瀬戸写三玄天目

この天目茶碗は最高。曜変天目は尊ばれるが、ぼくには全く興味がない。真逆のこの茶碗ほど素晴らしいものはない。高台には仁清の陶印がひっそりと小さくあり、「三玄」の墨書がはっきりとある。早くこの茶碗で供茶をしたい。大徳寺の三玄院什物。当塔頭には千利休の墓所があり、表千家の茶の湯の原点がある。元伯宗旦が幼き日に三玄院の春屋宗園のもとで喝食(かっしき)として修行していた。それらを伝承する場の精神がこの茶碗に厳封されているといってよい。

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