今年も若干ですが印刷物の年賀状(昨年は出版物は実現しませんでしたので。予告)をつくりました 。なんと昨年中に刷り上がりました。また「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.17のために。見本帖本店で実物の展示を、どうぞお越しください。昨年と同様竹尾が推奨している「グムンドバイオサイクル-FS」を使用。ぼくのはカナビス。宇野のはサイクル。https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20220120.html
昔から現在まで、ぼくに直接依頼してくださり続いているのはこの企画ぐらいだろうか、、、それよりずっと遡り、駆け出しの頃、企画部長の木戸さんから突然電話がかかってきて竹尾の細かいデザイン仕事を頼まれて、やっていた頃のことを最近よく思い出す。楽しかった。SNSやメールが全くない頃の話です。なので、このために年賀状を拵えているに近いですがw 実際はこのように年賀状の体をなしてはいません(昨年は年賀状を毎年くださっているのに、ぼくが実家にいることを知らぬ輩もいたぐらいですからw)。世の中もそういうことでしょう。
今年は、長年企画を培ってきた「音無川文庫」の登場。とうとう始動です。ここ数年、この準備に労力を重ねてまいりました。全てを次世代のために。桃山時代から江戸時代の掛物に関わっていると日本の本来の紙はすばらしいとつくづく感じます。
昨年、晴れてTypeShop_gの敷地が、以前の倍になったので。そして、今までの建屋と活版を含めた施設設備も充実させるのが今年。
宇野はLetterpressと、もちろんデザインでStudio/Workshop。
ぼくはOffice/Archiveそして茶の湯ということになります。今、学芸員のための予備知識をつけています。
所蔵品は:
表千家にまつわる侘茶道具(掛物を中心に)
禅僧の書(大徳寺と永平寺を中心に=うちの教育に近い思想のものに限って)
日暮里と根岸の文化人(江戸琳派を中心に)
スイス・タイポグラフィ(バーゼルAGSを中心に)
活版印刷(バーゼル流と??に関する和文活字)
教育の流派(school)に関係する資料など。まだまだですが、ご期待ください。
今回の年賀状展もぜひ拝見したく、楽しみです。
リンク先の写真からもツルツルテカテカではない
紙の凸凹感がよく分かります。
活版印刷の凸凹、紙の凸凹・・・質感が好きです。
後進の指導をしていらした方が、地道に、着実に
環境を整えて、ご自身の知識習得を続けていらっ
しゃることに頭が下がります。
新たな発見、知ること、学ぶことの喜びを忘れず
に、私も成長していきたいと改めて思います。
naruさん、あけましておめでとう。
活版は宇野に、ほぼ任せていきます。
昨年最後の自著を出しましたし、もう隠居です。笑
また断捨離して、もう心臓部しか残っていません。
音楽もほとんど聴いていません。
そんな時間がったら、禅=茶の湯をやっています。大笑
自分を律するために。では。
宇野さんと小泉さんは、紙質が違うために
手に取ると受ける印象が違う感じがします
宇野さんと小泉さんの投函日が違うところ
がそれぞれマイペースでおもしろいです
オフィスとアーカイヴが拡張されて2つの
住所が併記されていることが感慨深いです
見本帖本店にて
naruさん、ご覧になったのですね!どうもありがとうございます。では詳細に、
> 紙質が違うために手に取ると受ける印象が違う感じがします
はい、昨年の続きです。三種ありますが、宇野がそれぞれ決定しました。
ぼくの方のが、若干テクスチャーがあり刷りにくかったようです。
> 投函日が違うところがそれぞれマイペースでおもしろいです
はい、コロナのため、年末年始、ほぼ在宅です。そのため個々に。
> オフィスとアーカイヴが拡張されて2つの住所が併記されていることが感慨深いです
拡張というか、二箇所の異なった住所のスペースを各々違う目的で使用するということです。今年完成予定です。
こんにちは。詳細な説明をありがとうございました。
現物を拝見した上で、説明していただけましたので、
改めてなるほどと思い、楽しみが増しました。
アーカイヴについても、どうぞがんばって
ください。
セイコーミュージアム銀座の館長さんは、着任してから科目等履修(博物館学芸員課程)を取得されたようですので、館長さんや小泉先生の取り組みや姿勢を、私も見習いたいものです。
naruさん、お元気そうで、何よりです。
アーカイヴは苦肉の策です。もう物が多すぎて。断捨離はまだ続行中(最終段階に入ってきました)。書籍もレコードも相当なくなってきました。ただデザインの心臓部をどうするかということ。書籍もレコードも買おうと思えば、またネットで探して買える世の中(ぼくの持っているのようなものは)。以外のものを正確にするために今動いています。
『博物館情報学入門』この本はとても参考になります。ぼくは学芸員の大学には行きませんね。本で勉強できる。勉強しに行くのだったら、「禅宗」を習得したいですw