[ap-all:04634] 高尾山のこと から

東京には「圏央道」という外環道路の計画があって、まだあまり着工されていないのに、よりによって先に高尾山にトンネルが(いままさに、今月)開けられようとしている、というのです。高尾山は標高599メートル、植物が1300種、昆虫が5000種以上(日本でも3本指に入るそうです)、観察された野鳥が130種以上(海鳥、水鳥含めて日本で見られる野鳥の30%だそうです)、ほ乳類は28種、年間の観光客が200万人。1200年以上まえから信仰の山で、薬王院があり、殺生禁断の教えを守ってきたのだそうです。
水の塊と言われるほど水系が豊かな高尾山は、トンネルが掘られてしまうと、枯れてしまい、その豊かな生物多様性が崩れてしまうだろうと言われています。実際となりの山の八王子城跡でトンネルが掘られたあと、滝が枯れてしまいました。その後の調査で、トンネル工事により地下水の高度が落ちたことが明らかになったそうです。
そんなときに市長選挙のタイミングがやってきて、高尾山の自然を守る市民の会の事務局長をずっとやってきた橋本よしひろさんという人が、見るに見かねて、八王子市長選挙に無所属で立候補することになりました。
高尾山にトンネルを空けてほしくない、橋本さんを応援してもいい、推薦してもいい、名前を出してもいい、という方はぜひ、マエキタまでお知らせいただけますでしょうか。
マエキタミヤコ
http://www.ecocolo.com/starblog/maekita
ということで!
http://www.project8.jp/ouensya/message.html
地球全体のことを考えるのも必要ですが,まず身近なところから守らないと...
八王子市の人たち!せつにお願いいたします.お友達で八王子にいらっしゃる人にも広めてください.ぼくがちょっと教えた多摩美の人たち,どうぞお願いします!

Simone Frutiger†

小林章さんからのメールでぼくは涙が...
>悲しいお知らせです。アドリアン・フルティガー氏の奥さんシ
>モーネ(Simone Frutiger-Bickel)さんが先週亡くなられまし
>た。84歳でした。
>フルティガー氏は最初の奥さんと、二人の娘さんとを見送った
>ことになります。金曜日に告別式に参加するためベルンに向
>かいます。
Anne-Sylvie Frutiger† 4. Mai. 1972
Annik Frutiger† 24. Nov. 1980
frutiger/tokyo
写真は3人で駒場の日本民藝館に「絣展」を見に行ったときの記念写真.たのしかった.フルティガー夫妻は1984年の来日で東京ではこの一日しかフリーの日がなかった...春爛漫のおだやかな日をごいっしょしました.今でも,シモーネさんのスキヤキ食べている浅草での笑顔が忘れられません.
三日前に白金の教室でフルティガーDVD三昧で,いらした方々に,お話をしていたばかりでしたので,すごくすごく心に染み入ります.合掌.RIP

春の海

鎌倉稲村ヶ崎のgiogiofactoryでのんびりした。
ポカポカで春の陽気、海岸通りは車の切れ目がない渋滞。これじゃ、地球上の永久氷はどんどん解けていく。伊藤さんとボャ〜〜っと、そんな話をして、ダラダラした。
伊藤さんの昨年は「はっぱくん」の年だった。緑が増えていくのっていいでしょ。実はこのキャラクターはお互い20代に見なれていた。。。ビックリ。
やはり、20代で築いたものが、たいせつなのだなぁっと実感した。ぼくも今年は初心に帰ろうと!再決心。
それにしても、acogicの話にはふたりで大笑いをしてしまった。。。

