実に興味深い女性がやってきた。春の古書イベントで知り合った入門希望の方と夏前まで数回面談した。とても話が弾んで、よく聞いてみると、ところどころ流行りのデザイン事務所などに、よく出入りしているようだった。彼女の立ち位置がとても特殊で、久々にかなり入れ込んで、うちのスタッフに育て上げようとデザイン基礎の教室まで復活させたが、期待外れだった。しかし、そのおかげで、とても重要なことに気づかされた。
日本のグラフィックデザイン現状と「ホフマンの教育思想」のあり方とを重ね合わせ、考察する方法を見つけることができるかもしれないのだ。一筋の光が。日本語では、広告を示す三つの英語が正確に位置付けられ、巷でデザインデザインと浮かれて固まってる連中、褒め合い族、コピー盗人の類とは違うという存在といかに違うのか、ここから見えてくるようだ。さて、どのように発表するか。