虚舟

心に何のわだかまりもないこと。「義寅」印「見東海」の落款か?、おそらく(山つらねる長生画す)だと思うのだが、全く不明の禅語。そういえば「山是山水是水」の時期だが、「山」がとてもいい書。珍しく大徳寺にしてはとても柔らかい漢字。こういう優しいお坊さんにお会いしたい。理由なく、どこか気に入ってる。
やはり、なんとなく著名でない僧の書に惹かれ出している。文字のストロークから精神を感じとることだけに集中したい。要は書家の商業的で芸術の書の正反対。非心義覚や無学宗衍と同時代、啐啄斎の頃。

法嗣:
江雪宗立【181】
質休宗文【239】
大庵宗篤【299】
寛溪宗宏【359】
建宗義寅【393】
直道宗淨【425】
ということの意味するところ。

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