原書を読み、思考を鍛えよう

「AERA」3.30号 79ページに姜尚中さんが、日本の英語教育と洋書に対する姿勢のようなことを、書いている。正しいと思う。
しかし、ちょっと個人的に付け加えたいのですが、翻訳の本。特に邦訳というのは、特殊なような感じがしてならないのです。その翻訳者の解釈、また、その時代の日本語への理解度というのでしょうか、翻訳や監修で日本というフィルターを通すことになる。これはもちろんベースはオリジナルにあるのですが、独自の世界になると思います。したがって、これを別のものとして読み、自分のものとすることは、違った意味で重要なことと思います。

『ファーブル植物記』 上+下

平凡社ライブラリー
ジャン=アンリ ファーブル (著), Jean‐Henri Fabre (原著), 日高 敏隆 (翻訳), 林 瑞枝 (翻訳)
最近また、これが気に入っていて、いつも、持ち歩いている。
春になったせいかもしれない。
新訳の『完訳ファーブル昆虫記』も早く文庫にならないかな。古い岩波文庫のはボロボロでも(^^)なんともいえない。。。本の本来のかたちとは。。。自然なかたちの本とは。華美ではないだろう。昆虫の周辺の土と植物と空気を感じる本!

「もうひとつの谷中・上野散歩」「浅草戦跡マップ」

おふくろが買って、ながめていた。なかなか、企画がよく、未だに戦争の爪痕が下町には残っていることがわかる。当時を知っている世代が減っていく。しかし事物の証拠はまだまだ調べ尽くされていないと思う。おやじと散歩した思い出が蘇る。このマップのできがもう少しよかったら、いつも持って歩きたいのだけど。
そういえば、谷根千も終刊というようなことも聞きました。
http://www.yanesen.net/

TinyTextMiner

ぼくとパートナーでデザインをしている矢尾板和宣氏の新作。
logo
誠信書房刊『人文・社会科学のためのテキストマイニング』という本の装丁にも、メインで使用していますが、この分野で画期的に進行中。
http://mtmr.jp/ttm/
http://www.seishinshobo.co.jp/30171a.html

大島桜の下で

桜はじまりました。
気持ちがよくって、桜の花の下で「うたた寝」をした記憶。。。
「価値感がちがう」、、、ぼくが間違っていたのだろう。
とりかえしのつかない過ち。一生わからないで終わってしまうのだろう。

「父の怒声が聞こえてくる」

今日の日経のs7面に坂本さんと父=一亀さんのことが載っています。最近の新聞記事で一番いいのでは?
やはり、おとうさんの息子へのきびしい接触はすごくたいせつなこと。。。これが愛情の塊って、あとでわかるんですね。
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全然、ケタがちがうとおもいますが、ぼくの親爺もこわかった〜〜〜。こどものころ、家に帰りたくなかった〜〜〜。大学受験の時なんか、美大の先生なのに、「お前には才能がない!美大を受験するなら、お前とは、勘当だ!」とか、、、すごい人だった。

かみこや

土佐紙を継承する職人Rogier Uitenboogaartさんと3/23にお会いできました。
楮と三椏の栽培から、完璧なこだわりで紙を漉いています。昔、梼原の山は杉や桧でなく、山一面、楮と三椏だったのだろう。最近はコットンもやられるそうで、mTやTS_gの紙も特漉きでつくってもらえたらなぁと考えています。
三椏の花がとてもきれいでした。

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http://kamikoyat.exblog.jp/
http://blog.kamikoya-washi.com/
参考:
クリエーターは絶対読むべき本=『手仕事の日本』柳宗悦著
文庫で読めます。いつも初めていく地方のことはこの本を見直してから出かけますが。
高知では四つ挙げています。そのなかでも「仙花」について語っていますね。。。
決して特殊なものでなく「手漉の業は農村の家庭に行き渡っていて、これが土佐紙の手堅い基礎をなしていると思われます。」っと。

雲の上の温泉

梼原(ゆすはら)の温泉。四国の温泉は道後温泉以来。
みんなで「連れ温泉」してから、近くの民宿「乳いちょうの樹」で囲炉裏を囲んで地元料理。最後には下がベーゴマみたいになっていて、置けないようになっている杯(さかずき)「可杯(べくはい)」というのが、飛び交っていました。デスマッチになっていましたね(^^)

土佐‘森’日記

3日間の「moreTreesの森」での生活から帰ってきました。
新しいプロジェクトのスタートです。それをはじめるには現状の森と木材(間伐材)のことをきちんと知らないと。現地で肌で感じてきました。
主役は、これからがたのしみの若いプロダクト・デザイナー
清水慶太さん
熊谷有記さん
小林幹也さん
みなさんmTのあたらしい賛同人、ていねいな仕事をしてくださるそうです!
ライターの杉江あこさん
そしてmTのスタッフ水谷事務局長と和井さん
みんなで合宿。。。それにしても「山笑う」、とてもすばらしい100%オーガニックな日日でした。
四万十川と周辺の山山、想像以上に感動しました!自然も人も豪快なところ。
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ぼくも。。。ちょっと頭を整理しながら、これからつらつらと。
追記:水谷さんがmTブログにも載せました。
http://www.more-trees.org/blog/2009/03/post-67.html
http://www.more-trees.org/blog/2009/03/post-68.html