2007年の幸せ感

今年一年を振り返って.
たいへんな年でした.大学教授という任務を終えてから,一人で活動することになり,支えてくれた人がいます.
その人に心から感謝しています.
人生あまりこのような機会は多くないと思いますが,乗り切ることができました.
そして,今は自分の信念の方向に向かっていけるという,ちいさな幸せ感があります.(どうなるか全くの未知数です)
1.
ぼくのタイポグラフィ学校は世界に例をみない唯一の場です.受講者の方々もわかっていただきつつあり,幸せです.デザインを知り尽くした方も全く関わったことのない方も学び取れ,教えるぼくも毎日が精進です.
2.
20代でフリーのデザイナーを始めましたが,そのときの初心に戻れました.デザイナーとはどういう仕事なのだろう.今までの経験を認めてくださる人たちといっしょに作り上げていける幸せ.文字や出版物の尊さを感じ取れる仕事を探す旅なのだろう.そしてそのひとつ,スイス・タイポグラフィとは何か…をつくりはじめました.
3.
ぼくたちのまわりの問題.正面を向いて,他人事でなく意見を言っていかなくてはならないことがたくさんあります.次の世代の幸せのために.

2007年だいわ文庫の2冊

今年はちょっと新しいトライアルをした2冊の文庫:
1.
『好感度急上昇の話し方聞き方伝え方』
デザインを当時TS_g所属の阿部宏史氏(すでに彼は独立している)が担当.
cover
http://www.daiwashobo.co.jp/products/2007/07/book3526.php
2.
『夜の凹み本』
デザインを猪俣みのり氏が担当.彼女は長岡造形大学2期生,神田昭夫研究室出身でぼくの研究室出身の平澤智正氏とユニット(ちどりぐみ)を組んで長いが,今回は彼女がぼくとコラボレーション.
cover
http://www.daiwashobo.co.jp/products/2008/01/book3824.php
2冊とも,じっくり時間をかけていて,本文組みもよい仕事になっている.
また,平澤氏とはいっしょに文庫のためのInDesignの実践的で多様な組版をしはじめている.皆,次世代のデザイナーだ!
たのしみ.

kashiwazaki & shibata

昨日,apのメンバーで新潟の新発田在住のアーティスト
吉原悠博さんと初めてお会いした.話がつきない.
実家が古く,写真館を営まれている.
http://web.mac.com/snow999/Spiral_site/Blog/Blog.html
とにかく,署名が欲しい.もっと欲しい.(これがふたりの結論)
地震から半年,もう人々は忘れ始めている.問題だ!
https://www.sitesakamoto.com/unplug_kariwa/
安全な未来のために!
署名してください!
そして、apバンクの田中優さんの本、ぜひ読んでください。
たいへんわかりやすく書かれています。きっと目覚めますよ。

修悦体

http://www.youtube.com/watch?v=cmYo_rBDJkE&feature=related
新宿駅かと思っていたら,実家のちかく日暮里駅だったのですね...すごい人気.ゴシックもここまでくると,なかなかいいなぁ(^^; 深津章さん,おしえてくれてありがと.

the other side of MICHELIN guide Tokyo 2008

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ぼくのミシュランたちはおやじが1965年に渡欧した時、買って帰ってきたものが主で、カッコイイので中学ぐらいから、ぼくのものにしちゃって大好きで眺めていた。
最近のものは全く持っていなかった。。。Red guidesの☆についてはfunnyな話が多いと聞いていたが、、、山本益博著『「3つ星ガイド」をガイドする』をザっと読んだら。おもしろい!
1.
評価をするということ
2.
料理人の個性や哲学のこと
フランスで修行したことを日本に持ち帰って追求しているシェフ。。。
全くその通りだ。