AXIS Magazine

本日,出来のデザイン誌「AXIS」6月号p.116-119に
「日常と非日常を繋ぐチャレンジ
デザインが災害に対してできることは?
Haw can design help when disaster strikes?」が載った.
記事には,分野の違う若手デザイナー(サンアドの石井さんたち)のワークショップの様子も載っている.この仕事は,もちろん結果の展覧会なのだが,固まっていくプロセスがすごく重要で...ぜひいらっしゃる前に目を通していただきたい!
それと,雑誌には載っていないのだが,ぼくといっしょに会場デザイン他を担当しているのが,長岡造形大のOBの平澤智正,猪俣みのり両氏.このふたりがプロジェクトの途中からですが,すごく力を発揮してくれていまして...とにかく,展覧会期待してください!(GWは返上か)
誌は数日で書店店頭に並ぶ.
http://www.axisinc.co.jp/publishing/magazine/vol/127.html

book cover design

TypeShop_gの初仕事として、一冊の装丁が今日でき上がってきました。
ここしばらく、本の化粧はやっていませんでしたが、前々からやりたかったデザインが実現しました。すごくシンプル。。。ふさわしい本。ぼくも初心に。
そう、尊敬する先生の名著の装丁し直しでした(ネット上の画像はまだ旧装丁)。河合隼雄著『カウンセリングの実際問題』。関係者は絶対目を通すという書だそうです。河合先生と4年前に新潟でお会いして、夕食を御一緒できて、お話もできて、、、
この本はおそらくチューリッヒのユング研究所から帰ってこられて、日本での臨床の初まとめの本だと思います。このような本の装丁からスタートできるぼくは幸せ者。
よい本。
http://www.seishinshobo.co.jp/40119a.html
病床の河合先生がよくなられることを心から祈っています。
cover

new editorial design class

昨晩,本年度の桑沢夜間の第1回目の授業があった.これまで桑沢の5年間のぼくのクラスのベストワークス総集編をスライドショーで(はじめて)見せた.やってて,なかなか,力作があったな.って実感した(昨年度の学生は桑沢新人賞をとったみたいだし).
さて来週から,正式にバーゼルの後輩=阿部宏史氏と授業をやる.たぶん全く新しい試みのクラスとなる.学生の可能性は底知れない...たのしみたのしみ.

e.e.cummings/the voice of the poet

昨日、竹尾ペーパーショウで丸ビルに行った。大盛況で、整理券をもらってから会場に入れるまで1時間以上あったので、ひさしぶりに丸善をプラプラしていたら、意外なCDbookを発見した。
http://www.randomhouse.com/audio/catalog/display.pperl?isbn=
9780739315378

しかし、今日聞いてみたのだが、全く期待外れでがっかりした。あのような空間を意識した詩をかく人の朗読に全く「間」を感じることがなく、彼の詩のタイポグラフィとは異なるのだ。ぼくは詩人ではないので、語る資格はないのだが、ひとこと。ことばを構成している単語、ひとつひとつの文字の扱いには敏感でいたい。日本語は複雑で調べているとおもしろいのだけど。アルファベットは組み合わせで単語をつくることから、表音のその相互の関係(字間と改行の位置)とそれらの文字の純粋な音、つまり音的なものはすごく知りたい。きっと一生考えていくのだと思うけど。。。もうひとつがっかりしたのは、ペーパーショウの展示の中で一点、ひとつの言葉を扱っている仕事があった。でも安易に使われていて(ぼくの感覚からすると)。
ひとつのことばから全てを始める。そしてその深い部分を人々に伝える。昨年まで大学で2年生に出していた単語を平面構成する課題。。。基礎で単純だけど一貫している。。。やっぱり、考えさせられる週末をおくった。

「Exit to Safety」展 告知スタート

明後日から横浜で開催されます「地震EXPO」の共催イベントがアクシスギャラリーで。そのポスターがとうとう完成しました。本日各所に配布されています。
poster
写真は渡邉肇さん!淡路島で、ここに至るまで、このカットほんとに苦労しました。。。あたたかく見守ってくださった佐野恵子さん、ありがとうございました。3人でやっちゃいましたね(^^;
ポスターはB2サイズ/このjpg画像よりも色、写真ともに締ったできですが。。。

新会社

今日は大安。「株式会社タイプショップg」が設立しました。新たな船出です。
みなさまのためのデザイン/タイポグラフィの仕事をする会社です。どうぞよろしくお願いいたします。
もちろん、スイス・タイポグラフィの学校の準備も進めています。乞うご期待。

辞令>>>メールアドレス

本日、長岡造形大学にて理事長から退職辞令をいただきました。ようやく背負っていた重くて大きな荷物を完全におろすことができました。4月から学事暦に従わなくてよいのです。毎週新幹線に乗らなくてよいのです。とにかく、うれしい。
4月1日から、ぼくの
@nagaoka-id.ac.jp
@pb3.so-net.ne.jp
両メアドは使用できなくなります。

AXIS Gallery News (March, 2007)から

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│アクシスギャラリー企画展のお知らせ│
└─────────────────┘
いつやってくるかわからない都市型大地震。知っていても何をしたらよいかわからないのが現状です。けれども非常時は、日常の延長線上に突然やってきます。
本展は、災害の恐ろしさを伝える展覧会ではありません。一歩を踏み出し、デザインの視点から安全への出口を探す「クリエイティブ」な展覧会です。この大きなテーマの下、日々の生活のなかでデザインに何ができるのか、7組のデザイナーがチャレンジします。
また、「日常と非日常の交差」をテーマに「地震EXPO」で行われた防災グッズデザインコンペ入選作品を展示(審査員:小池一子、深澤直人、佐藤卓、眞田岳彦他)します。
いざというとき、いちばん役に立つのはクリエイティビティなのかもしれません。
本展は、BankARTで開催される「地震EXPO」に連動しています。
□展覧会名称:「EXIT TO SAFETY ─ デザインにできること 」展
□日時:2007年5月15日(火)〜6月3日(日)
    11:00-19:00(最終日は17:00まで)
□会場:アクシスギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 アクシスビル4F)
□入場料 : 無料
□主催:アクシスギャラリー、「地震EXPO」実行委員会
□協力:株式会社光伸プランニング、ジャパンゴアテックス株式会社、大日通周辺地区まちづくりを考える会、株式会社竹尾、ハリウ コミュニケーションズ株式会社、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター、フォトビションジャパン株式会社、プリメーラ株式会社、北淡震災記念公園、YKK株式会社、YKKファスニングプロダクツ販売株式会社、YKKスナップファスナー株式会社 他
□企画:アクシスギャラリー、NPO法人プラスアーツ
□会場デザイン:忽那裕樹(E-DESIGN)
□会場グラフィック:小泉均
□参加クリエイター: 
石井洋二(プロダクト)、今北 仁(ファッション)、忽那裕樹(ランドスケープ)、小泉均(グラフィック)、古平正義(グラフィック)、中央アーキ(建築、ランドスケープ)、野老朝雄(アート、デザイン、建築)

植木等

偉大な人が亡くなった。大好きな人だった。
おやじにつれてってもらったトコヤで、ぼくはスーダラ節を歌っていたひょうきんな子供だった。「ベイビー」というトコヤを思い出す。