73. タイポクラスの受講者のご意見05

Aさんは書きました:
> 小泉先生
> 突然ですが、ご相談したことがございます。
> TS_gに通い始めて約1年弱。今までを立ち返って、今後どのように
> 学んでゆくか、指針をつくる意味で、先生と「面談」したいと
> 考えています。
> 1年前の仕事を見てみると、確かに今の自分は力はついてきたと
> 思いますが、まだ、TS_g以外の仕事で、その「力」を
> 応用出来ているかとなると、まだまだだと感じています。
> また、1年目になったということもあり、自分の課題点を冷静に
> 見据えて、さらに能動的に学びたいと思っています。
>
> 授業では1対1でじっくりお話する時間もなかなか無いので、特別、
> 時間を設けて先生と、以上のことを踏まえて詳しいお話ししたいと
> 思います。
> (もし良かったら、TS_g以外の仕事を先生に見ていただいて
> そこからも判断していただきたいです。)
小泉の回答:実はAさんだけでなく、そのように感じる人が、ある段階にくると多いのだと思います (今までの方は、自然にいらっしゃらなくなってしまった方もいらっしゃいますが)。というのも、このような教育スタイルに、日本の日常が慣れていないからで、個人の理由でないと思います。
おそらく、何かを自分の中に完全に習得するという行為の習慣が、社会の常識が希薄になったとともに崩れてきているのだと思います。Aさんは、ぼくのところのメニューは、ほぼ一通り(ラギッドなどの特殊なオプションはしていませんが)終了したと思います。その終了と、メールにあることばをお借りすれば「力」は別物です。
もっといえば、授業中にできたから、それが毎度できるかというと、タイポグラフィの場合、全く違います。毎回原稿や状況が違いますし、そして、場によってご自分の調子も代わるわけですから。。。ただ、その「力」が自分の中で、脈々と生きずいていくかどうかということ、当然1年で達人にはなれないわけです。もちろん目標に個人差はありますが。また、ぼくの学校に通って、自分で自分を鍛えられるような技を備えたかです。それもまあ1年では無理でしょう。これも同じくですが。ですから、そのように思える方は、これからがぼくの学校に意味があるわけです。
さて、そのような、ご相談事は、授業中は教室内静粛なためできませんので、別に面談時間を設けます。無料です。予約が必要となります。お一人様、先着の方(入学面談の予約が入った場合、日時を動かしていただく場合もございます)
朝 9:00-9:30
夜 19:15-19:45 (21:15-21-45)
夜* 18:30-19:00 (20:30-21:00)
  カッコは特殊な事情のときに