kds2011

予定通りスタート。桑沢デザイン研究所夜間、ぼくは10年目、阿部先生は5年目。お互い、ずいぶん板についてきました。
●前期金曜 エディトリアルデザイン(2年生対象)
 阿部先生からのメイン課題:
A. 小説
B. 小説
C. 写真を見る
D. 日本文化論
E. 人物のリサーチ
F. 場所と写真
      から、ひとつを選択。
 小泉からのサブ課題:
K. 台割的発想の実験作品III
メインの課題は、昨年とほぼ同様。ぼくのサブの実験課題、昨年よりプロの眼をつくることに専念。
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ふたりの先生は、なぜか同じ衣装。(笑)

selected: 9 Works

今日から2/27、渋谷の桑沢デザイン研究所で卒展を開催しています。夜間部グラフィックのエディトリアルは昨年同様5階で、阿部先生とぼくとのクラスの作品が9点、展示されています。なかなかよい出来です。見応えがあります。是非お出かけください。
パンフレットは、阿部先生と金井くんの共作。徹夜だったようですね。
卒業展示作品・以下の9点
授業名:エディトリアルA
1
幽霊たち─あるひとつの線
石井利香+根岸実+柳沼美智子
2
GHOSTS─断片/集積
亀沢穣+河田裕也
3
ゆうれいたち─小説を読めないあなたへ……
石梶由紀+菅井好恵
4
スーツと写真─岩波Expanded文庫
佐藤慎吾+村上明+山中健雄
5
Suit and Photograph─通勤ラッシュの農夫たち
中村文子+野呂昭仁
6
日本人の一生─半世紀で変わったこと変わらないこと変わって戻ったこと
塩島瑶子+鈴木麻祐子
7
日本人の一生─日本人論のデザイン
朝重創太+村奈諒佳
8
John Lenon─Item Dictionary
大矢和音+柴田千恵子
9
内田裕也─Thank You Everybody.
片岡徹弥+城聖+細田絵理

完全授業

感動しました。昨日の桑沢の授業、作品提出日で欠席者0。全員時間内提出です(講評後、別室でディテールを修正していた人も、集中していたようで実によかった)。まさしく完全授業。これは桑沢で長年教えてきて(いや今までいろいろな学校でやってきて)、初めてのことだと思います。とてもうれしい、緊張感があり、すばらしいクラスだと思います。何よりもうれしい。それにしても3時間ノンストップ、48人の作品2点ずつ(場合によっては3,4点)、じっくり見て即講評。真剣勝負、疲れた。最後は全くあたまが働かなくなった。
月一回の授業が、ほんとうに新鮮。みんな、ありがとう!

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twitter accountにフォローしてくださった学生さん、昭和女子大の先生と関係者の方方、どうもありがとうございました。おかげさまで、計画していた以上に興味深い授業になりました。「言葉のデザイン」のころから、このスタイルの授業を思いついて、タイポグラフィ・ライブというか、双方向というか、授業イメージをくりかえしていました。皆さんのような立場の人が、今のタイポグラフィをどのようにみているか、タイプフェイスの好みや動向など知りたかったです。生の声をツイートしてくれて、多謝。このような調査を昔「カナモジカイ」というところで実施してて、興味深い結果を出しています。オタクのようなデザイナーの声でない新鮮な声を、今後も大切にしたいと思っています。
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思ったよりツイートが興味深かったので、アカウント名を「昭和女子大タイポ友の会」にかえて、もうちょっと続行することにしました。

桑沢教育のDNA

「概念を崩す」「基礎を問う」
最近のデザイン・トークで、現在を見据えて将来へという点で、おそらく最も重要な話だったような気がします。向井先生が1958年ウルム直後どのように桑沢デザイン研究所に関わられたのか、生でお聞きできました。
そして、キーワードは先生たち。ひとつの時代と学校は先生とその関係する人々で成り立っているのです。羽仁もと子と桑澤洋子、今和次郎、川喜田煉七郎、吉田謙吉、、、
そして東京造形大学設立に向かっていく過程にも。
実はその後の、ぼくが長岡造形大学設立に関わっていく始めの段階にも、つながります。そして今、ぼくと阿部先生が桑沢デザイン研究所に関わっている前提も、しっかりしたと思います。自分の今の位置が見えることは、とても大切。意味のある午後のひとときでした。(時間が全く足りませんでした)

桑澤洋子生誕100年事業 SO+ZO MOVEMENT

とても楽しみです。
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展覧会記念 連続シンポジウム
会場:専門学校桑沢デザイン研究所
総合司会:山根基世(LLPことばの杜代表、元NHKアナウンサー)
教育機関である専門学校桑沢デザイン研究所と東京造形大学の新たな可能性を検証するために行う講演会です。桑澤洋子の教育がもたらしたものについて検証し、今日の芸術教育をめぐる問題提起を行ないます。
2010年11月14日[日]
SO+ZOの、過去・現在・未来を語る一日
▼シンポジウム第一部 14:00−16:00
「桑澤洋子とデザインの時代−初期の教育とデザイン思想」
パネラー:小泉和子(建築史,室内意匠史), 沢良子(デザイン史), 羽原肅郎(デザイン史), 向井周太郎(デザイン史)
司会:新見隆(キュレーター)