35. TS_g Gift/Impressions 01

TS_g初のテスト企画ですが
小泉からのお願いで羽原肅郎先生他の著書『羽原肅郎のデザイン思考と構成展』 20部を本校に寄贈していただけました.
本書は羽原先生の大学での研究の書であったため非売品です.
著者からの直接の寄贈ということで,お話の中から,本校の受講生対象に感想文を著者にお送りするという条件で配布しようということになりました.
現在,グリッドのカリキュラムを行っている人,あるいは終了者対象にさせていただきます.
本書はいうまでもなく,先生の仕事であった雑誌「SD」のグリッドシステムについての解説が載っております.
ご希望の方は,感想文用紙と本冊子を差し上げます.授業の時,小泉まで.

34. 後期製本クラス

願書一次締切りとなりました.
講座G/講座Hに若干名空きがございます.
他の講座は満員となり,現在キャンセル待ちとなります.
申し込まれた方順,優先とさせていただきます.
受講希望は随時受付けております.
2009年1,2月の
講座D/講座E
講座I/講座J
募集は10月頃,このサイトに掲示いたします.

33. タイポクラスの受講者の皆さんのご意見01

学校の一週間の夏休みが終わりました.生命体のように進化していく学校=TypeShop_gですが、ここのところの少しづつ新しい受講者の増加の傾向にあります.そのために6月から実施しています ふたつのevening class [A][B]が小泉の思ったように運んでおりません.クラスの希望に大きな偏りが生じております。本来,夜間部というものは 18時スタートというのが通説ですが,社会,デザイン業界の不健全さが悪化していることが理由ではないかと内心思っております.
そこでテスト的に木曜日の夜のクラスを
18:00スタート
から
18:30スタート(入れ替え5分)
にした場合,[A]でも受講可能な受講生の方がいらっしゃるのかどうかを,調査いたしました.
その回答を御紹介します。
Aさん:
当方はそんなに厳しい時間態勢ではないにしろ、早くて19時に会社をでるのが限界と認識しております。時間変更して頂いてもeveningAに参加するのは無理な現状です。19時スタートになると参加が難しくなり、どうしても、これからも続けていきたい自分の気持ちだと現状、もしくはeveningB=20:05-21:35の時間を設けて頂きたいです。
  なるほど.昔には戻れませんね.
Bさん:
試験的に行うかもしれない授業時間の変更についてですが、18:30〜なら今よりも都合が良いです。どうなんでしょう、みなさん終業時間はあって無いようなものだったりするんでしょうが、30分遅いだけでも余裕が出来るのでは?と思いますが。
  そう,ぼくもこの30分で相当,いけると思ったのですが...
Cさん:
eveningAを受講させて頂いた感想なのですが,入れ替えを意識しているため,作品がひとつ分作れなくなった気がしています。残りの10分が片付けの時間になってしまったのだと思います。以前でしたら,小泉先生に一度見て頂いたあと,残りの15分でそれを反映させたものを1つ作ってみる,という感じだったのですが,eveningAでは,その15分を作るのが難しくなった気がしています。現在の入れ替え時間15分でもそのような意識が私にあるので,入れ替え5分になれば,eveningAは(参加者全員が)そういうクラスになるのではないか?という懸念があります。残り時間数分といえども,その日々の積み重ねの時間は大きいのではないか,と思います。
  なるほど.入れ替えは不平等.15分でも...授業の終わり方ですね.
Cさん:
18時スタ ートというのが通説ですが:私が夜間部に通っていた時,デザインの業界はもちろん,残業を求められる会社に勤務していた人は,会社を辞めて入学していました。私もデザイン事務所を辞め,入学後は学校の掲示板でアルバイトを探して2年間を過ごしました。18時からの授業といえど,出席するためには生活形態を変えなければならなかった学生は多かったです。TS_gは全日の学校ではありませんが,eveningAを受講できる時間帯で生活している社会人は結構少ないのではないかと思います。
  なるほど.[B]だけがよいのかな.そう,東京の実社会に合わせて行かないと意味がありませんからね.18:00-19:00このたった1時間,悩ましい時間帯です.ぼくの考えに間違えありですね.
Dさん:
私はeveningA=18:30-20:00の回が受講可能です。あると助かる時間帯です。
  この30分を有効にできる方もいるようですが...
Eさん:
制作系の業務で、やはり午後6時スタートは厳しいかなぁと思い ます。個人的な意 見ですが、以前開催されていた
7時スタートのクラスが非常に自分のライフスタイルにあっており通いやすかったで す。学校が終わってから家に帰っても色々メモなどとれる時間余裕があった のです が、19:45-21:15だと、会社終わりも、学校終わりも時間が中途半端な気が してお りました。新しい時間帯に変更するのであれば、eveningA=18:30-20:00(入れ替え 5分)に参加しようと思い ますが仕事の状況によっては遅刻してしまうかもしれませ ん・・・
  なるほど。ぼくも同意見、ゴールデンタイムですね。ただ7時は難しい時間ですね。
Fさん:
授業時間についてですが、私も移動時間を考えると、18時半でも19時スタートでも 厳しい状況です。(始業時間が遅い分、18時台に会社を出るのは難しいです…)
  なるほど。
Gさん:
ご連絡いただきました、授業のお時間の件でございますが、私の場合、何時に始ま って何時に終わってもかまいません。
  こりゃ、うれしいね。
Hさん:
