くり [99.8.26_17:26]
タイポグラフィってずばり何?ごめんなさい。わからないんです。ほんとに。今日初めて聞いた言葉なんです。ただし興味はすごくあります。なぜならWORKSHOPがすごくおもしろそうだからです。
koizumi [99.8.26_20:25]
いい質問ですねー。すばりグラフィックデザインの第一章、つまり基本です。フォトグラフィではないですよ。欧米のグラフィックデザインの入門書によると、おそらくタイポグラフィの知識のないものはグラフィックデザイナーではないのでしょうねー。ただし、その言葉の響きは80から90年代で概念が変わってきているようですね。でも、ぼくが考えているのは道具が変わってきてもガンコでいきます。このままヨーロッパの基本的精神でがんばります。それがhtypoです。できるだけ多くの人にこれを体験してもらって最終的には本物だけ残る。。。です。
くり [99.8.27_23:00]
!?グラフィックデザインの基本!?!?びっくりです。・・(−−;うーん。・・・もしよければ、質問したいことが、すっごくたくさんあるので
メールを送りたいんですが・・・!↑グラフィックデザインについて、です。
koizumi [99.8.28_18:31]
グラフィックデザインとは印刷のためのデザインですよ。まァ、あまり範囲が広くならないといいけどー。ちょっと心配。
さーしゃ [99.7.19_23:28]
はじめまして。小泉先生の持論を読んで、とても勇気が出ました。私は、大学では、外国語学部で英語を専攻していたので、今からデザインの勉強、出来るかな、と思っていた所だったからです。私は、外国の絵本に出てくるアルファベットが好きで、大学生の時から、面白いアルファベットが載っている絵本をみると、つい買ってしまうクセがあり、それは今も変わりません。絵と文字の間で自由に遊び回る絵本の中のアルファベット、その視覚的効果と可能性をいろいろ考えていきたいなと思っています。・・・これってタイポグラフィなんでしょうか?
koizumi [99.7.20_21:22]
そう、デザインは可能性大なのです。今までにデザインを学んでなくてもこれからこれから、ただタイポグラフィはそれに加えていろいろと微妙です。ぼくもワインガルトと全く同じことばを贈ります。それはタイポグラフィの修行はたいへんだということです。感覚だけでは勝負になりません。ぼくはスポーツ選手のエクササイズと同じと思っています。つまり、毎日毎日です。そしてやはり、どこかできっかけは学ぶべきでしょう。ぼくもこの道へのきっかけは同じようです。こどものころからずっと本が好きで、といってもきれいな本。ぼくはこどものころ、父親の愛蔵書の『平凡社の世界美術全集』を盗み見して育ちました。そして高校のときAvedon。大学のときWeston。っと学生のときはオリジナルの写真集が大好きだった。そしてRuder。。。影響はつねに受けつづけて今に至っているんです。さーしゃさんも絵本から影響うけて、どんどん育ってください。
[メモ]
chatが始まって間もない、初心者の方とのやりとり。
でも基本は今も同じと思っています。
かわらゆか [99.7.15_22:29]
こんにちは、かわらゆかと申します。ワークショップに何回か参加したことがあります。わたしは学校で歴史を学んでいて、デザインは「あーきれいだなー」と、もっぱら見て楽しませていただくほうです。最後のほうの数回だけですが、デザインの現場の連載を読んで興味を持ちました。タイポグラフィってどのぐらい昔からあるものなのでしょうか? ヨーロッパ中世の写本がきっかけでは?と思ったのですが。タイポグラフィの歴史にかんする本を紹介していただけると嬉しいです。
koizumi [99.7.16_1:27]
ぼくも学生時代は写真の工学的な研究をしていましたので、デザインは日本の学校では学んでいません。ぼくの持論ですが、何か違う分野を学んでからデザインを習得していくと、より視野が広く、また時には深い結果となります。かわらゆさんもこれからがたのしみですね。 ぼくの理想はそのようないろいろな分野の経験がある人たちとプロジェクトをすすめることです。 さて、タイポグラフィの歴史に関する本は数限りなくあります。ぼくはタイポグラフィの歴史の基本は活字の歴史と考えます(いろいろな意見があると思いますが)。また、タイポグラフィのテーマも『デザ現』ではぼくの専門の1910代以降で今興味があるものについてしか語っていません。つまりイギリス、フランスやアメリカとの関係なども不十分です。 それ以前の時代のことはたいへん弱いですが、ぼくでわかることでしたらば、この場でお答えします。歴史を勉強するのに大切なことはまず興味あるテーマにしぼってみることでしょう。
Rokuzo [2000.3.3_0:20]
こんにちは。 私は「タイポグラフィ」といってもピンときません。 どういう概念でとらえればいいのでしょうか? htypoについても 空間とそれを構成している罫などの関係を どう扱っていいのかさっぱりです。 こんな私でも、やっていればわかってくるものでしょうか?
koizumi [2000.3.3_10:02]
Rokuzoさん、ぼくの連載を『デザ現』バックナンバーで読んでください。デザ現別冊で『タイポグラフィの読み方』がでること決定しました。つくり出しています。これを読むとわかります。もう少し待ってください。
Rokuzo [2000.3.3_20:50]
御返答ありがとうございました。 さっそく勉強にとりかかろうと思います。 連載「タイポグラフィの読み方」も読んで理解につとめます。
[メモ]
このようなやりとりから、
自然とぼくの本はできてきたのですね。