せんだいメディアテークでの展示品が決まりました。
●showcase01:
Haas社invoice一式/1985
スイスのハース社からuniversの金属活字を個人輸入した際のもの。
Alfred Hoffmann氏の直筆メモ/2009
今年1月2日と4日のインタビューで使用したもの。このメモがなければ日誌後半は訳すことができなかった。
×『Helvetica forever』日本版制作のための小泉のメモ/2009
監修中に、この本のために重要な用語などをどのようにするか、悩んで記したもの。
× NY MoMAでの「50 years of Helvetica展」/2007
チューリッヒとニューヨークでは正式な記念の集いが催されたが、これはMoMAブースのスナップ写真。
『DIE TYPE』と『ALPHABETE』/Haas社 1940年代
ヘルベチカ登場以前の書体見本と活字の解説書。これらの書体がヘルベチカ・ファミリーの母体となる。
『Die Drucktype』/Haas社 1980
『Helvetica forever』以前は、このぐらいしか正式な資料がなかった。
Helvetica広告用清刷/Haas社 1965
A. ホフマン氏から、ぼくが監修中に送ってくださった資料。ヘルベチカ広告のオリジナル原板。
Neue Haas Grotesk清刷集/Haas社 1970年代
ダミー組版の清刷集、このような実践的なパブリケーションにより爆発的にヘルベチカは広まる。
Helvetica活字見本帳/Haas社 1970年代
金属活字後期見本帳。デザイン的にさほど優れてはいないが、本物のヘルベチカを見ることができる。
●showcase02
『33 konstellationen』/eugen gomringer 1960
コンクレーテ詩集。ノイエ・ハース・グロテスクで組まれている。デザインはマックス・ビル。
『J’aime la Danse』/Editions Rencontre 1962
典型的なライノタイプの自動鋳造植字によるヘルベチカをみることができる。
『Offizielles Kursbuch』/SBB(スイス国有鉄道) 1986
SBBオフィシャル時刻表。たいへん調べやすい優れたエディトリアル・デザイン。
『Schweizerische Transportunternehmungen』/SBB(スイス国有鉄道)
1990年頃まで使用されていた国内用ハーフプライス・パスのホルダー。ベースデザインはブロックマン。
LufthansaとPHILIPSの雑誌広告/「Time」誌 1970年代
ヘルベチカによるタイトリングの字間詰めに注目。当時の典型的なアメリカの広告。
==
すべてガラス・カバー付きのショーケースに入ります。
ほんの少しですが、実物のヘルベチカを堪能していただこうと思っています。
×印はスペースの都合上、割愛しました。