訃報

昨晩、八十島氏から先生のおしらせをお聞きする。
2月26日、誰にも知られずに、ひっそりと。
昨年、お会いできてよかった。最後のお出かけだったそうです。
あの時に、はじめて褒められた。
どうぞ、やすらかに、お眠りください。

絶対フォント感

全く気にもしていなかった言葉なのですが (ちょうど3年前に?)、先ほど友人から質問されて。
「絶対音感 (perfect pitch)」に対しての用語であれば (やはり連想しますが)、全く的外れな造語だと思いますね。ぼくは絶対使いません。
いろいろ議論があるようですが、参考までに:
https://ja.wikipedia.org/wiki/絶対音感
http://www.perfectpitch.com/perfectrelative.htm

ディテール・イン・タイポグラフィ 読みやすい欧文組版のための基礎知識と考え方


ヨースト・ホフリのタイポグラフィ入門の名著の日本語版。
宮後さんに頼まれて、[推薦のことば]を書きました。
「欧文の本文組で常に心がけなくてはいけない字間–語間–行間を物語ってくれる本。たとえ同じ条件で文字を組んでも、この本を読んでいるのと、読んでいないのでは、結果が違ってくる小さくても頼もしい本」
新学期スタート、教科書サブリーダーにちょうどいいと思います。デザインは一瀬さん。

「文字の顔」?

英語で「書体」という意味の「Typeface」は直訳すれば「文字の顔」。
http://www.peterjostrand.com/projects/5071144
最近、このようなlowbrowなものが多いですね。タイプフェイスを一般の人に親しみやすくしているのだと思いますが、変な既成概念にならないといいのですが。

nhkタイポグラフィ

「様々な書体・大きさ・色の文字を動かして、文字に情報やキャラクター性や世界観を加える」これをタイポグラフィとはいわない。typographics あるいは motion graphics といいます。正確にしてほしい。
http://wikipedia.org/wiki/Motion_graphics
でも、あれはアルファベットでへのへのもへじw