43. 春節好(チュイン・ジェイ・ハァウ)

旧正月(昨晩)にやっと,みなさんへのご挨拶を投函できました.
昔大学や専門学校で教えた人たち,今白金で教えている人たち,かなりの人数になります.みなさんの顔それぞれ思い出して,一言づつ...ぼくにとって,とても大切なことです!
新婚さん,ご結婚されて赤ちゃんがいる人.デザイナーで活躍されている人,いろいろです.
年に一度,みなさんから便りが来ることはたのしみです.
さて,今まで,がんばってこられてBaselに進んだ人は5名(進行中).ひとつのゴールであるletterhead+envelopの印刷にかかる人が1名...着々と!
今年初めてBaselをやった人の作例(ぼくが部分を説明のため隠していますが)!まだ,まだアマイ仕事ですが,タイシタものです.ぼくも今年もはりきってやります.どうぞよろしく!
student's work
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2月から当分の間、以下のクラス体制で進みます。夜間部の満員(キャンセル待ち)が続いているためです。
水曜朝=7:30–9:00
木曜夜=19:45–21:15
金曜夜=19:00–20:30
いずれのクラスでも、お一人活版組版のエクササイズはできます。

39. タイポ・クラスの参考書

cover
先週届きましたHelvetica forever(ドイツ語)試しの2冊は
完売いたしました.
さて
Helvetica forever(英語)をご希望の方がいらっしゃいましたが
年末に出版予定となっていますが,詳細は未定です.
おそらく,世界同時発売と思います.
ご希望の受講生の方がどのくらいいらっしゃるかわかりませんが
たぶん,直接頼んだ方が安価と思います.
T.S_gではその冊数分をまとめて買うことを考えています.
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それとタイポグラフィ・クラスの参考書として
以下のおなじみの4点の本を年に一度か二度
直接版元あるいはamazon.de(ドイツ)どちらか安い方に
オーダーしようと思います.御希望の本がありましたら!
本校での斡旋は受講者からのその時の受注冊のみで
時価(購入日のレート)でということになりますが...
amazon.comが値下げしている場合がありますね.
とりあえず,計算しやすいUS$で.
Ruder: Typography A Manual of Design
Weingart: My Way to Typography
Hofmann: Graphic Design Manual
Brockmann: Grid systems

38. タイポクラスの受講者のご意見03

パーソナル・クラスの感想:
>思いがけずパーソナル・クラスにシフトしてしまいましたが,
>私の場合,その方がいいのかな,と思いました。
>正直,2回にわたる3段グリッドを受けましたが,
>発想が平面構成の域を出られず「グリッドを使いこなす」
>という感覚がつかめないで,悩んでいました。
>でも,今日,ちょっとわかっちゃった♪♪
そういっていただけると.
授業料が高いですが,Kさんはパーソナルがいいと思います。
プロのデザイナーの日常の雑談のような中,話しながら
きちんとぼくからご説明して,納得していただけますので。。
真のアドヴァンスってことでしょうか?
>1回14,000円と,思えば高額ですが,
>もし,今日パーソナルでなければ。。。
>私は自前のグリッドだけしか作ってこなかったですし,
>同じことの繰り返しだったと思います。
>パーソナル1回で通常の2回分を理解できれば同じですし,
>場合によっては3回分を理解できることもあるかも
>しれません。
>前回パーソナルを受けたのも2段グリッドに入った時で,
>すっごく困っていた時期でした。。。
グリッドは2段から3段に移る時に
その人がグリッドをどのくらい理解しているか
ハッキリわかります。踏絵ですね(^^)
プロでエディトリアルやっている方でも正確に
理解されている人はそう多くはないでしょう。
横組3段の深さ。
特に、チューリッヒでなくバーゼルは。。。
>あと,私の場合,仕事の世界が常につきまとって
>いるんですね。
>「これが自分の仕事のどこにいかされるのか?」って
>無意識にいつもいつも考えながらなんです。
>答えが先にないと,進むべき道が見えないのだと思います。
>基礎を積み重ねて答えを見つける,というのとは
>思考が逆なんだと思います。
そう、うちのクラスに来ている人も
ぼくが「ホイッ」と目の前で、やっちゃうと唖然としています。
基礎は大切です。いくら書物を読んでもわからないと思います。
だから「道場」なのです。基本は態度で示す。論より証拠。
あと、ぼくはバーゼルでアメリカ人に60年代のスイス
タイポグラフィ教えていましたから。。。全然自然です。
>だから今日はすごくよくわかったのです。
>家で作っていた時は,とにかく平面構成で,
>各ページにバリエーションを作ることばかり考えていて,
>写真として見えてたり,黒い面積として考えたり,
>定まらなかったんです。でも,今日の授業で,
ヴァリエーションは大切、無限に作れなくっちゃ。
>これはページもので,展開にルールが必要。
>それをグリッドを利用して作っていく。
そぅ!それは次回のおたのしみ。
>そう理解すれば自分のデザインの世界に引きこんで
>考えられるんですね。
>(ちょうどのってきたところで時間がきちゃいましたが)
>こういうのってパーソナルならではかなっ,と思いました。
のってきたことで、御自分の仕事に向かう!
これが理想ですね。とにかく、即、戦力。

