コル

139 T.W. [2001.5.11_12:50]
こんにちは。先生の『タイポグラフィの読み方』そのものがル・コルビジェの建築物を想起させますが、これは単なる思いつきでしょうか?


141 koizumi [2001.5.14_21:12]
コルは大好きです。ヨーロッパでの彼の作品はほとんどすべて訪れています。ロンシャンは5回。パリのスイス学生会館はフルティガーといっしょに。マルセイユのユニテ・ダビタシオンはおもろかった。


144 T.W. [2001.5.15_19:26]
こんにちは。ロサンゼルスもコルビジェの建築も、実際を体験しないとなかなか現実感がつかめませんね。ところで、『タイポグラフィの読み方』の中で「モジュール」を応用したグリッドシステムの活用と書かれてあったので、確かに先生の本は、コルビジェの思想を基にしていることが解りまた。『タイポグラフィの読み方』は奥が深いですね。少しずつでもいいから、何かを得ていこうと思っています。


145 koizumi [2001.5.16_19:46]
そう、ぼくはいまだに体当り派です。自分で直に体験したものしか信じません。そうですかァ?『タイポグラフィの読み方』ではあえてモジュールをはずしたところが多いのですが。。。でも奥が深いというのは最高の褒めことばです。どうもありがとう。この20年生きてきたかいがありました。少しずつ自分のものにする姿勢はいつでも大切ですね。ぼくもそう心掛けます。



180 2038 [2001.10.30_7:04]
もう一度書き込みます。こんばんは、2038です。いいですね。活字を体感できたなんて。詳しくといわれるとまた的をはずしそうで怖いですが。私がフルティガーを引き合いに出したのは自らが立てた理論(モデュロール?)の逸脱の仕方がコルビュジェとそれと似ているのではないかということです。というのは、初めてあのフルティガーの一連のうねうねした作品を見たときコルビュジェのロンシャンを見た(写真で)ときと同じような感想を持ったからです。それは作品自体の感想ではなく「ああ、天才は行き着くところまで行くとこうなるんだなあ」と。でもそれは別に行き着いたわけでも何でもなくコルビュジェと同じようにその他のモデュロールを駆使した仕事と平行して制作していたということに驚かされました。私はあのフルティガーの作品についてすごく聖職的な印象を持ちます。ロンシャンにしても小泉先生は5回も行ったそうですが私は何かこう少し怖くてまだ一度も行ってません。もちろんは私は個人的にフルティガーも知りませんし、よく調べもせずにこんな意見のも慎まなければいけないかもしれませんが。


82 n [2001.10.31_1:24]
ロンシャン教会。初めて見たその写真は、全体を写したものだったのでスケールは、いたって小さなものだと思い込んでいました。その後、人が一緒に写っているのを見てびっくり。「でかっ!」・・・失礼いたしました。(^^;)


183 koizumi [2001.10.31_9:57]
2038さん、いいカンですね。フルティガーはコルを敬愛しています。Chaise longue B306の毛皮ふかふかヴァージョンのオリジナルを持っていたし。パリではSwiss Pavilionに連れていっていただいて、わざわざぼくのために空いている部屋を見せてくださいって交渉してくれた。すばらしい思い出があります。つまりぼくも共通点があると思います。それを探りたかったので1985年ごろ夢中になっていました。チューリッヒでその当時まだたったひとりコルのまな弟子で健在だったAlfred Roth(スイス派の建築やってる人は知ってることでしょう。コルのWeissenhofを実際作った人です)にお会いして、いろいろと勉強しました。ほんとうにあの頃はたのしかった。『タ読方』の「セクション+」ではすべてを書けませんでしたが貴重な体験は書物以上だと思っています。2038さんはよくものを見ていると思いますよ。おっと、予約の学生が来てしまった。

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