京呉服

おやじの古い着物を洗い張りにだす。亀甲柄の御召。
しみ、虫食い。裄、丈が足りない。。。でも、何か味がある。
和服をたたむと美しい。
呉服屋のおやじがまた格好いい=竹の鯨尺をむき出しで持ってやってくる。。。
しびれる。

師走でない12月

例年と、まったく違う年の瀬。
拘束されない時間。
タイポグラフィの学校は順調。朝7時、寒いので気合いの入った受講生が来る。12/8の準備やいろいろで忙しい。
手でつくる美しさ。やりたいことでアタマがいっぱい。
ふっと、車にひかれそうになった。
不思議な時間。一瞬止まった空間。

more treesのロゴ・デザイン

logotype
5月8日に初めてmore treesのお話を,坂本さんからいただき,本日お披露目となりました.うれしいです.氏と30回以上にも及ぶメールのやりとりで,やっと完成しました.本当に細かいところまで,いろいろ配慮をしました.これからいろいろなところで,かわいがってもらえたらっと思っています.
森をつくるプロ!事務局長の水谷さんが,ほんとすてきな青年で,池田さんと森を育てるように,末永くこのロゴを使ってくださることを期待しています.
ちなみに,ぼくが今まで手掛けたロゴは少なくって,
5年に1個ってペース.ここのとこちょっと、かんばってる!
KAZeというゲームの会社ロゴ
SDという建築の雑誌ロゴ(94年版と95-99年版)>現在のでない
8 1/2というヘアー・メイクの店舗ロゴ
RS(坂本龍一)の個人使用ロゴ
この5個(年鑑などには載っていません).そして今回6個目の誕生!

調印->森林セラピー

とうとう,めでたく今日more treesがスタートしました.
他分野の専門家が森にまつわる話をお話されて,勉強になりました.
2日間,森林の中にいると,ナチュラルキラー(NK)細胞が増殖して,1ヶ月も持続するってお聞きして,やっぱり人は「森へ帰ろう」なのですね...話を聞いているだけで,何か癒される.
木は「炭素の貯蔵庫」ッという話もおどろきました.木を切って,きちんと使って.植えて,正しく育てる.すごく重要なこと...>Cを(木に閉じ込めて)CO2にして空気中に出さない!ってこと?2050年くらいになると,少しわかってくるのかな?
坂本さんがはじめたmore treesの初のミーティング+森第一号の調印式は和やかな感じで終わりました.(ぼくは緊張していた)
ホームページもまもなくスタート!
http://www.more-trees.org/

rororo Typo digital

今朝のクラスでちょっと話したのですが、Rowohlt出版 の『Typo digital』という興味深い本をバーゼルでみたのを。
文字の大きさの話をした。この本には画面上で見える文字が7ptの状態の例まで載っているのだけど、もう書体の原型を止めていないのです(印刷にしてしまうと、正確には違うように見えるのでしょうけど)。6ptの活字はもっと小さい。活版初めての人が指であつかうにはたいへん。最近の印刷物にはもっと小さい文字が。。。知らないうちに増えている。

柏崎刈羽から東京の皆さんへのメッセージ(転載)

