気谷誠さんの謎

今日、午後、目黒美術館区民ギャラリーで「愛書家の肖像」というトークショーが行なわれた。
製本家の大家さんからご案内をいただき、東京製本倶楽部展ということもあり、都筑先生と伺った。
山田俊幸さんのお話から1986年に指月社から刊行された『メリヨンの小さな橋』という本のこと、当時のことが思い出された。
そのときに、気谷さんとお会いしている。
ぼくはまだフリーになりたてで、大家さんから活版の本文組の基本デザインを教えていただきながら、仕事をした記憶が蘇った。少部数でほとんどの人が知らないけど、質の高い、上品なフランスの香をもった版面のページで、銅版画が挿し込まれている。そして大家さんの完璧なシンプルなルリユール。発刊の案内のカードもなつかしかった。ぼくの初期の仕事だ。
昨年9月に肝臓癌で亡くなられ、もうお会いすることができないが、何かあの時にお会いして、お話したことが今でもぼくの中に残って、何かがあるのだと思う。今日はお話を聞けて、少し謎がとけたような感じする。
季刊「銀花」夏 第百五十八号 黄金の国を求めて-追悼書物の人・気谷誠
おそらく詳しく気谷さんのことが載ることでしょう。最期にお聴きになっていたSP盤のショパンの「別れの曲」ふらんす語の唄つき、、、重かった。
http://bibliotheca-g.jugem.jp/
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それにしても、大家さんの実演「はなぎれ編み」は感動した。
それと福永武彦『芸術の慰め』『象牙集』の話しが出た時、ちょっと鳥肌が立った。

the one

救世主がこの世を去ってしまった。もう一度、あの歌声を聴きたかった。悲しいです。
http://www.youtube.com/watch?v=yfK3KLT9TwU&feature=PlayList&p=5CA9481A4BE7A5C2&index=24

zero rh+

ようやくSTYLUSを手にいれました。顔にフィットするこの感覚なんともいえません。
これでUVから完璧に目を守って、野良仕事ができます。(眼科で忠告を受けていただけに、、、)
ぼくのはXS、テンプルは色違い、子供用。。。
http://www.zerorh.jp/blog/2008/07/post_4.html
20090504-zerorh+RH61704.jpg

KERN

★★★★★
このアプリさいこ〜〜。
喫茶店でインベーダーゲームにはまって以来、TVゲームなんかやったことないこのぼくがはまってます。
今朝の早朝授業の終わりに、受講者たちと初めていらした神戸からの面談の方に祭日スペシャルでお見せしました!大受け!!
これはうちの授業の「universでスペーシング」とは真逆なんですが、「helveticaで詰めて組んだ単語の一カ所欠いた一文字をその該当する隙間に正確に突っ込む」っていう課題。こんなの作るアホがいるんですね。やって楽しんでいるアホもいますが。。。
http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewSoftware?id=304330441&mt=8
20090429-KERN.jpg
下の黄色い●をドラッグして位置を決めて、未完成の単語を落として、本来あるべき位置とのヅレを自動的にはかる。
http://www.formationalliance.com/index.php?id=39
http://www.creativeapplications.net/2009/02/13/kern-iphone/
これはある意味で「目のいいトレーニング」ですよ。
typographerは電車中でやろう!

2CDR

>> ロビンさま:
>>
>> タタミ カサネ クミナオス shimaf
>> 2008 summer sessions Mimiz
>>
>> 拝聴いたしました。
>> なかなか、がんばってる若いおとですね。
>> TG思いだっしゃた。
>
> りきみ過ぎ、がんばり過ぎな部分はあるかもしれませんね。
その感ありますね。でも情熱こもってますよ。
>> ぼくがiTunesではじめて買った曲、
>> John Cage 4’33”
>> http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=308019035&s=143462
>> :
>> :
>
> 初めてがこれとは、、すごいですね。
> Cageさんの作品は知っていましたが、
> CDとして出ていたとは知りませんでした。
> CDをプレーヤーにセットする行為そのものの意味が強調されそう、
> ではiTunesのデータの場合はどうだろうか、など考えさせられます。
> 聴くことに主体的なるためのトリガーとして4’33″はコンサート形式でなくてもやっぱり強力ですね。。
これって、CDなんですか?amazonにはないみたいですね。
実は、ちゃんとした曲は「ライブのhibari」です。全公演集めています。今ぼくのiPodにはそれしかはいってません。
> mimizのメンバーにも感想転送させてください。
> CDR聴いていただき、ありがとうございました。またお会いしたいです。
また次のできたら、楽しませてください。
http://bookofdays-shop.com/?pid=10659851

芸術新潮5月号の「つかう」というコラム

最近お気に入りの「箸」について、載せていただきました。
なんと。親父がよく読んでいた「芸術新潮」にぼくが載ったと知ったら(生きていたら)、きっと焼きもち焼くだろうな。(^^)
編集の柴田美穂さん、どうもありがとうございました!彼女の手でなければ、このように、やんわりとまとまりませんでした。やはり、文章って、フレッシュさ、、、じつにいい!
それにしても、この箸の絶妙な曲線。。。
ムーミンの号です!

開墾鍬

山間の春は不思議。いっぺんに花盛り。辛夷(こぶし)の花がみごと!
山桜、花桃、梅までいっしょ。山野草のちいさな花や蕾でいっぱい。
週末はできるかぎり山の開墾、少しでも美しい山に。古い三本鍬は根元で折れた。開拓鍬と一日中と格闘。。。つるはしでやりたくなるほど固いところも。。。
それにしても、乾燥している。山火事になってはたいへん。。。
高知の山林もそうでしたが、木々の手入れ。身近な日本の森からすこしでも考えていきたいものです。

日本の紙の行方

1時限目:
プレゼンが早すぎて、、、ぼくは朝強い方で、頭はハッキリしていたつもりだけど。。。これでは、スライドもまともに見ることができない。同時通訳者も原稿読むのがたいへん!
2時限目:
経済の視点でのFACT。これはかつて北越製紙がそのままに決定した瞬間から、国際競争に負けるという答えが出たのであって。すべて既にわかっていたこと。このままだと日本の製紙業は時間の問題でしょう。
3時限目:
ウ〜〜、聞かなきゃよかった。
4時限目:
日本の森林の話をしなかった。昨年あんなに問題になった古紙の今後のことも不十分。全くの期待はずれ。
5時限目:
手漉き和紙=あなただけの紙。。。地方の紙産業にはがんばってほしい。
午前中だけで、以上。残念だけど、得るものは全くなかった。重要なテーマだと思ったのに。
確かに濃縮はされていた。しかし、ぼく個人的には、このような内容は、ひとつひとつていねいに、そしてそれらには関係があって、とことん聞きたいというのが、、、でも、ぼくみたいなSUPER BOTTOMS’がいうべきことではないと思うけど。とりあえず、ひとことだけ(^^)
http://www.takeopapershow.com/index2.html
http://mainichi.jp/select/today/news/20090422k0000m020031000c.html
王子製紙:一転、最終赤字70億円 3月期業績予想修正 2009年4月21日 18時45分