はこれについてもちょっと問題があります。日本語の横組みですが、数字とアルファベットの略称に欧文書体を使いましたので、本当はそちらにそろえたかった。しかしそれをするとその前後のスペーシングや位置、大きさに不満が出てきます。この本の場合それ以前に組版でいじりたいところがたくさんあったので目をつぶりました。あと、ぼくのOSも「,.」にしちゃいたいのだけど、いろいろな原稿書きが多くて、やっぱり「、。」にせざるをえないという、、、世間に負けちゃってるよね。本を読む前に、こういうディテールに目がいくとはMさんはただものではありませんね。たのしみです。コンマでなくてカンマですよ。
111 M [2001.1.20_14:31]
コンマとピリオドから、テンとマルに変わったのはなぜか、なぜ、そう決められたのか、わかるといいなー。その本のこと、思い出したら、教えてください。そういう風に、何かのスタイル(様式)が変わる瞬間って、とても、重要なことだと思うんですね。あと、バンクチュエーションって何ですか?スペルも、教えてください。
112 koizumi [2001.1.20_21:45]
「カンマとピリオドから、テンとマルに変わったのはなぜか」?逆?Punctuationは句読点法です。調べてみますが、ごめんなさい。すぐ出てこないと思います。
もち [99.10.31_3:05]
はじめまして。 私は駆け出しのデザイナーアシスタントです。私の会社では版下をつくるので毎日、1文字1文字と その字間と、格闘しながらくらしています。 ところで、私のついているデザイナーさんは、『かぎかっこ』をすべて 短く作りかえるのですが、私も前から疑問におもっていたのですがコンピューターで打った、『かぎかっこ』は、なぜ縦の棒が長いのでしょうか。いろいろな出版物をみてみたのですが、長いものが多く、ていねいに作ってある雑誌などは結構短いものが多いのですが、それは写植なのでしょうか。私は棒が長いと、文章が『かぎかっこ』がでてくるたびに、とぎれてしまっているような印象を得てしまうので短いほうがいいとおもうのですが。
koizumi [99.10.31_12:29]
なかなかディテールの追求ですね。そのつらい仕事をしているおかげで良い勉強をしています。ぼくも駆け出しのころは細かい版下づくりの毎日でした。最近は怠りがち、最終的にはやはりこれ。反省反省。みじかいカギはコンピュータの「括弧/引用符」の項目にはありません。つまり、一般の2バイトのコード表内にはないようです。外字にひょっとするとあるかも。。。 (この本がちょっとここには見当たらない)ぼくの知っている限りでは、活版ではどちらにするか指定で使い分けることができました。時と場合によりますが、ぼくも横組の場合はとくに短いもののほうがよいと思います。写植になって書体の文字盤化がすすんだので、しにくくなったようですがこのようなものは特殊文字盤から拾えたように思います。コンピュータになり、フォントのパック化が進み、より選択範囲が狭められたと思います。どなたかコンピュータ組版に強い方、現状を教えてください。