いじめ

先週まで放送されていた「ひきこもり先生」
https://www.nhk-ondemand.jp/program/P202100249400000/
人生の一部として、深いものがあった。ところがなんと問題提起でなく、現実問題:
オリンピックの音楽担当のいじめ差別問題。すべての情報を取り入れたわけではないが、最低の人間だと思う。まずこのようなかたちで世間に出る事態、全く相応しくない。無音でやってほしい。2020Tokyoは根本的に反対だが、この問題は論外。やってはいけない。パラはなおのこと。ぼくは幼少の頃から、いじめられっ子。胸が張り裂ける。

露堂々

ろどうどう、とうとうこのお軸を掲げるときが来ました。ちょうど本日、長年かかっていた本の第2版が堂々!
「明歴々露堂々(れきれきとあきらかに、どうどうとあらわる)」の下句。圜悟語録の僧問「明歴歴露堂堂。因什麼乾坤收不得。師云。金剛手裏八稜棒」からですが、この立派な筆の書き手の詳細が不明。通常は六字なのだか三字で唐紙一杯に強烈。
同時代の宗匠、即中斎無盡宗左ですが1936年に兄不信斎宗員を亡くし、その翌年に父敬翁宗左も亡くなったため1937年に表千家十三代家元を継ぐことになる。「即中斎」という号は、兄が亡くなった年に大徳寺489世/晦巌大楳より?他説は大徳寺501世/天彗義正より?この僧は参禅の師である(同時に授かるものなのか?)。太田常正の書は決まった有名な言葉が多く「萬々歳」「雪月花」とか「天地一家春」「常行一直心」がほとんど、やはり師家。

Legendary Great Fires

Olympic Flameのことを日本でだけ「聖火」と言っているだけで、誤訳である。逆に直訳の「Holy Fire」は、どうやら正教会のイースターの前日の聖土曜日に起こる奇跡の火の伝説?で怪しい。
「聖火」の起源はゾロアスター教の伝統の中で最も重要な三大守護聖火。Adur Burzen-Mihr、Adur Farnbag、Adur Gushnaspのことを「Great Fires」または「Royal Fires」という。原語が全く違う。
一方、今日7月9日、東京に入ったオリンピック聖火はIOCの権限の元、ギリシャのオリンピアで起こされたオリンピックの象徴。その起源は古代ギリシア時代に遡り、ギリシア神話に登場するプロメーテウスがゼウスの元から火を盗んで人類に伝えたことを記念して、古代オリンピックの開催期間中にともされていた火。1928年再び導入されて以来、近代オリンピックの一部であり続けている。聖火リレーの起源は、1936年にベルリンオリンピックで導入されたプロパガンダ。

聖火より、多くの飲食店の火を消さないで欲しい。おそらく食の神のバチが小池と菅にあたる。

愚の骨頂

https://mainichi.jp/articles/20210703/k00/00m/010/034000c

安倍前首相「反日的な人が五輪開催に強く反対」=こんな奴に何か言わせていいのか?

https://www.asahi.com/articles/ASP747SJ9P72UTIL03R.html

荒川区では、落選の自民候補「大変な逆風」 安倍氏が応援に入った、自民前職の崎山知尚氏が返り咲きを図ったが、果たせなかった。記者に「国政の影響があるか」と問われると、「分析できていないので何ともいえない」と話した=当然。

今頃、レビュー

★★★☆☆ 可もなく不可も無く
2021年3月14日(なんと3ヶ月前)に、Amazonカスタマーさんが。

「簡単に知識へアクセスできる辞書的な使い方が出来る。全体に備忘録的なあっさりとした内容、説明であるため一度得た知識を思い返すような使い方には良いが、馴染みのない人には説明不足な印象。もう少し踏み込んだ内容にすると尚良い。」

第1版のサイトを久しぶりに見に確認しに行ったら、このようなレビューが!どうもありがとうございます。相当レベルの高い方とお見受けいたします。ま、今回の新版も同じように感じると思いますが。よろしかったらご購入お願いいたします。
はい、この方がおっしゃるように「説明不足」です。つまり、タイトルと入り口だけを見開きにまとめた本です。深く追求したり研究したり、オタクの本ではありません。あくまでもわかりやすく、情報を削ぎ落として、極限まで削ぎ落とした入門のハンドブックです。図版を湯水のように入れたら(文字も大きくして)、百科事典のように大判で分冊になってしまいます。つまりこの本は高価な大全ではないのです。おそらく今の時代、そのような豪華本を購入する人はいないでしょうし、時代にあわない。すべてネットで一見して流してしまう、、、そして、重要なこと、この本のこの1ページを見てそのテーマに開眼して、そこから無限に深く勉強してほしいのです。いずれにしろ、いろいろ意見があることはいいこと。よろしくお願いいたします。
一言、今回の改訂は、akira1975さんとduo! ちょっと見はわからないと思いますが、細かいところがものすごくよくなっています。鳥肌ものです。彼は偉大です。

『タイポグラフィ・ハンドブック 第2版』目次

ISBN978-4-327-37749-6

(*新項目/第1版から大幅に変更)

