一般に茶掛だと、松樹千年翠、松無古今色、吟風一様松、冬嶺孤松秀、鶴舞千年松(白鶴舞老松)あるいは松一字。実に目出度い。
この禅語の出典は不明で『嘉泰普灯録』らしい。下は截斷紅塵水一溪(こうじんを せつだんす みずいっけい)と続く。謎なのは(へきらくを ほうかいす まつせんじゃく)「碧落衝開松千尺」とそのまま書かれている(字並びはこっちの方がいいと思う)。
一本の松(枯れない常緑の精神)が高く崧え、真青な天空(浮世)を衝き破る様子。立った道人の孤高さを示している。明治8年(1875)加賀天徳院25世18年間の大休悟由禅師の筆で、永平寺に入山する前の墨蹟。また表具はボロボロ、おまけに天から水跡のシミが天に突き抜けているうちの赤松のよう。欲しかった僧の書。先日の「喫茶去」のように緩くない実に強烈な書と出会った!
森3 SUN SUN MUSEUM
http://picpanzee.com/place/426688624768578
大休悟由の「喫」
趙州喫茶去
師問二新到。
上座曾到此間否。
云不曾到。
師云。
喫茶去。
又問。那一人曾到此間否
云曾到。
師云。
喫茶去。
院主問。
和尚不曾到教伊喫茶去即且置。
曾到為什麼教伊喫茶去。
師云院主。
院主應諾。
師云。喫茶去
ん〜残念。
古今墨蹟鑒定便覧
ここんぼくせきかんていべんらん
https://www2.dhii.jp/nijl_opendata/searchlist.php?md=idl&bib=200008045
我的字體排印學之路:字體排印新浪潮之父沃夫岡‧魏因加特
中文で発刊されました。すごい!なんとぼくのページがサンプルで!!偉い台湾!!!
茶壺
謎な歌。
炉開きで、壺飾りを。『習事十三箇條』は点前ではありませんが、基本の所作です。本としてもよい佇まい。
茶話指月集 上
今の世、習いと号し梓に鏤む茶録の類い、可否粉然として信用しがたき事どもはいかんぞや。さるによりて、古えより何れの道も相承の正しき師を尋ね、程門の雪にたたずむ志を称す。
タイポグラフィ的造形の手引き
エミール・ルーダーのタイポグラフィ
今、Amazonから送られてきました。
スミさん、ニコールさん、おめでとうございます。
https://sumally.com/p/2565659
アドビ税終了
Macintosh SE時代、イラストレーター3.0Jを購入して以来、長い間どうもありがとうございました。古いマック、古いアドビはこれからも使いますが、つながりは無くなりました。もちろん事務所では以後のversionを使用しますが、ぼく個人としてはスッキリ。それにしても、ひどい徴収の仕方。モリパス税は生涯一銭も払うつもりはないけど(事務所もぼく個人も)。笑
春入千林處々鶯
元伯宗旦が、類語として「花」を「鶯」に置き換え視覚を聴覚に移行した句を編み出した。元句は
葛藤集、北磵居簡禅師語録 春入千林處々花 はるは せんりんにいる しょしょの はな (秋沈万水家々月 あきは ばんすいに しずむ かかの つき)前半句=春は至るところに一樣の花。季候各本分ありの意。法性は何處も彼處も一様、つまり森羅万象すべてに、平等に仏の世界(法性)が行き渡り、人は一切の衆生を備え、仏になれる本性のない人はいない。それは無限の大自然の見えない働きにたとえて、仏の慈悲がいかに公平無私にして広大無辺であるかとした。即中斎最晩年筆七字一行物。金霞料紙、14代飛来一閑造軸先、春芳堂表具、桐塗二重箱。ケカウ!
高島屋好み物展において、3.猶有斎筆七字二行物。トリメメ