月自画賛

不審菴の最も有名なお茶湯で、今日の家元制度の基を作り出した表千家「中興の祖」と呼ばれている7代家元如心斎の遺徳を偲び、9月13日に「天然忌」が営まれる。その天然は居士の道号法諱であって、円相の中心に自己を意味して書かれた掛軸が掛けらる。
円相になぜ「平常心是道」とあるのであろうか。一体いつ書かれたのであろうか。謎が多い書がきた。出会ってからちょうど一年、その宗匠の書かれた円相が、とうとううちに。了々斎箱書で「月」とある(完璧)。この円相は満月、うちのシンボルとなる。それにしても残り香のような「、、、、」が天然宗左と読める。実にいい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です