NHK 歴史探偵 茶人・千利休

初回放送日: 2022年9月7日

石田三成の関わりは、相当深いテーマです。
このように結論付けるのは、いささか軽い。さて、

付け足しのテーマ:「茶わんの科学調査」赤外線サーモグラフィーで温度変化について、

  • 樂家二代・常慶作の黒樂茶碗=プライスレス
  • 天目茶碗(元-明時代)
  • 珠光青磁茶碗(明時代)
    いづれもこのように並べるじたい、茶碗に、過去の所持者に、失礼。
    そういう由緒の茶碗。単に自分のwを見せびらかすコーナーに成り下がった。

番組では、80度、70cc(お茶を点てるのと同じ温度と量)の湯を二人が同時に注ぐ。安定の樂、「樂茶碗は、熱しにくく冷めにくい性質を持つことがわかりました。」だって。当たり前。おそらく武者小路ですから、実際はこのように本物の茶碗にいきなり80度のお湯を入れたわけはなく、その前に、、、しかし、あれは誤解を生む。
あの三つの素材の熱伝導率はあの実験をやらなくても明らか。それを見せたいのであれば、小学校の理科の実験でもこのようにはやらない? あの茶碗でなくてもよい。番組中にどのように放映されるかは、事前にVで見ているだろうに、宗屋って馬鹿だな。なぜ利休が樂に茶碗を作らせたかとは違うでしょ。これでも家元後嗣か?笑

利休のリアリティの凄さは、科学調査をベースにそれ以上のことであると
もっとリアルな実験をして欲しかった。あの限定された茶碗でやるのであったら、ただ湯を入れるだけでなく

  • 茶碗の中と茶碗の外の温度の変化、手で持つまでの変化
  • あの茶碗で、薄茶と濃茶の点前中、各客が口にするまでの変化
  • 正客と末客の違い
  • 室温との関係
  • 銘柄の違いなどなど、どれか一つの実験で、

明らかに当時の茶の湯が(温度や人の感覚に対して)意味深かったかを全く知らない人に分かりやすく。できないのであれば、断る。であろう。結論=売名。

参考:「液体の構造と溶解」など
京都帝国大学理学部卒、堀内宗心宗匠
過去にきちんとやる人はやっている。不用意に茶碗を見せびらかしたり、遊びで茶碗を使用しない。https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakukyouiku/34/3/34_KJ00003482275/_pdf

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