今回の掘り出し物.年代は不詳なのですが,めずらしい書体見本帳を見つけた.ビルクホイザーの.
今はBostonが経営の拠点なのかな.建築の本で有名になっているようですが.
元はバーゼルの小さな印刷屋.自前のローマン体を持っていた.ちょっとへんてこりん,くせがある文字.
http://www.springer.com/east/home/birkhauser/about+us?SGWID=5-40298-6-111426-0
http://tenplusone.inax.co.jp/archives/2002/05/10193210.html
スイスの製本学校の教育
今日,TS_g/schoolにとって,とっても大きな打ち合わせがありました.
スイスのアスコナの製本学校で学ばれた都筑晶絵さんが作品を見せにきてくれたのです.もとはデザイナーの廣瀬豊さんのご紹介で...
とにかく,いいんですよぉ〜〜.
モダン(モデルネ?)のルリユールというか...もちろんその前に伝統的なことも学ばれた都筑さん.ぼくのところでのプレゼンテーションがたのしみ!!!
ということで,TS_g/Lecture+Workshopの第一回で彼女の製本をお披露目したいと思います.
12月8日(土)の予定.詳細は後日 www.htypo.net/school/ に載せます.申し込みはメールにて受け付けの予定.
http://postaldia.jugem.jp/
http://www.cbl-ascona.ch/
『青春は美し』
ここのとこ,ヘッセを読みふけっている.
岩波文庫の1920番,昭和16年初版四刷もちろん精興社.『青春は美し』には,
もう一篇「秋の徒歩旅行」という短編も入っている.「青春は美し」はヘッセが青春時代自然の中での恋を描いたもので,心に染み入る.
アルツハイマーのための
この夏は,とても暑かった.この5年大切にしてきたレモンの木を,ぼくの不注意から枯らしてしまった.
その直前に撮影した写真.とってもラフな写真だが,装丁は素直に仕上がった.
人が枯れていく...とても辛いが,まわりの人がきちんと聴き,見つめる...
とても大切なこと...そのような本.
http://www.seishinshobo.co.jp/60405a.html
地球上の植物が急速に減っている.手を差し伸べることが,人を救うことにもなるのではないか.
緑=葉=言葉
Kimberly Elam
この人の著書が,最近書店で目につく.和訳も多い.
内容はきちんとしている本のようですが.このような本が,実際どのように参考にされているのか知りたい.
構成力,レイアウト力は必要なのですが,それ以前のことが,語られていないようです.そこがないと,困るのでは? とにかく,タイポグラフィはそれだけではないと思う.
バーゼルの匂いはする.しかし,内容は? 学生の作品例は豊富だが読むと浅い.AGSのサマースクールの体験者だろうか?
http://www.wpdfd.com/profiles/kimberlyelam/
http://www.studioresourceinc.com/index.htm
http://www.bnn.co.jp/books/title_index/design/typographic_systems_8.html
TypeShop_gのタイポグラフィ学校のカリキュラムも早急にまとめていかなくては...
http://htypo.net/school/の12.に少し写真を載せました.
ワインの試飲会@TypeShop_g/school
昨晩のevening classの始まり30分前に,突然だったのですがPIEROTHの方が来て,ドイツ・ワインの試飲が催されました.ぼくもビックリ.
ワインガルトが時々,タイプショップでワインやビールを振る舞った.優れた作品を生み出した時!それから全然調子が悪い時「これ飲んで,かえって寝な!」...思い出す.
ぼくが初めてに訪れたときも!あの時はきっと,うれしかったのだろう.
白金のTypeShopもワインの香りに包まれて,harvestの季節だ!
●お知らせ
さて,学校も4ヶ月が経ち,授業内容(正確には全員違います,現在17名/教室定員5名)も落ち着いてきましたので,メールでの個人的な問い合わせを受け付けることにしました.
hitsh@htypo.net まで.もちろんここのコメントでも...
いつでも受講,受け付けております.ただし,申し込み方法は以前と変わりません(htypo.net/school/の01.をご覧になってください).
どうぞよろしくお願いいたします.
スイスへ 2
1988年のスイスへのタイポグラフィの旅(TypeTrip)が,ぼくの人生の大きな変革点だった.
昨夜,一通のメールが届いた.それもドイツのライノの小林さんと交信している真っ最中だった.その旅でハースを訪れた時に,お世話になったAlfred Hoffmann氏からだ.(Helvetica Filmを見た人は知ってると思います.登場してくる人)
生まれて初めてロンシャン訪れたのも,彼が案内してくれた.それより何より,Haas社の鉛活字を送ってくれたのも彼だ.(先日,高岡さんがぼくの郵送用のハースの箱を見てAirMailだ!って驚いていた=はっきりいって,ぼくって相当バカですね.(相当重いのに)活字をAirMailで送ってもらうなんて/当時はそれほど早く本物を見たかったのでしょう/そんな金あったら,余計に活字を買えばいいのに=当時の小遣いすべて活字に化けていた)
今回のスイスでヘルベチカのProjectのことなど,話し合ってくる.もちろん白金の教室の活字…もちろん他のTypeface(^^)本物で.
TypeTrip再び.もう少しで再会が実現する.たのしみだ!
ap
坂本さんからのメールで、artists’ power に入れていただきました。
うれしいです!
みなさん、活動されています。。。早速ですが、
https://www.sitesakamoto.com/unplug_kariwa/index.php
「Unplug Kashiwazaki-Kariwa/おやすみなさい、柏崎刈羽原発」ぜひ、ご署名を、よろしくお願いいたします!
眼科医
昨日は予てからの、眼底検査をしに眼科にかかった。瞳孔が開きっぱなしは、不思議な光景で、すごくつらい。。。軽い飛蚊症、老眼、視野狭窄、白内障、緑内障の各々の検査。。。とにかく20年以上も、眼は酷使してきたから。。。
紫外線にやられて、スイスの眼科にかかったこともあるけど、すごく好きなところ。いろいろな興味深い機械はあるし。
大学受験のときは、毎日のように目を洗い(ガラスの特殊な容器がたくさんで/夏は冷たい、冬は暖かいホウ酸水で)に通った。気持ちよかったのだけど、最近の眼科は医学が進んで、このようなことはしない。
そこで小咄。或おじさんの視力検査、「では、検査を始めます。その小さい杓文字で右目を隠して、左目の検査から。このへんから見えるでしょう。この字は?」『て』、「となりのこれは?」『り』、では「下のこれは?」『へ』、ん〜〜〜〜「ではこれは?」『C』、ん〜〜「これは?」『C』、ん〜〜Cではなくって「これは?」『C』、ん〜〜Cではなくってカタチ「これは?」『C』、ん〜〜だからCではなくって「ではこれは?」『C』。
ほんとにあった話らしいです(^^)、このおじさん、よくみえてるよね。眼は本当に本当に大切!みなさんもこまめに検診が必要です。
ん〜、ランドルト環は確かに『C』だ!
pen No.207
とうとう届きました.スイス「デザインをめぐる旅」.
70ページのカッコ内の一言(お話をしたのは7月の半ば頃)が,ぼくなんだけど...このポスターの項のすべて,編集の伊藤さんとライターの土田さんの力の入った仕事の結晶でしょう.おつかれさまでした.
swissairのページも,ゲルストナーにインタビューできたのは編集部の快挙! それにしても写真を見る限りですが,おじいさんになってしまった...ぼくがお会いしたときは,SwissBankerみたいだったのに.