時間の変更についてですが、私は定時が18時30で、早めにあがれる日もあればそう でない日もあります。現在いつもBですが、それだと夕食取ってから少し早めに余裕 をもって登校(?)できるのでちょうどよいです。ほんとうはAの授業の方が気持ち的 にも帰りの時間的にも、ありがたいのですが…間に合いません。18時30分からの授 業ならなんとかなるかと思いまして、ためしに社長に木曜日だけ早めに来て18時に あがってもよいか聞いてみましたが、仕事先との関係もあり、なかなかむつかしい ようです。ですので、気持ちとしては暫定変更予定の18時30分がよいですが、現状 から考えると参加はむつかしく、またそうなると暫定Bは今より遅くなってしまうの で、やっぱり現在の時間どおりが希望です。19時スタートならギリギリ登校間に合 うかも…!?と言うかんじです。10分前入室は難しくなるかもしれませんが…。終 わる時間を考えれば19時スタートがいいです。
  ぼくは水曜は飯抜きですが(^^; ま、自由ですね。
Iさん:
私の場合、18:30からでも参加できません。勤務時間が9:30-18:30ですので、 19:00からのみになった場合、こちらも参加が難しくなってしまいます。夜の8時前 後スタートのクラスを残していただけると、無理なく参加しやすいのですが。。
  なるほど。そうですか。
  ッという感じでしょうか。。。今日一日考えながら仕事していたのですが、授業時間は変更なし、現状のまま。[A]は基本をパーソナルにして、予約が二人以上になった ら、通常授業。そして授業の最後を考える。。。いろいろな意見を考慮しながら、も う少し現状で走ってみましょうか。ただぼくにとってJさんの意見がうれしかった。 ぼくも朝の授業が一番好きです。(当初、夜の遅い時間をSafetyでつくってみた。そ れが一番混んできているので、実はがっかりしているのです)。日の出とともにタイポグラフィをはじめることが自然。。。午後7時前後の攻防に悩むとは。トホホ。
Jさん:
morning classしか出たことがありませんので、朝のclassと比較して意見言わせて もらいます。(夜のクラスの時間を変更しても、出るのは厳しい状況です。)入れ 替え時間が短いと、時間的余裕がなくなる気がします。具体的に、eveningBの場 合、少し早めに来て準備をすることができないなどのことが起きると思います。各 自がそれぞれのペースで、じっくり考えながら作業する授業スタイルなので、少し 早く来て準備したり、多少時間が過ぎても先生の意見を聞いたりで きる時間があっ た方が『TypeShop_g』に合っていると思います。morning classでは、そのへんうま くいっていると思います。また、その日作った作品以外にも色々な話が聞けること も、この学校の魅力だと思います。
Kさん:
私の場合、会社の定時が18時(9月と10月は18時半が定時ですが)なので、18:00〜の授業には間に合いませんが、18:30〜の授業には間に合います。通常は18:30〜、忙しい時期は20:05〜というふうに選択の幅が広がれば、
よりいっそう通い易いと思います。
  なるほど.定時ですか.
Lさん:
私はevening class[B]19:45の時間帯でしか授業を受けた事がないのでmorning classと比較することはできません。今勤務時間はAM9:00~PM18:00です。しかし実質上AM8:30~PM18:30という状態でして、evening class[B]19:45でしか出席できません。確かに、夜は体も頭も疲れているので、朝すっきりした頭と体で勉強するほうが、さらに充実するのでは、と思うこともあります。でも今のevening class[B]でも十分に学べると実感しています。moreを求めるなら、いくらでも条件を挙げることは出来ます。しかし私は今通える限り、最大限に学びたいと思っているので、今の授業の現状に満足しています。個人的にはevening class[B]を無くしてほしくないのですが、小泉先生が夕ご飯を抜いてまで木曜のevening class[B]19:45をやられていると知り、みんながベストということはないのだな・・・と痛感しました。難しいですね・・・
  まあ,人それぞれ,人生いろいろ...当初,始めた時,どのくらい自分自身ができるのか,朝晩朝晩朝晩朝晩朝晩やってみましたが(不可能でした),考えた結果=夜は週一がベストでした.ですので一晩2クラスにしました.しかし今回の時間的な論点から発生する不平等というご意見は重いので,基本を1クラスとします.何を平等とするかは論点でありますが>Mさんの意見は興味深い.(朝,夜[A] ,夜[B],それぞれ長所短所あります)
Mさん:
一応朝・夜両方に参加していた立場から意見を述べさせていただきます。たしかに夜Aクラスは入れ替えの時間が慌ただしく、授業時間が過ぎても先生の意見を聞くことや、その他様々な話をする機会は少ないことを感じます。ただそれが授業自体への影響を与えているかはよくわかりません。なぜならそれは授業に参加する人数とも関連があると思うからです。朝のクラスでも5人いれば、多少慌ただしいことに変わりはなく、逆にAクラスは人が比較的少ないので作品への意見をいただきやすいこともあります。Jさんがおっしゃるように人との交流を含め、タイポグラフィを学ぶことがこの学校の一番の魅力だと思います。確かに朝クラスはそれが実現しやすい環境が整っていると感じます。夜のクラスでもそれが実現できるように、なにか工夫を考えたいですね。とりあえずの現状維持+新たなアイデアに賛成します。
  ということで,まとめていただきましたね(^^).不思議とAさんからMさんまでメールが届いた順です!
以上です.今回はこの辺で!問題は多々ありますが,このような学校は地球上にふたつとありませんから...ま,ぼくは全力で皆さんにタイポグラフィを教えます.

