実は昨年の作品は何もないので送ることはできないのですが、急遽頭の中にある露地のコンセプトを即興で組版して校正刷りにて、竹尾の「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.18のために作成しました。なので途中の段階です。見本帖本店(淀屋橋と福岡でも、各々違うヴァージョン)で実物の展示を、どうぞお越しください。用紙は「ヴァンヌーボV ホワイト」を使用(ご覧のように過去のポスターを断裁して、銀一色乗せて刷ったもの)。
今年から、プライベートのご挨拶をしたためた年賀状は数枚、全て「書」で一枚一枚。人生初の挑戦が始まりました。超緊張しますw
昨年詳細を書きましたが、とうとうハガキ郵送の年賀状は化石に近くなってきました(得意先の代理店から年賀状廃止のお知らせがメールで)。グラフィックデザイナーによるそれは、単なる自己PRであり、極端な言い方をすると、不動産のチラシのようなもの。「音無川文庫」は昨年、当初お願いした大工が蓋を開けたらリフォーム屋で、大工の腕が悪く、ボンドで柱を止める始末w 途中で判明し5月一杯で引き取っていただいた。そのようなことがあり、和文活版のスタジオの整備が頓挫し、予定していた作業が遅れたため宇野はこの新たなスペースのディレクターとしてスタートすることができていません。
ぼくはこの印刷物にもあるように茶の湯と今までの解釈を重ね合わせ集大成としています。まだまだですが、ご期待ください。