CD-ROM「グリッドシステムにおけるレイアウトの展開」

ここのとこ、平澤くんとグリッドシステムを駆使したレイアウトの仕事が佳境になっている。白金の学校でも「グリッド」についてのやりとりが多い中、最も分かりやすいものをと、本棚やダンボール箱をゴソゴソやっていた。
ふっ、と思い出した。「グリッドシステムにおけるレイアウトの展開 ver1.1」
今見ると、卒研でここまで、よく作り込んだなと感心してみていた。1998年制作、もう10年前か!InDesign CS3を駆使して、現状のこのようなものが存在したらすごいと思う。
この年はうちの研究室から、これと「Akzidenz Grotesk Light Move」ふたりの最優秀賞だった。なつかしい。

ありがとう

最近,身にしみてきたことですが,「ありがとう」はThanks.あるいはDanke.とかMerci.とは一味違うことばのように感じます.
今朝,近所の小学生の女の子が元気よく「ありがとうございました」っと,運転手にお礼をいって都バスを降りて走っていきました.となりにいたおばちゃんが大きな声で「よい子だねぇ」っとニコニコ,それを聞いてた人たちみんなニコニコ*下町でも実際には珍しい光景でした.ごくふつうの光景のようですが,ヨーロッパから直接長岡に帰ってきたぼくにとって,長岡で毎朝このような光景をたくさんみていて,ぼくは不思議でしょうがなかったのです.雪国では,あるいは交通機関が乏しい地域では,バスが自分の目的地まで送ってくれるという見方があるのか...当り前の行為**だったのです.根拠を超えた「ありがとう」ということば,いろいろな含みがあります.
*ワインガルトが来日した時のひとこと,「街角の日本人は幸せな顔をしていない.」
**あいさつひとつ,大学生になると全くなかった.ぼくが授業を見ている,その学生ですらしない.なぜなのか?
結構奥深い.簡単なことばと行為には,謎が多い.

トレッキングマップ

長岡からのメール。いいなぁ、これ。
地震があって、このようによい方向のリアクションがいろいろなところで、その地域ならではのことで起きるといいですね。
>お疲れさまです。
>先ほどまで一日山登りをしてきました。
>最近トレッキングマップを作るのが長岡で流行ってます^^;

>地震以降、復興を県外の方にお知らせするために
>山間部のトレッキングマップを作る機会が何度かあります。
>
>山登りでオオアリに足かまれました^^;
==
そういえば、ぼくも一年目二年目は密かに長岡サイクリングマップを作っていたのだけど「田圃を美しくみるコース」とか「川辺の花見コース」がよかった^^; あれ、どっかにいってしまったなっ。

『事例で学ぶ認知行動療法』

cover
大うつ病性障害
気分変調性障害
複雑な気分傷害
パニック障害
強迫性障害
社会不安障害・対人恐怖
摂食障害
境界性パーソナリティ障害
いろいろなところで耳にしていると思います.
人のつくった病...reflectionのように見えます.
うつろう「うつ」は単純ではないと思います.
最新の治療の方法を知って下さい.
http://www.stress-coping.com/info.html

月刊 広告 発行博報堂 1962 FEB.

気に入っている記事が載っています.
==
杉浦康平 エディトリアル・デザインの領域
最後の一節
...
もう一つは、大衆に対する姿勢を正しくもつことである。現在のように、大衆というものを自分の前に設定して、それよりへりくだったところで大衆に接するか、それとも大衆と同等、もしくは先んずる形で理解するか、そこに編集の基本的な態度があり、そこで出来上がったものがはっきり違ってくると思う。

打ち水大作戦

lalaportで大作戦の隊長と偶然お会いして帰ってきました.夏の終わりの笑い話,打ち水する前に,また大雨!!!(すみません,笑ってはいられないです)
==
「列になる日本的エコロジー」(eco-plazaのMLからの抜粋)
「いっせいに打ち水をして真夏の気温を2度下げよう」が合言葉ですが、
・・・
通りいっぱいに「一列」に並んだ人垣から、いっせいに水しぶきが放たれる瞬間・・・!あの光景に、日本の「様式美」をみないわけにはいきません。
・・・
そこに、ほれぼれするような、いっせい打ち水の列が姿をあらわします。「列になる」こと。それは日本人の特質です。才能かもしれません。
・・・
打ち水大作戦は、日本人の行動パターンを一幅の絵として出現させました。「列になる」こと。それは日本人の文化であり、美学であり、エコロジーです。列になることで、つながりを実感する。列になることで、ひとつになれる。かくも美しく列をなす日本人こそ、環境と共生の時代のリーダーに相応しい!?
==
やっぱり,池田さんは抜群です!!!晴れてきてよかったですね.