マックス・ビルについて

驚いたことに、「マックス・ビル」と日本語で検索をかけると、ユンハンスの時計(+簡単な経歴)しかヒットしません。そういえば、きちんと、彼の数々の偉業を記したものが情報としてないのは、なぜでしょうか。日本語で解説された彼の作品集、彼の理論がわかりやすい本もない。。。
羽原先生におたずねして、以下情報をいただきましたので、ご紹介しておきます。
「工芸ニュース」丸善 1954/4月号 
「デザイン」美術出版社 1960/1月号 勝見勝
「美術手帖」美術出版社 1960/1月号 向井周太郎・山口勝弘
「グラフィックデザイン3」芸美出版社 1960 
『現代デザイン理論のエッセンス』ぺりかん社 1966 向井周太郎
『現代芸術入門』彌生書房 1970 武井邦彦
構成的ポスターの研究』*中央公論美術出版 2001 阿部公正訳
*以外は、おそらく広尾の東京都立図書館で閲覧できるそうです。
http://www.library.metro.tokyo.jp/1v/1v012.html

平凡社新書『杉浦康平のデザイン』出版のお祝い会

昨晩、著者の臼田捷治さんを囲んで、羽原先生、阿部先生、多摩美の加藤さんと鍋をつっつきました。とても良いお話が聞けました。この本、今までにない本に仕上がっていて、ぼくは久々に、思わず線引きをした本。(第一章から第四章まで)
駆け出しの頃、杉浦さんがデザインされた本を古本屋でたくさん買って、どのような仕組みでつくられているか分析していた日々が思い出されます。今、そのようにしたい本って、本当になくなりました。
結局、臼田さんが1998年頃バーゼルにいかれた話に花が咲いて!
それから、どうしてマックス・ビルの作品や仕事や理論がわかりやすい日本語で書かれた本がないのでしょうかねエ???なんて。とてもたのしかった。

『視覚デザインの原理』

高橋正人著、ダヴィッド社、1965、、、懐かしい本を、久しぶりに眺めた。こういう本が、最近めっきりなくなった。
ところで、1月から、新人がうちに来ています。彼女は、とても、勉強熱心で。いろいろな本や文字の基本を自分の中に、着実に取り入れています。毎日海綿のように、吸収している。見ていて、とても新鮮。
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スタッフ採用は糟谷一穂さん以来、、、彼女が辞めてから、もう5年になるのかぁ。。。

治療教育講座

1月16日(土)18:30−20:30
『自閉症という体験』講読
前回は本書の内容を基に、人の感覚とその実体について活発な議論が為されました。引き続き学び深く読み進め、また語らいたいと思います。ドナ・ウィリアムズの詩的哲学的な言葉と世界にじっくり取り組みましょう。
お問い合わせ:藝術・言語テラピー研究所 青い丘
tel.fax. 03.3280.1093
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今まで行けませんでしたが。。。川手さんは積み重ねの人。
11月21日(土)
『自閉症という体験』講読
本書はなかなか難しく簡単には理解できない。しかし根気よく読み進めてゆくと段々わかるようになるし、面白くなる。・・・このような感想がよく届きます。ドナ、そして自閉症の子どもたちの感覚世界に近づこうという努力をすこしでもすれば、本書は難解であるどころか、私たち自身を見直しまた変革する貴重な道標となるでしょう。
10月24日(土)
『自閉症という体験』講読
長い年月をかけて訳出した本書の内容は、現代文化の蘇生のために極めて重要な価値を持つものと思われます。これまでのみなさんとの地道な学習が、本書出版を後押ししてくれました。ありがとうございました。ここに新たな気持ちで取り組みたいと思います。
ほとんどネットに登場しないので、青い丘のDMから転記。

『手帖』

昔から、サン=テグジュペリ著作集4(みすず書房©1963)が気に入っていて。朝から、気分がいいので引っぱりだしてきて、読んでいました。
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「人間的な操作だけが人々を和解させる。  しかし人は或る新しい概念の体系をまって初めて和解が可能になるのだ。」
以前は「II 知性および言語に関するもの」が気に入っていたんだけど、今日読んでいて「I 道徳および政治に関するもの」の最後の部分が刺激的。
こういう本はそのときによって感じることが違う。だから、おもしろい。