一 所作は自然と目に立候はぬ様に有べし
一 花の事、座敷よきほどかろ〳〵と有べし
一 香をたくこといかにもさのみけや〳〵敷立候はぬ様に
つくへし
一 道具も年より人又若き人夫々の程可然候
一 座敷へなほりて、主客ともに心をのとめて、
ゆめ〳〵他念なき心持こそ、
第一の肝要なれ、内心迄にて外面へ無用也
こゝにしも何にかをふらん女郎花(おみなえし)
人の物いひさかにくきよに
珠光
古市播磨守殿
〳〵=縦組用二倍 くの字点
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禅とは、かたち ではない。
こころのこと。
Juillet 1966 Teisho-ji/Saku