絶対フォント感

全く気にもしていなかった言葉なのですが (ちょうど3年前に?)、先ほど友人から質問されて。
「絶対音感 (perfect pitch)」に対しての用語であれば (やはり連想しますが)、全く的外れな造語だと思いますね。ぼくは絶対使いません。
いろいろ議論があるようですが、参考までに:
https://ja.wikipedia.org/wiki/絶対音感
http://www.perfectpitch.com/perfectrelative.htm

創られた自然の音?

UPLINKに久々に行った。
水の音。
火事で家が崩れる音。
女の叫び声。
子供を叩く音。
うなされる。なんか関係のない時に耳鳴りのように蘇ってくる。
好きになれない映画。
一種のCacophonyなのか? Annoisliなのか?

葉生姜?

意味不明な言葉、葉を主に食べるわけではない。谷中生姜でしょ。うちの先祖がここで作っていた。
原産地は不明。東南アジアとは確定していないはず。
http://www4.nhk.or.jp/hirubura/x/2017-05-01/21/30705/1210989/

歌謡曲と演歌

さきほど、GW明けの桑沢の課題を確認しながら、NHK-FMの「“戦後歌謡”三昧」を聴いていた。とても楽しかった。
http://www4.nhk.or.jp/zanmai/321/
船村徹、意識していなかったのですが、なぜかやはり耳に残っているのです。普段からあまりジャンルを気にしていないぼくですが、やはり好きな曲や好きな歌は、人からリコメンドされて聴くものではないなと思い返しています。
引越して、結果8分の1ぐらいになったレコードとCDを片っ端から全部聴いていたら、それぞれ夢中になっていた時代が蘇ってくる。(歌謡曲はEPしかない)
ここ数年、本当に新譜を買わなくなった。年に一、二枚。それがとても耳にはよかった。

ディテール・イン・タイポグラフィ 読みやすい欧文組版のための基礎知識と考え方


ヨースト・ホフリのタイポグラフィ入門の名著の日本語版。
宮後さんに頼まれて、[推薦のことば]を書きました。
「欧文の本文組で常に心がけなくてはいけない字間–語間–行間を物語ってくれる本。たとえ同じ条件で文字を組んでも、この本を読んでいるのと、読んでいないのでは、結果が違ってくる小さくても頼もしい本」
新学期スタート、教科書サブリーダーにちょうどいいと思います。デザインは一瀬さん。

10年

長岡造形大学、辞令を理事長に返還。あれから10年と1週間。2007年3月31日にわざわざそれだけで長岡へ、岩田さんと。とても重い仕事でした。
福田さんに学科長をお譲りして。鎌田先生が承諾してくださって、ほんと感謝しています。
今から思うと、13年もあそこでやったなんて、信じられない。ぼくはただバーゼルのデザイン教育を実際に日本でやりたかっただけ。(大嫌いな卒業式、入学式そして入学試験に出なくてすむ。助かった!)
幸運にも研究社から3冊も本を出させてもらって。今があります。たいした能力があるわけでもないのに、全力をつぎ込んで、時間はかかりましたが、できたのです。
次の10年へ。念願の出版社設立。でもわからないことだらけ。はじめの理想の本を出版するまでの道のりは長い。いつになることやら。とても楽しみな毎日。

茶室の陰陽と五行

表千家でなく
裏千家十一代玄々斎家元の書から、炉にもまた五行がそのまま備わっているとした。
炉縁(木)
炭(火)
炉壇(土)
釜(金)
釜中の湯(水)
冬季の炉は風炉の変形として、日本の庶民が囲炉裏を囲む習慣をとり入れられたとされ、完成させたのは千利休。
5月から、本格的な形式にもどり、点前は風炉を使用する。
炉縁の替わりに塗り物の板(木)か瓦(土)の敷物どちらか。
シンプルに釜と風炉は鉄(金)でいきたい。
(裏千家の正式は土風炉だそうですが)
広間では華やか目なもの、小間ではわびたものを使うことが多いのだが、、、
灰形、すばらしい。灰を土とみたてれば、、、
「丹精なさったお灰ですね」、、、火事で灰を持って逃げるともいうし。

wikipedia_イタリック体

偶然見つけてくださいました。そしてどなたかが載せてくださいました。とてもうれしいです。
このように、自然に何気なく浸透していくことの美しさ。ぼくから一人歩きしていく本。とても望んでいたことです。
思えば、ぼくの50歳の誕生日にワインガルトとイスタンブールに一緒に旅をした時に、彼のポロっと出た一言からはじまった本でした。東洋と西洋のハザマでのひととき。
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