露堂々

ろどうどう、とうとうこのお軸を掲げるときが来ました。ちょうど本日、長年かかっていた本の第2版が堂々!
「明歴々露堂々(れきれきとあきらかに、どうどうとあらわる)」の下句。圜悟語録の僧問「明歴歴露堂堂。因什麼乾坤收不得。師云。金剛手裏八稜棒」からですが、この立派な筆の書き手の詳細が不明。通常は六字なのだか三字で唐紙一杯に強烈。
同時代の宗匠、即中斎無盡宗左ですが1936年に兄不信斎宗員を亡くし、その翌年に父敬翁宗左も亡くなったため1937年に表千家十三代家元を継ぐことになる。「即中斎」という号は、兄が亡くなった年に大徳寺489世/晦巌大楳より?他説は大徳寺501世/天彗義正より?この僧は参禅の師である(同時に授かるものなのか?)。太田常正の書は決まった有名な言葉が多く「萬々歳」「雪月花」とか「天地一家春」「常行一直心」がほとんど、やはり師家。

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