そろそろ、全国の教育機関が新学期からの計画の最終段階に入ってきます。
桑沢デザイン研究所夜間のこの4月からは、充実することが確かです。
●前期金曜 エディトリアルデザイン(2年生対象)
●後期土曜 レタリング・タイポグラフィ(1年生対象)
ともに阿部氏とのコラボレーション。
また、分担授業。ぼくは要所をおさえる役。
とうとう、1年間の通年完全教育ができます。
他の学校では絶対にできない質のよいプログラムをめざします。
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ぼくの後期は、おそらくレタリングを担当。長岡では8期生に教えたことを記憶している。あの時は大変だった。神田先生の後をひきついで、徐々に天野先生にバトンタッチすることを前提に2学年同時に教えて。。。今思うとなつかしいし、よくやったな〜。
レタリングは地味、全くバーゼルのやりかたでやる。アンドレの直伝の方法ですから。
HOMAGE TO LARS MÜLLER/2005
ABCのトークショーの最後で彼をおどろかせました.ラース・ミューラー本人には全く事前に知らせないで...
2005年にワタリウムで行ったワークショップのすべての受講者みなさんの全作品をまとめて5回=5冊に製本し,プレゼントしました!!!もちろん世界に一冊づつしかない本です.ものすごく感動していましたよ (-: みなさん,あらためて,ありがとう!
[追記:実は公開授業当時から,「ラースにさしあげる」とみなさんに,お約束をしていながら,3年半も経ってしまって,ぼくっていう人は,のろいというか...ほんとすみませんでした]
彼は今日Harvardに飛んだはず...
元長岡造形大学視覚 三教授
前々からのお約束で、今日は鎌田先生が鎌倉に戻られて初めて、岩田先生とぼくと、ごあいさつにまいりました。
夏をおもわせるような、鎌倉。たいへん気持ちのいい日でした。
鎌田先生のお宅は佐助という鎌倉と北鎌倉の間の場所にある1959年に建てられた、すてきなおうちです。緑間中にあって、感動してしまいました。母屋の前に立つ立派なコナラにつくりかけのトゥリーハウスもあって。。。
話は尽きることなく、長岡造形大学ができてから、先生が学長をされてきた今年の3月まで。ほとんどが教え子たちとの思い出話し。すごくたのしかった〜〜〜。3人の先生とも、大学の仕事の話でなく、学生だったみんなが、どう変わっていったか!ッという話でいっぱいでした。いかに教育って、不思議なものか。やっぱり、ひとりひとりの人のことなのでしょう。
ほんと3人とも、やりきったね!っという満足の時を振り返りました。
ぼくは、鎌田先生と奥様、岩田先生とお会いして、あたまがスッキリした日でした。
鎌田先生、長い間、大学、お疲れ様でした。
kds2008
今日も、阿部氏と桑沢新学期の打ち合わせをしていました。
シラバスはほぼ決定しました。再来週スタート。
昨年、彼は新人教師だったのだけど、今年はメインでがんばってもらいたいです。
ぼくは要所をおさえる役。初の分担授業。
ひさしぶりの「タイポグラフィ」の授業です。。。一回完結。レジュメを考えていました。工夫が必要。まず、絶対おさえてもらいたいことを、わかりやすく!
ある卒業生からのメール
今朝,衝撃的なメールをいただきました...確かに,ぼくもあの頃はトンガッテいましたねェ.すごくたのしかった.
ちょっと,このメール,シンパっぽいのですが,先生と学生って,けっこうこういうので元気つけあってんですよね.もうすぐ新学期,みんながんばってほしいね.さっき散歩してて,大川端の桜はもうすぐ咲きそうで,,,たのしみっすね!
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> ぶっちゃけて言わせていただきますと、先生が長岡造形にいて僕は本当にこころから良かったと思ってます!
