『句経』

北園克衛俳論集
風流陣発行所 1939年7月5日
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 最近、煎茶が盛んに成りつつある事は尠くも意義ある事といって良い。然しそれが抹茶のフォルマリズムに接近することを意味するならば問題にならない愚かなことである。煎茶の境地を作る事と煎茶のフォルムを作る事とは出発に於いて両極を意味している。境地は慣例を作る場合があるが、形式は決して作らない。慣例を形式化する者は常に亜流のペダンティシズムである。
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 慣例は可能性の上に存在するものである。形式は可能性を拒否する事に依って存在するものである。
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このページしか、読めなかったのですが、「形成」をなりわいとしているものにとって、とても深い意味をもっているような感じがします。

『二天の窟』

  一切の飾りをとり去って……。
とそのとき武蔵は思ったのである。もとの孤独な兵法者に立ちもどって、おのれが歩いてきた道を顧み、おのれが仕上げた剣を凝視する。…今度の書きものには、そういう心の動きを強いるものがあったのである。

松月堂古流展

10月31日 笹の雪4階 10時〜16時に展示しております。どなたでもご覧頂けます。なんと、実家の近所で!
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家元から、直にご指導を。。。
五色の菊とは、花の白、黄、赤、葉の緑そして花器の黒。そして細かいコンポジションの配慮。なんと、極めることはすばらしい!これが真の重陽の節句。

初のmore trees展

今晩オープニングでした。とてもたくさんの人!
実は、何を隠そう、ぼく、どうしても見たいものがありました。ecoffinです。実物は、今まで見たことがありませんでした。今日始めて。展示はモノがモノだけに、めったにありません(左奥に展示してます)。これを見に行く価値は、あります。
http://www.ecoffin.jp/catalog.html
デザインした白鳥さんとも、会場でお会いできて、うちがデザインした「more trees design」の名刺も!なかなか。。。
地下の写真展、なかなかいいですよ!

桑澤洋子生誕100年事業 SO+ZO MOVEMENT

とても楽しみです。
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展覧会記念 連続シンポジウム
会場:専門学校桑沢デザイン研究所
総合司会:山根基世(LLPことばの杜代表、元NHKアナウンサー)
教育機関である専門学校桑沢デザイン研究所と東京造形大学の新たな可能性を検証するために行う講演会です。桑澤洋子の教育がもたらしたものについて検証し、今日の芸術教育をめぐる問題提起を行ないます。
2010年11月14日[日]
SO+ZOの、過去・現在・未来を語る一日
▼シンポジウム第一部 14:00−16:00
「桑澤洋子とデザインの時代−初期の教育とデザイン思想」
パネラー:小泉和子(建築史,室内意匠史), 沢良子(デザイン史), 羽原肅郎(デザイン史), 向井周太郎(デザイン史)
司会:新見隆(キュレーター)

粋な職人

昨日、近所の寿司屋で聞いた話:
尾久に「末広寿司(口頭の話のなかだったので、字は不確か)」という店があったそうです。とてもすばらしい寿司を喰わせる。。。その主人は、弟子や息子にその店を継がせなかった。みなすぐれた職人なのに「おれの寿司はおれでおわり」、、、その店は、おやじ一代で終わり。店そのものも、壊して、更地にして、閉じたそうです。とても美しい。憧れますが、なかなかこのようにはできないと思います。

tw_008

どうもありがとうございます。実は、このシリーズ、いろいろありまして、実際、大学の教師時代、夏休みのイベントで小学生の親子に実施した「りんごのきもち」というものもあります。
via web
RT: Ken_echochrome これは面白いなー。大喜利に通づる発想力テストのデザイン版。ぜひ小学校の授業の教材にしてほしい。■ タイポグラフィの基礎を学ぶことができるiPadアプリ「EL」 http://j.mp/9xIE2d