37. タイポクラスの受講者のご意見02

>今日、小泉先生と授業後、お話しして自分が
>タイポグラフィに対し、「正しいルール」があるのだと
>変に理屈っぽく考えすぎていたと気づきました。
そうでしたか,あなたらしいですね(^^)
>大学ではA先生、B先生、C氏それぞれのタイポグラフィの
>方法論を目の当たりにしてどれがが正しいのか
>混乱していた部分があり、なかなか学んだことが
>身に付かないもどかしさを感じていましたが、
その先生方方はそれぞれ正しいと思っているのです.
そして教えているのです.
>小泉先生の「道場」に通い、
>実際に手を動かしながらタイポグラフィを学んでいると
>理屈だけの世界ではないのだなと感じるようになりました。
>奥が深い世界なのだからもっと自分なりの模索が必要ですね。
そう,自分です.
自分のスケールをもつことです.
それを築き上げることを助けるのが,教育です.

33. タイポクラスの受講者の皆さんのご意見01

学校の一週間の夏休みが終わりました.生命体のように進化していく学校=TypeShop_gですが、ここのところの少しづつ新しい受講者の増加の傾向にあります.そのために6月から実施しています ふたつのevening class [A][B]が小泉の思ったように運んでおりません.クラスの希望に大きな偏りが生じております。本来,夜間部というものは 18時スタートというのが通説ですが,社会,デザイン業界の不健全さが悪化していることが理由ではないかと内心思っております.
そこでテスト的に木曜日の夜のクラスを
18:00スタート
から
18:30スタート(入れ替え5分)
にした場合,[A]でも受講可能な受講生の方がいらっしゃるのかどうかを,調査いたしました.
その回答を御紹介します。
Aさん:
当方はそんなに厳しい時間態勢ではないにしろ、早くて19時に会社をでるのが限界と認識しております。時間変更して頂いてもeveningAに参加するのは無理な現状です。19時スタートになると参加が難しくなり、どうしても、これからも続けていきたい自分の気持ちだと現状、もしくはeveningB=20:05-21:35の時間を設けて頂きたいです。
  なるほど.昔には戻れませんね.
Bさん:
試験的に行うかもしれない授業時間の変更についてですが、18:30〜なら今よりも都合が良いです。どうなんでしょう、みなさん終業時間はあって無いようなものだったりするんでしょうが、30分遅いだけでも余裕が出来るのでは?と思いますが。
  そう,ぼくもこの30分で相当,いけると思ったのですが...
Cさん:
eveningAを受講させて頂いた感想なのですが,入れ替えを意識しているため,作品がひとつ分作れなくなった気がしています。残りの10分が片付けの時間になってしまったのだと思います。以前でしたら,小泉先生に一度見て頂いたあと,残りの15分でそれを反映させたものを1つ作ってみる,という感じだったのですが,eveningAでは,その15分を作るのが難しくなった気がしています。現在の入れ替え時間15分でもそのような意識が私にあるので,入れ替え5分になれば,eveningAは(参加者全員が)そういうクラスになるのではないか?という懸念があります。残り時間数分といえども,その日々の積み重ねの時間は大きいのではないか,と思います。
  なるほど.入れ替えは不平等.15分でも...授業の終わり方ですね.
Cさん:
18時スタ ートというのが通説ですが:私が夜間部に通っていた時,デザインの業界はもちろん,残業を求められる会社に勤務していた人は,会社を辞めて入学していました。私もデザイン事務所を辞め,入学後は学校の掲示板でアルバイトを探して2年間を過ごしました。18時からの授業といえど,出席するためには生活形態を変えなければならなかった学生は多かったです。TS_gは全日の学校ではありませんが,eveningAを受講できる時間帯で生活している社会人は結構少ないのではないかと思います。