31. TypeShop_g 製本ベーシッククラス 後期

前期授業満員御礼を申し上げます。
本来の、基本中の基本。
正確に紙を折って、糸でかがる。このことを知ってしまうと
身の回りの大切な紙が変化することが証明されました。
後期受講生募集を始めます。

●講師
都筑晶絵
●授業内容 (全5回)
1. 折りでのCDケースづくり
2. 蛇腹の折りでの本づくり
3. パンフレットバインディング (冊子の製本)
4. 少し難しい糊を用いない糸綴じの製本
5. 上記のテクニックからひとつを選んで,
 フリーに各自の冊子づくり (習得技術の見きわめ)
以上,すべてワークショップ(作業中心)
●申し込み手順
0. メールで願書請求を行います.
 住所+氏名をお知らせください.
 まもなく郵便で願書が届きます.
1. 願書をご記入の上,返送してください.
 先着順に決定.確認のメールが届きます.
2. 指定通り授業料をお振込みください.
 入金確認のメールが届きます.
3. メールの案内に従って,
 白金の教室に授業日にいらしてください.
★1=願書一次締切り8/25消印有効
 (以降はキャンセル待ちで随時受講可能)
★2=年内は下記日程通り6講座開講します.(各講座定員4名)
昼間部A,B,C=毎週土曜日14:00-17:30
夜間部F,G,H=毎週月曜日18:00-21:30
 3時間の立ち仕事となります.
 30分の休憩でお茶をしたり,製本のお話など気軽にできます.

★3=受講資格は問いません.
★4=TS_gでは個人情報完全保護のため,コンピューター上で一切のデータのやりとりや書き込みをいたしません.使用するのは必要最小限のメールのみです.ご了承ください.
●授業日程(昼間部)
講座A
1. 授業(9/6)
2. 授業(9/13)
3. 授業(9/20)
4. 授業(9/27)
5. 授業(10/4)
講座B
1. 授業(10/18)
2. 授業(10/25)
3. 授業(11/1)
4. 授業(11/8)
5. 授業(11/15)
講座C
1. 授業(11/22)
2. 授業(11/29)
3. 授業(12/6)
4. 授業(12/13)
5. 授業(12/20)
講座D (2009年1月予定)
講座E (2009年2月予定)
●授業日程(夜間部)
講座F
1. 授業(9/8)
2. 授業(9/15)
3. 授業(9/22)
4. 授業(9/29)
5. 授業(10/6)
講座G
1. 授業(10/20)
2. 授業(10/27)
3. 授業(11/3)
4. 授業(11/10)
5. 授業(11/17)
講座H
1. 授業(11/24)
2. 授業(12/1)
3. 授業(12/8)
4. 授業(12/15)
5. 授業(12/22)
講座I (2009年1月予定)
講座J (2009年2月予定)

