平成元年の今日が命日でした。享年60歳。
「アトム忌」とでも言うべきか。
先月は藤沢周平。
こちらは「寒梅忌」と付いています。
今ほど小出さんから

徹道一香居士

以前、祖父に関する記載をすべて下げしましたが。今回はこっそりと。
新しい教室の入り口に1925年のアールデコ展に出品したフランスの賞状を掲げましたので、その記録として。額装は上野桜木町の浅尾拂雲堂の空人氏にお頼みして、ちょっと調整をしていただきました。そして今日いつものように平居さんに設置を。

AERA 1602号

… 古いバイオリンの音色は、ヨーロッパの石造りの家の厚い壁を通して、遠い部屋でも聴き取れるという。そのような言葉だけが耳を傾けるに値する。

最後の年賀状

他見ヲ憚カラス又上包ヲ要セサル短文通ヲ低税ニテ往復ノ便宜ヲ開クヘキ為メ之ヲ各地郵便役所及ヒ取扱所ニテ可売下事 1873年(明治6年)
日本で最初に発行された郵便はがきは、縦に2つに折り、その内側に通信文を書く形式であったそうです。今の年賀状、と改めて考えた結果、これまでの活版印刷によるものは今年で最後と決めました。また、ぼくの活版印刷は違うレベルの挑戦へ。年賀状は本来の姿へ (FBには不特定多数の人たちへの挨拶として載せません)。
http://www.nengahaku.jp/history-2.html
http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20161231/Womaninsight_47922.html

multi exposure

印刷室にスイスポスター2点の次の作品が掲げられました。なんと敬愛する写真家石元泰博氏のカラー作品「多重露光」オリジナルプリント。シンプルなあの黄色と青色。とても美しい!これはひとえにフォトクラシックのお二人のお見立て!!額も最高。

胃潰瘍

正確には十二指腸潰瘍。今週の月曜日に聖路加の定期検診で胃カメラを飲みました。そこで主治医の先生から告げられたのが、なんとついに胃の薬を飲まなくてよい!っと
耳を疑いました。考えられません。森デザイン以来40年ちかく、ぼくの人生、胃痛で悩まされていましたが(不思議とバーゼル時代は全く痛くなかった)、この日がくるとは。まっ、先生は痛くなったら飲むように用意はしておくこと(すぐに来なさいとも)!っと。
フルティガーの本完成してから、今までのような仕事から離れた創作に打ち込んでいるからでしょう。20代に本当にやりたかったことができるうれしさなのかもしれません。

なぜアジアの中で日本人の受賞が突出しているのか

日本に毎年嫉妬。韓国がノーベル賞を取れない本当の理由


ノーベル賞はともかく、
「魯迅は、日本語による読み下し文によって、それまで漢文では理解できなかった四書五経の内容をようやく理解できたといいます。それで魯迅は文語である漢文に代わって白話文(口語)を取り入れるべきだという運動を広めたのです。」

Dorothea Hofmann: Die Geburt eines Stils

待ちに待ったアーミン・ホフマン(夫人ドロテア)の新刊『スタイルの誕生–スイス・グラフィックデザインにおけるバーゼルのトレーニングモデルの影響』、遂に10月に発売!たのしみ!!
http://www.karografik.ch/seiten-de/about_news_2016.htm
http://www.triest-verlag.ch/produkte/buch-26/design-140/die-geburt-eines-stils-2882
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