10年

長岡造形大学、辞令を理事長に返還。あれから10年と1週間。2007年3月31日にわざわざそれだけで長岡へ、岩田さんと。とても重い仕事でした。
福田さんに学科長をお譲りして。鎌田先生が承諾してくださって、ほんと感謝しています。
今から思うと、13年もあそこでやったなんて、信じられない。ぼくはただバーゼルのデザイン教育を実際に日本でやりたかっただけ。(大嫌いな卒業式、入学式そして入学試験に出なくてすむ。助かった!)
幸運にも研究社から3冊も本を出させてもらって。今があります。たいした能力があるわけでもないのに、全力をつぎ込んで、時間はかかりましたが、できたのです。
次の10年へ。念願の出版社設立。でもわからないことだらけ。はじめの理想の本を出版するまでの道のりは長い。いつになることやら。とても楽しみな毎日。

茶室の陰陽と五行

表千家でなく
裏千家十一代玄々斎家元の書から、炉にもまた五行がそのまま備わっているとした。
炉縁(木)
炭(火)
炉壇(土)
釜(金)
釜中の湯(水)
冬季の炉は風炉の変形として、日本の庶民が囲炉裏を囲む習慣をとり入れられたとされ、完成させたのは千利休。
5月から、本格的な形式にもどり、点前は風炉を使用する。
炉縁の替わりに塗り物の板(木)か瓦(土)の敷物どちらか。
シンプルに釜と風炉は鉄(金)でいきたい。
(裏千家の正式は土風炉だそうですが)
広間では華やか目なもの、小間ではわびたものを使うことが多いのだが、、、
灰形、すばらしい。灰を土とみたてれば、、、
「丹精なさったお灰ですね」、、、火事で灰を持って逃げるともいうし。

wikipedia_イタリック体

偶然見つけてくださいました。そしてどなたかが載せてくださいました。とてもうれしいです。
このように、自然に何気なく浸透していくことの美しさ。ぼくから一人歩きしていく本。とても望んでいたことです。
思えば、ぼくの50歳の誕生日にワインガルトとイスタンブールに一緒に旅をした時に、彼のポロっと出た一言からはじまった本でした。東洋と西洋のハザマでのひととき。
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長谷川利行旅

真似ができない真の芸術家。こういうひといなくなった。
http://www.nhk.or.jp/nichibi-blog/400/264844.html
「おばけ煙突」がないのが、残念。
http://www.senjumonogatari.com/obakeentotu.htm
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七里ガ浜の家

この世にはとても不思議なことが。忘れていたのですが、昨晩の夢に。探していたら、突然ふとんから飛び起きてきて、びっくりした。あの家より大きかったけど。薄暗い部屋の壁に新作が何枚も貼ってあった。なつかしい家、西武住宅地分譲開始は1966年でしたか。