茶筅

このような茶筅がある。驚いた。アルコール消毒ができる。よくある店先で和菓子と抹茶を振る舞うための道具には最適である。しかし、これは茶道では使えない、ありえない。使う気はしないが、きちんと点つのだろうか? 茶筅はとても微妙な道具で、竹であっても反発の具合で、茶碗の茶溜りとの関係などで全く点ち方が変わってくる。

茶筅とうじをしている時、竹の繊維にお湯が滲み入ってゆく香りがなんとも言えない。点てている亭主本人しか味わえない。精神統一の香りそのもの。

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