83. デザインの現場 2010年4月号(休刊直前号)

『デザインの現場』編集部からのメール・アンケートに対する回答(全原稿)。本誌は、とてもちいさな記事(63ページ掲載)ですので、たいへん言葉足らずです。正確に発信したものを、そのまま、ここに載せておきます。
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掲載内容に関するアンケート ●に対して小泉記ス。
● 講座(ワークショップ/教室)の正式名称。
TypeShop_g
スイス・タイポグラフィ・クラス
スイス・製本クラス/ベーシック/アドヴァンスド
●体験できる具体的な内容について教えてください。
スイス・バーゼル・AGSのタイポグラフィ教育
スイス・アスコナ・cblの製本教育
いずれも、日本の現状にあったクラスにアレンジをしています。
●講座の特徴について。
授業中はすべて手作業。その場で、能力を高める修行のようなクラス。
製本クラスは、それに、楽しさが加わっている。
●講師のお名前、ご経歴について教えてください。
小泉均
1990から1993年、Allgemeine Gewerbeschule BaselのSchule für Gestaltungで Wolfgang Weingart他に師事する。帰国後、新潟の長岡造形大学創設の際、視覚デザインコースを立ち上げる。そして視覚デザイン学科としてまとめあげることに尽力する。1994から2007年、助教授、教授を経て退官。その後、タイポグラフィの理想的な教育を白金タイプショップgで独自の方法で追求し出す。 2002年から、桑沢デザイン研究所夜間部でエディトリアルデザインの授業(2年生)を行い始める。その授業に加え、2009年から、レタリングの授業(1年生)も担当。 2000、2001年、スイス・バーゼルFHBBのHyperWerkでECTS:2(ヨーロッパ共通単位)の正規のクラスを持つ。
都筑晶絵
2001から2002年、フランスでルリユールの技術に出会い、フランス人製本家のアトリエで7ヶ月学ぶ。大学卒業後、ドイツ人ブックアーティストの制作を手伝いながらよりシンプルな製本の技術、内容に合わせた本づくりを知る。2007年1月から10月、スイス・アスコナにある製本と本の修復の学校Centro del bel libroで学ぶ。
●参加者にはどういった方が多いでしょうか。
タイポ:
OLからアートディレクターまで様々。最近はWebデザイナーが大半。(学生は受講できません)
製本:
学生、グラフィックデザイナーや建築家から主婦まで様々。
いずれも、入学試験やポートフォリオチェックなど全くありません。(タイポは面談あり)
●デザイナーにはどんなメリットがありそうでしょうか(思い浮かぶ範囲で)
タイポのクラスでは、基本的なエクササイズの繰り返しで、個人により、目的が違いますので、お答えできませんが、製本クラスでは、本の構造を歴史上の流れを見ながら知り、その上で、実際に制作することで身近な素材である紙の特性を、より深く知ることができます。
●料金体系について教えてください。
1レッスン=7,000円(クーポン券制)
●開催頻度について教えてください。
各々のクラスblogに載せております。基本的にはお休みはなく、随時受講生募集しております。要願書
●時期について教えてください。
タイポ:早朝=水曜7:30−9:00と午前=水曜9:15−10:45
製本ベーシック(全5回/券略):昼間=土曜14:00-17:30と夜間=月曜18:00-21:30
製本アドヴァンスド:昼間=金曜14:00−17:30と夜間=火曜18:00−21:30
【ご連絡先】【開催場所】
108-0072 東京都港区白金1-8-6
【問い合わせ電話番号】
03-5547-3099
【URL】
http://www.htypo.net/school/