> 大学の先生って入るまでどんな専門か?ってわからなかったので、大学の案内のポスターとかを見て決めていたっていうところが僕にはあって
> 長岡造形は小泉先生、神戸芸術工科大学は杉浦さんっていう雰囲気を感じ取っていたのかなーと今はちょっと誇張してそう思ってます。
> 多摩グラとか、ムサビの視デとか行かなくてよかったなーと、 (基礎デはちょっとよさそうだなーとあとで思いましたが)
> で長岡でタイポグラフィの専門の先生がいて、若くて、熱血ですごく良かったと思っています。
> 僕はお坊さんになりたかったけど親に反対されたクチで、あのバーゼルスタイルだと思っていますが、先生のスタイルのビッシっていうのが禁欲的ですごくいかったです。
> あと神田先生と鎌田先生がいて、凄くほんとに良い先生たちで、今から考えると学生たちにとってはこれ以上ないバランスだったんじゃないかと思っています。
日本のこれから「大丈夫ですか?日本人の学力」
たいへん興味深い番組でした。つい、たくさんメモをとってしまいました(もう、大学の先生ではないのに)。
教育とは本当に難しいと思います。先生とは何か。まだ答えは見つかっていません。
おじいちゃん、おやじ、ぼくはそういう意味では先生三代目、生涯の課題だと思っています。学力とは、勉強だけでなく、本当の意味での人間性だと思います。ある女性が言っていた「あなたはどうですか?」これは心にしみるいい言葉でした。相手に答えないで自分から逃げてしまう。。。事実を知って、自分と向き合うことってたくさんあります。
以前、長岡の鎌田学長が「学問」とは答えを問うのでなく、学び方を問うことだと言われていたことを思い出しました。それをみつけられない人が多いのではないでしょうか。つまり、社会の中での自分の存在、家庭の中での自分を確立できていない人が多い。子供だけでない親も含めて、それを示していないのではないでしょうか。ぼくはそう思っています。
デザインも全く同じこと、ぼくは大学ではよい先生ではなかったのではないかと自問自答しているこの頃です。今の教室では、全く煩わしいことなく、ぼくのタイポグラフィを欲している人に伝授しているだけ、この部分だけに突出して。
ある意味で幸せな先生。
最終講義出席表の返事
6月が終わります.最終講義から3カ月,毎日夢中で突っ走ってきました.
長岡での最後の授業の時のアンケートをやっと読み出すことができて,ひとりひとりメールで返事を書き出しました.
残念ながら,メールアドレスの項に記入がないため,返事を書くことができない人がいます.この場で,心から御礼をいいたいです.この書き込みをみて,よかったらメールをくれると,うれしいです.
タイミングがずいぶん,ずれてしまって,ごめんなさい.
new editorial design class
昨晩,本年度の桑沢夜間の第1回目の授業があった.これまで桑沢の5年間のぼくのクラスのベストワークス総集編をスライドショーで(はじめて)見せた.やってて,なかなか,力作があったな.って実感した(昨年度の学生は桑沢新人賞をとったみたいだし).
さて来週から,正式にバーゼルの後輩=阿部宏史氏と授業をやる.たぶん全く新しい試みのクラスとなる.学生の可能性は底知れない...たのしみたのしみ.
長岡最高の日
きのうは全く理解のできない、すばらしい日だった。大学の教師をして、ほんとうによかった。この歳でこんな至福があってよいのか。昔の学生たちがたくさん集って、ぼくの最後の講義、ワークショップ、そして晩餐に参加してくれた。花道を作ってくれた学生たち。ぼくの研究室出身以外の人も盛り上げてくれた。真の謝恩会だった。
これって、なんといって表現してよいのか。。。圧縮メモリが一気に解凍して、鮮明に頭の中で甦った。しかし、13年分一気にいきなりだったので、あぁ、ぼくの頭の中はひどい時差ぼけをしたようになって。まだおかしい。
忘れられないたくさんのデザイン、そして苦しみと楽しみをありがとう!!!
そっか、小泉研はピタリ130名だから、ほぼ半数の方々が来てくださったことになる。
No snow, Empty room>>>White room
長岡に雪がない。
昨日最後の卒業制作の審査が終了した。大学生への最後のメッセージ、ものすごく疲れを感じた。
それにしてもおかしい。雪が全くない。
13年、愛着のある部屋が空っぽになった。
壁のぼくのGodふたつ、ワンガルトの日本レクチャーツアーのポスターと坂本さんのロゴ。とうとうはずした。終わった。
Creamの”White Room”を聞いた。