  なるほど.[B]だけがよいのかな.そう,東京の実社会に合わせて行かないと意味がありませんからね.18:00-19:00このたった1時間,悩ましい時間帯です.ぼくの考えに間違えありですね.
Dさん:
私はeveningA=18:30-20:00の回が受講可能です。あると助かる時間帯です。
  この30分を有効にできる方もいるようですが...
Eさん:
制作系の業務で、やはり午後6時スタートは厳しいかなぁと思い ます。個人的な意 見ですが、以前開催されていた
7時スタートのクラスが非常に自分のライフスタイルにあっており通いやすかったで す。学校が終わってから家に帰っても色々メモなどとれる時間余裕があった のです が、19:45-21:15だと、会社終わりも、学校終わりも時間が中途半端な気が してお りました。新しい時間帯に変更するのであれば、eveningA=18:30-20:00(入れ替え 5分)に参加しようと思い ますが仕事の状況によっては遅刻してしまうかもしれませ ん・・・
  なるほど。ぼくも同意見、ゴールデンタイムですね。ただ7時は難しい時間ですね。
Fさん:
授業時間についてですが、私も移動時間を考えると、18時半でも19時スタートでも 厳しい状況です。(始業時間が遅い分、18時台に会社を出るのは難しいです…)
  なるほど。
Gさん:
ご連絡いただきました、授業のお時間の件でございますが、私の場合、何時に始ま って何時に終わってもかまいません。
  こりゃ、うれしいね。
Hさん:
時間の変更についてですが、私は定時が18時30で、早めにあがれる日もあればそう でない日もあります。現在いつもBですが、それだと夕食取ってから少し早めに余裕 をもって登校(?)できるのでちょうどよいです。ほんとうはAの授業の方が気持ち的 にも帰りの時間的にも、ありがたいのですが…間に合いません。18時30分からの授 業ならなんとかなるかと思いまして、ためしに社長に木曜日だけ早めに来て18時に あがってもよいか聞いてみましたが、仕事先との関係もあり、なかなかむつかしい ようです。ですので、気持ちとしては暫定変更予定の18時30分がよいですが、現状 から考えると参加はむつかしく、またそうなると暫定Bは今より遅くなってしまうの で、やっぱり現在の時間どおりが希望です。19時スタートならギリギリ登校間に合 うかも…!?と言うかんじです。10分前入室は難しくなるかもしれませんが…。終 わる時間を考えれば19時スタートがいいです。
  ぼくは水曜は飯抜きですが(^^; ま、自由ですね。
Iさん:
私の場合、18:30からでも参加できません。勤務時間が9:30-18:30ですので、 19:00からのみになった場合、こちらも参加が難しくなってしまいます。夜の8時前 後スタートのクラスを残していただけると、無理なく参加しやすいのですが。。
  なるほど。そうですか。
  ッという感じでしょうか。。。今日一日考えながら仕事していたのですが、授業時間は変更なし、現状のまま。[A]は基本をパーソナルにして、予約が二人以上になった ら、通常授業。そして授業の最後を考える。。。いろいろな意見を考慮しながら、も う少し現状で走ってみましょうか。ただぼくにとってJさんの意見がうれしかった。 ぼくも朝の授業が一番好きです。(当初、夜の遅い時間をSafetyでつくってみた。そ れが一番混んできているので、実はがっかりしているのです)。日の出とともにタイポグラフィをはじめることが自然。。。午後7時前後の攻防に悩むとは。トホホ。
Jさん:
morning classしか出たことがありませんので、朝のclassと比較して意見言わせて もらいます。(夜のクラスの時間を変更しても、出るのは厳しい状況です。)入れ 替え時間が短いと、時間的余裕がなくなる気がします。具体的に、eveningBの場 合、少し早めに来て準備をすることができないなどのことが起きると思います。各 自がそれぞれのペースで、じっくり考えながら作業する授業スタイルなので、少し 早く来て準備したり、多少時間が過ぎても先生の意見を聞いたりで きる時間があっ た方が『TypeShop_g』に合っていると思います。morning classでは、そのへんうま くいっていると思います。また、その日作った作品以外にも色々な話が聞けること も、この学校の魅力だと思います。
Kさん:
私の場合、会社の定時が18時(9月と10月は18時半が定時ですが)なので、18:00〜の授業には間に合いませんが、18:30〜の授業には間に合います。通常は18:30〜、忙しい時期は20:05〜というふうに選択の幅が広がれば、
よりいっそう通い易いと思います。
  なるほど.定時ですか.
Lさん:
私はevening class[B]19:45の時間帯でしか授業を受けた事がないのでmorning classと比較することはできません。今勤務時間はAM9:00~PM18:00です。しかし実質上AM8:30~PM18:30という状態でして、evening class[B]19:45でしか出席できません。確かに、夜は体も頭も疲れているので、朝すっきりした頭と体で勉強するほうが、さらに充実するのでは、と思うこともあります。でも今のevening class[B]でも十分に学べると実感しています。moreを求めるなら、いくらでも条件を挙げることは出来ます。しかし私は今通える限り、最大限に学びたいと思っているので、今の授業の現状に満足しています。個人的にはevening class[B]を無くしてほしくないのですが、小泉先生が夕ご飯を抜いてまで木曜のevening class[B]19:45をやられていると知り、みんながベストということはないのだな・・・と痛感しました。難しいですね・・・
  まあ,人それぞれ,人生いろいろ...当初,始めた時,どのくらい自分自身ができるのか,朝晩朝晩朝晩朝晩朝晩やってみましたが(不可能でした),考えた結果=夜は週一がベストでした.ですので一晩2クラスにしました.しかし今回の時間的な論点から発生する不平等というご意見は重いので,基本を1クラスとします.何を平等とするかは論点でありますが>Mさんの意見は興味深い.(朝,夜[A] ,夜[B],それぞれ長所短所あります)
Mさん:
一応朝・夜両方に参加していた立場から意見を述べさせていただきます。たしかに夜Aクラスは入れ替えの時間が慌ただしく、授業時間が過ぎても先生の意見を聞くことや、その他様々な話をする機会は少ないことを感じます。ただそれが授業自体への影響を与えているかはよくわかりません。なぜならそれは授業に参加する人数とも関連があると思うからです。朝のクラスでも5人いれば、多少慌ただしいことに変わりはなく、逆にAクラスは人が比較的少ないので作品への意見をいただきやすいこともあります。Jさんがおっしゃるように人との交流を含め、タイポグラフィを学ぶことがこの学校の一番の魅力だと思います。確かに朝クラスはそれが実現しやすい環境が整っていると感じます。夜のクラスでもそれが実現できるように、なにか工夫を考えたいですね。とりあえずの現状維持+新たなアイデアに賛成します。
  ということで,まとめていただきましたね(^^).不思議とAさんからMさんまでメールが届いた順です!
以上です.今回はこの辺で!問題は多々ありますが,このような学校は地球上にふたつとありませんから...ま,ぼくは全力で皆さんにタイポグラフィを教えます.