第2版のために*
目次とコンセプト
本書の使い方

Alphabet
アルファベットの構成要素
日本人の視点
カーブを見る力
カウンターを見る力
グリフ
分類法
Vox-ATypI*
ハッシュタグ*
エレメントの名称
ローマン体と変遷
抑揚とセリフ
サンセリフ書体の変遷
ターミナルのカットの角度
ヒューマニストのあり方
一階建てと二階建て*
幾何学的なモダニズム
スーパーファミリー*
タイプデザインの最近の傾向*
スクリプト書体*
ブラックレター書体
タイプライター書体
ステンシル書体
デコラティブ・スタイル*

Characters
タイプデザインの重要な人物*
組見本_66書体*
(以下追加書体) Akkurat Albert Arial Brandon Grotesque DIN Dolly Fedra Fournier Freight Guardian Egyptian Janson Parisine SangBleu Kingdom Scala Stanley Unica

パングラムとイソグラム

和文書体組見本*

イワタ明朝体オールド
精興社書体
ヒラギノ明朝体/+游築五号仮名
本明朝/本明朝小がな
モトヤ明朝
筑紫明朝/筑紫Aオールド明朝
平成明朝体
リュウミン/+リュウミン オールドがな
リュウミン+秀英5号
秀英明朝
凸版文久明朝
小塚明朝
游明朝体/+游明朝体五号かな

教育のための漢字制限*
写植文字盤*
タテ組の基礎*

Multilingualism
基準線/並び線
ハイトによる差別化
大きめにみえる書体
視覚的対等化
多言語フォントのライニング*
和文組版の基本
日本語グリッド
ヨコ組用かなとタテ組用かな
混植の相対的な位置
タテ組混植の相対的な位置
漢字とかなのエレメント
フトコロと大きさ
漢字の性格
かなの抑揚*
和文組版の禁則
行末調整
可読性
タイポグラフィックマトリックス

Treatment
スケールと単位
文字のサイズ
ポイント尺
ユニットとセット幅
スペースとインテル
レタースペース
スペーシングの視覚調整
微細なスペーシング
ワードスペース
ハイフネーション
ジャスティファイド
ラギッド
センタード
行間
組幅
行送りの相互調整
字数計算チャート
アルファベットレングス
活字調整表
パラグラフ
文字の差異のつけ方
見出しの階層
大文字の扱い方

Format
貴金属比
フィボナッチ数
アスペクト比
ブックフォーマット
版面の決定
ノンブル位置の決め方
ページプロポーション
グリッドシステムの基本
グリッドの基準線に揃える方法
マルチカラム
カラムのコントラスト
本文の流れ*
複合的なグリッド*
カスケード・グリッドシステム*
表組
罫表組

Technology
タイムライン*
活字彫刻機
自動活字鋳造植字機
写真植字
タイプライター
セレクトリックタイプライター
フォントファミリー
ビットマップフォント
ピクセルフォント*
文字表示と文字認識*
ピクセルフォント*
アウトラインフォント
テフ/メタフォント
オプティカルサイズ
ウェブフォント*
マルチスクリプト・タイポグラフィ*
ランダムフォント/キャプチャ
バリアブルフォント*
キー配列
アスキーとキーコンビネーション

Standards
国際規格の/アメリカのペーパーサイズ
日本特有の規格サイズ
海外特有の規格サイズ
国際規格の封筒サイズ
アメリカの封筒の機能
日本の封筒規格サイズ
端物印刷の規格サイズ
封筒の構造と名称
レターヘッドの折り方
C列の封筒に適した書類の折り方
郵便物宛名面の配置
C列のためのタイポグラフィ
窓つき封筒
レターヘッドのタイポグラフィ
カードのタイポグラフィ

Glossary
ファウンダリーとフォント・パブリッシャーのリスト*
タイポグラフィの専門用語*
フォント名リスト*
ノックオフフォント*
協力者一覧*

広告:世界の文字と記号の大図鑑/図説サインとシンボル

追記:第1版と第2版の制作の発端は、ワインガルトのインスタンブールでの一言がきっかけとなっている。「ヒトシ、ぼくの本を作る前に、まず日本人に “Typography”とは何かを考えることを教える必要がある。その本を作ってからそのことを考えよう。」っと。このことを達成するのに時間がかかり過ぎた。

飛瀑巌前肌生粟

ひばくがんのまえにはだえにあわをしょうず

瀧の墨画。夏の茶室にはピッタリの漢詩。大概、直下三千丈と書かれている。両脇にはアブストラクトな厳しい筆運び。しかし、この絵はなんか弱々し~い瀧口(ふつうは強烈)。また岩が三つ。そこがとても気に入った!見たことのない緩ーい瀑布自画賛。そして完璧な白地の紙はすべて水(先日の穴のあいた其一の滝図が気になるw)。滝壺は無限にその下に。

甲子1924年、視篆開堂54歳の伝衣若書か。とてもとても好みの拙い水と墨。名の上に記されている通りに、今年の三伏日、初伏7月11日に掲げる予定。なお中伏7月21日、末伏8月10日と続く(計三回)。しかし今日、6月21日の夏至にもならないのに昨日から暑いのでかけてしまった。なんと目に涼しい。