●振替授業の制度があります.
●授業料=35,000円
 タイプショップgクーポン券使用可
 別途教材費=3,000円
願書請求/お問い合わせ
hitsh@htypo.net

30. TypeShop_g/活版クラス 本日始動

●なぜ,活版か.
TypeShop_gの精神とも言うべき活版は
ひとつの到達点である.
現在,
活版はアーチストの回顧であったり,ホビーの延長線上で
もてはやされいるが,ここでのそれは全く違う.
ここで目指しているものは,現代社会で,いかに,
文字と向かい合うかという問いを見つけるためである.
源が,
職人の仕事であった植字工/印刷工の技術をアマチュアが
その精神として継承することはできない.
しかし,
1910年代のモダン・タイポグラフィの誕生から
1990年代までのバーゼルの教育の終焉まで,次第に
変化していくことをここで確認して,その存在を
実証したい.
一枚の紙に活字が接して印刷の瞬間まで,それを
前提にした数々の試行錯誤から,正確に文字を組むことの
重さと純粋で美しい結果を出したいのである.
==
今日は
第1回:活字に慣れる(活字と重力)...
やっと,ここまで漕ぎ着けた.受講生の2人に感謝したい.
そして準備に気の遠くなるような作業があったことを付け加えておく.

29. タイポ・クラス はじめての休講

来る5/22(木)休講いたします。
「瀬底恒さんお別れ会」に出席のためです。

デザイナーのアシスタントとして始めた頃、ぼくは全くデザインのことを知りませんでした。その頃、瀬底さんから多大なものをいただいたと感謝しています。ヘルベルト・バイヤーと交流が深かった瀬底さんは、ぼくにとってすばらしく輝いていました。尊敬する人のひとりです。瀬底さんと出会っていなければ、ひょっとするとスイスに行っていなかったかもしれません。(限りなく本物を知っている人でした)
『瀬底恒を巡る100人のボーイフレンド・ガールフレンド—戦後日本のデザイン界を支えた瀬底恒さん—』(非売品)という本があります。彼女の偉大さがわかります。

28. 製本クラス 講座E

この度,ご都合で受講できなかった方,
締切後の申込みでキャンセル待ちでおられる方を対象に
講座EXTRAを設けました.
講座E
1.授業(7/19)
2.授業(7/26)
3.授業(8/2)
4.授業(8/9)
5.授業*(8/10)
で受講していただけます.
授業内容はA-Dと同様です.
受講ご希望でしたらば,メールにてお知らせ下さい.
すでに2名の方が決定していますので
あと2名の席は,公募とし,
申し込み順とさせていただきます.

27. TS_g/schoolの5月/6月そして後期から

6月で2年目に入りますので,すこしづつ3つのクラスを充実させていきます.
1.
タイポ クラス=6月から木曜日の夜のクラスがふたつに!今までの19:00スタートが
eveningA=18:00-19:30
eveningB=19:45-21:15
となります.インター15分で完全入れ替え.
2.
製本ベーシッククラス=後期から土曜に加え,月曜の夜のクラスをスタート!製本アドバンスクラスも計画中.
3.
活版Cクラス=活版のテスト運転をしました.まだ片付けと整理が終了していませんが5月からテスト的に始めます!受講資格はタイポ クラスの3段のグリッドが終了した方とさせていただきます.
●予定時間割
曜日=AM=PM=EV
月=×=×=製本
火=×=×=×
水=タイポ=×=×
木=×=×=タイポ
金=○=○=活版C
土=×=製本=×
日=○=活版P=○
タイポ+活版/小泉
製本/都筑
製本/月曜夜=後期開講
活版Composing=組版の授業
活版Printing=印刷の授業(計画中)
○は活版作業者=活版クラス受講生は見学できます(予約制).
×はパーソナルレッスン用時間
==============
夏期は好評だった早朝タイポクラスも増設と思っております.