30. TypeShop_g/活版クラス 本日始動

●なぜ,活版か.
TypeShop_gの精神とも言うべき活版は
ひとつの到達点である.
現在,
活版はアーチストの回顧であったり,ホビーの延長線上で
もてはやされいるが,ここでのそれは全く違う.
ここで目指しているものは,現代社会で,いかに,
文字と向かい合うかという問いを見つけるためである.
源が,
職人の仕事であった植字工/印刷工の技術をアマチュアが
その精神として継承することはできない.
しかし,
1910年代のモダン・タイポグラフィの誕生から
1990年代までのバーゼルの教育の終焉まで,次第に
変化していくことをここで確認して,その存在を
実証したい.
一枚の紙に活字が接して印刷の瞬間まで,それを
前提にした数々の試行錯誤から,正確に文字を組むことの
重さと純粋で美しい結果を出したいのである.
==
今日は
第1回:活字に慣れる(活字と重力)...
やっと,ここまで漕ぎ着けた.受講生の2人に感謝したい.
そして準備に気の遠くなるような作業があったことを付け加えておく.

29. タイポ・クラス はじめての休講

来る5/22(木)休講いたします。
「瀬底恒さんお別れ会」に出席のためです。

デザイナーのアシスタントとして始めた頃、ぼくは全くデザインのことを知りませんでした。その頃、瀬底さんから多大なものをいただいたと感謝しています。ヘルベルト・バイヤーと交流が深かった瀬底さんは、ぼくにとってすばらしく輝いていました。尊敬する人のひとりです。瀬底さんと出会っていなければ、ひょっとするとスイスに行っていなかったかもしれません。(限りなく本物を知っている人でした)
『瀬底恒を巡る100人のボーイフレンド・ガールフレンド—戦後日本のデザイン界を支えた瀬底恒さん—』(非売品)という本があります。彼女の偉大さがわかります。

26. スイス・タイポグラフィの学校と活版の学校について

とうとう2月も「うるうの日」になってしまいました.
製本ベーシッククラスは明日から予定通り無事開講となりました.ほっとしています.同じ場所で行いますが,このクラスは基本的にタイポグラフィの学校とは別と考えています.
ぼくのタイポグラフィの学校は,初心と変わらず粛粛と進めてまいります.(今年になって3名新たに,現在20名の様々なレベルの受講者の方がいらっしゃいます)
さて,4月から活版の授業をスタートしようと思っていましたが,思ったより準備に手間がかかって遅れております.進捗はまたお知らせしますが,特別の申し込み用紙がございます.受講資格はおおまかにタイポグラフィの学校を最低チケット1綴り終了/グリッド終了ぐらいと考えています.(正確にはまだ決めかねています)

20. 回答集その2

よく質問されます.
  どうして,現役学生さんはぼくのタイポグラフィのクラスに
  はいれないのか????
理由
1.
まず,自分の通う学校の本分を全うすることが,学生の第一であること.
学生時代の作品を作るためや研究のためのサイドの習い事を目的としているのではないこと.
2.
学校でタイポグラフィを授業として履修している場合,その先生に失礼に当る(グラフィックデザイナーあるいはタイポグラフィの分野の先生であれば「その人のタイポグラフィ」がきちんとあるため).まずその先生から十分以上に習得してから,その後検討してほしい.同時履修は無理.
3.
社会に出て,自分の力で生活し,その中から授業料/受講時間を作り出せる人がぼくのクラスに来る資格があると考えていること.
4.
社会に出て,それからでも遅くはないこと.タイポグラフィはぼく自身も社会に出てから学んだこと.
 ●しかし,今回の新しい「製本ベーシッククラス」は
  ぼくの中でできてきた原点と発想が全く違います!!!
1.
若い講師が新しい挑戦を考えていること.
2.
紙の扱いという内容は学校では,あまり時間をかけて正確に教えていないこと.
3.
上記と重なりますが,社会に出てからどの分野でも,紙を扱わない仕事がないこと.
つまり,いらっしゃりたい方はどなたでも.体験できて,参加者全員,ぜひ共に進展してほしい.という小泉の願いが込められています.

16. カリキュラムの途中経過

今まで関わった授業では実施できなかったプログラムの実践が叶って,とうとう,ここまでやってきた.
ここでのワークショップはモダン・タイポグラフィを自分のものにするため,系譜通りの,だれもが,じっくりと取り組める,ぼく独自の課題の組み合わせでできてる.予定より,ちょっと勇み足でここまできたが,今朝,ふたりの受講生が1970年代以降のバーゼル(ワインガルト)・スタイルまでこぎつけた.これも実に非常にシンプルな課題だ.
1910年代の構成主義からはじまって,50年代のスイス・グリッド...そしてとうとう今日70年代.
ここまで,ほぼ毎週,半年はかかるようです,熱心な受講生!