東京の皆様へ
 私たちは、柏崎市刈羽村の住民です。当地は世界最大級の原子力発電所を抱えており、その電気はすべて関東に送られ東京電力管内で使用されております。私たちは22年前の原子力発電所運転開始以来、いつか原子力発電所が取り返しのつかない大災害をもたらすのではないかと、日々不安の中で暮らしてきました。
 7月16日の中越沖地震はこの原子力発電所と私たちの街を直撃しました。地震の恐怖とともに原発事故による放射能汚染の不安が私たちを襲いました。倒れかけた家から這い出した市民村民は、まず、原発は大丈夫かと心配しました。煙をあげ、少量の放射性ヨウ素が放出されましたが、原発の中で何が起こっているのか、知るすべはありませんでした。あとになって3000か所もの損傷等が見つかり、内部が相当傷んでいた、まさに危機一髪だったことを知りました。
 地震で原発が止まり、関東では、この夏停電するかもしれないという事になりました。5年前にも不祥事で原発が全部止まりましたが、このときは冷夏に助けられて東京の電力危機は、回避されたと伝えられました。今年はまれに見る暑い夏でしたが、東京の電気は止まりませんでした。節電に努力された方もあったでしょう。でも、根本的には、夜でも昼のように明るい東京に変化はなく、社会のあり方が大きく変わった訳でもなかったようです。そうであれば、今回のことで、柏崎刈羽の原発がなくても、何とかやっていけることが明らかになったような気がします。
 私たちも、電気のない生活に戻ろうなどという気はありません。現代社会で電気が必要なことは明らかです。温暖化対策も必要でしょう。しかし、エネルギー効率が悪く、余った熱を海に捨て海水の温度を上げ、出力を調整出来ないため結局は、夜間の余剰電気を消費するためにオール電化などで電力需要を増やし、省エネと逆行している原発が本当に環境に優しいのでしょうか?
 大量の電気を使って、地方に放射能汚染の恐怖をしわ寄せし、のちの世代に放射性廃棄物の管理処理を押し付けることになっても、大量の電気を使わなければ日本人の生活は成り立たないのでしょうか?ほんの少し生活のやり方を変えれば、エネルギー供給の仕方を変えれば、原子力なしで十分にやっていけるのではないかと思います。そのほんの少しの贅沢のために、決断がなされないために、原発立地点の住民は数十年にわたって日々放射能の恐怖と事故の不安の中で暮らしています。そして、この不安が現実となったときには、東京の皆さんも同じ被害者となります。
 今、私たちは新たな不安を感じています。それは、地盤が沈下し、万が一の想定の数倍にもなるゆれに襲われ、建屋が傾き、制御棒が抜けなくなって、目に見えないひずみを抱えているであろう原発をまた動かそうとしているということです。東京電力や国は大きな地震は起こらないという前提で柏崎刈羽原発を設置し運転してきました。私たちが、断層があって地震が起こる、その時どうするのかと述べても、そのような地震は絶対に起こらない。だから建設するのだという答えでした。いま、その大前提が崩れました。大きな地震は起きないという前提が崩れた以上、運転再開はあり得ません。
 今日、私たちは地震後の生活の復旧すらままならない中で、ここに集まりました。また、全国の皆さんにもおいでいただききました。ここに集まりたくても、自宅や地域の復旧のために参加できない仲間も大勢います。私たちの思いが東京をはじめとする電力消費地に届いて、皆さんが原子力のことを考えてくださることを望んでいます。
 今回の地震は、私たちの生き方に対する警告のような気がします。皆さんとともに、少しだけ生活の方法を変更し、原子力に頼らない、長続きする社会づくりの一歩が踏み出せたらいいと思っています。
 大きな地震でしたが、かろうじて原発は止まりました。このまま「おやすみなさい柏崎刈羽原発」。そしてその時には、はじめて、私たちは安心して眠ることができます。
       2007年11月24日
       おやすみなさい柏崎刈羽原発集会参加者一同
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昨日の集会に出席できませんでした。想像以上に強いメッセージ(集会宣言)でした。東京に住んでいる人、一人でも多くの人に読んでいただきたいので、急遽、そのままpdfの内容全文を転載しました。

せんだいメディアテークの活版の今後

JAGDA東北会員の展覧会とデザイングランプリTOHOKUの表彰式のため仙台に行ってきました。
ところで、メディアテークのキュレータの清水有さんとsmtの活版の今後のあり方について語り合った。現在、地下にあるぼくのadanaを7階に上げる計画がある(まだあくまでも計画)。この機会にドラスチックに変える企画を作っていくことをお約束した。巷では、活版を取り巻く環境が急速に変化している。そのことを踏まえて、メディアテークらしい活版をみせていこうと思っている。
ぼくの晃文堂ユニバース6,12,24ポイントの鉛活字をかかえて帰ってきた。白金のクラスで使うため。重たかったぁ。
もしかすると、「文字展@smt 2 」が実現するかもしれない。ワクワクするなぁ。仙台は大きな満月だった。