[ap-all:04540]から『ハチドリのひとしずく』のこと

http://www.hachidori.jp/story.html
もうすでに有名になっているお話ですが。。。ぼくすごく好きで、この感動的なお話の発掘者の中村さんから教えていただきましたので。
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ナマケモノ倶楽部&ウィンドファームの中村隆市です。
「ハチドリの伝説」を紹介していただき、うれしいです。
−ハチドリの物語が人々を勇気づけていますが、これもナマケモノ倶楽部が広めましたね。
 2001年にナマケモノ倶楽部が「フィエスタ・エクアドル」というイベントを企画して、エクアドルからたくさんのゲストを招待した中にアルカマリという先住民キチュア族の女医さんがいた。彼女は、エクアドル各地をまわって薬草を集めるときに、一緒にその地域に伝わる伝説や民話なども集めていて、その中の一つの物語をアマゾン地域でこの伝説を聞いて感銘を受け来日時に教えてくれました。それが、クリキンディ というハチドリの物語だった。
この話を聞いたときに私は、ハチドリに励まされたような気がしてうれしかった。一緒に聞いていた辻さんも感動していた。それで、多くの人に伝えたいと思って、「ゆっくり堂」から『私にできること 地球の冷やしかた』を出版したわけです。
http://www.yukkurido.com/
その後、辻信一監修の『ハチドリのひとしずく』(光文社)が発行され、そこには、坂本さん、Shing02さんも登場されています。
ハチドリの伝説が伝わるエクアドルで、現実に森を守る活動が活発になっていますが。。。http://www.sloth.gr.jp/
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っということで!
Kurikindi:
Why is the hummingbird’s forest burning? A South American fable
The forest was on fire.
All of the animals, insects and birds in the forest rushed to escape.
But there was one little hummingbird named Kurikindi, or Golden Bird, who stayed behind.
This little bird went back and forth between water and fire, dropping a single drop of water from its beak onto the fire below.
When the animals saw this they began to laugh at Kurikindi.
“Why are you doing that?” they asked.
And Kurikindi replied, “I am only doing what I can do.”

Helvetica Forever

Helvetica Forever
Story of a Typeface
Designed in 1957, the Helvetica font is an icon of Swiss graphic design, which was a model of sober, functional communication throughout the world in the 1950s and 60s. The balanced and neutral appearance of Helvetica forgoes a high degree of expressivity – a quality for which it is both criticized and admired. This polarization has helped to gain it unparalleled notoriety. Helvetica is far and away the most widely used of all typefaces; according to a survey by the Berliner Fontshop-Archiv, it tops the list of the hundred best fonts of all time. This publication retraces Helvetica’s fifty-year history, compares it to the well-known sans serif fonts of the twentieth century, and examines the phenomenon of its unparalleled spread. Numerous illustrations show a multitude of ways the font has been used in five decades from a wide variety of fields – from signal design to party flyers.
21 x 28 cm, 130 pages, 150 illustrations, hardcover
ISBN 978-3-03778-121-0 english
not available
more infos: info@lars-mueller-publishers.com
http://www.lars-mueller-publishers.com/e/katalog/ausgaben/set.php

Helvetica/THE KAZUI PRESS LTD

高岡さんから
8枚のHelveticaの写真ポストカード
17枚の活版の写真ポストカード
1枚のHelveticaの活版刷りと
1枚のHelveticaの活版刷りポストカード
が送られてきた.美しい!
1/8(火)〜1/27(日)
日本タイポグラフィ協会・東部研究会委員会  
「51歳のヘルベチカ」展
で見ることができると思う.
http://www.misuzudo-b.com/gallery.html

2008年 元旦

例年のように、足の向くままに谷中を散歩した。
今年初めての外での一声が 英語だった。
Hamburgからの旅行者へのガイド。おもしろい年になりそう。。。
今年のカードの言葉:
Seltsam, im Nebel zu wandern!
Einsam ist jeder Busch und Stein,
Kein Baum sieht den anderen.
Jeder ist allein.
Hermann Hesse
ヘッセ29才の詩から
すごく深い言葉だ。感動してしまった。
今年は納得いくまで、ひとつひとつじっくりやりたい。

2007年の幸せ感

今年一年を振り返って.
たいへんな年でした.大学教授という任務を終えてから,一人で活動することになり,支えてくれた人がいます.
その人に心から感謝しています.
人生あまりこのような機会は多くないと思いますが,乗り切ることができました.
そして,今は自分の信念の方向に向かっていけるという,ちいさな幸せ感があります.(どうなるか全くの未知数です)
1.
ぼくのタイポグラフィ学校は世界に例をみない唯一の場です.受講者の方々もわかっていただきつつあり,幸せです.デザインを知り尽くした方も全く関わったことのない方も学び取れ,教えるぼくも毎日が精進です.
2.
20代でフリーのデザイナーを始めましたが,そのときの初心に戻れました.デザイナーとはどういう仕事なのだろう.今までの経験を認めてくださる人たちといっしょに作り上げていける幸せ.文字や出版物の尊さを感じ取れる仕事を探す旅なのだろう.そしてそのひとつ,スイス・タイポグラフィとは何か…をつくりはじめました.
3.
ぼくたちのまわりの問題.正面を向いて,他人事でなく意見を言っていかなくてはならないことがたくさんあります.次の世代の幸せのために.