人に、成る、と書く。
職人の卵たちの番組を昨晩見た。20歳をとうにこえた人たちでも、この人たちのようになれない人がたくさんいる。
心技体。昔からの言葉だが、ぼくもがんばって鍛えたい。
春の海
鎌倉稲村ヶ崎のgiogiofactoryでのんびりした。
ポカポカで春の陽気、海岸通りは車の切れ目がない渋滞。これじゃ、地球上の永久氷はどんどん解けていく。伊藤さんとボャ〜〜っと、そんな話をして、ダラダラした。
伊藤さんの昨年は「はっぱくん」の年だった。緑が増えていくのっていいでしょ。実はこのキャラクターはお互い20代に見なれていた。。。ビックリ。
やはり、20代で築いたものが、たいせつなのだなぁっと実感した。ぼくも今年は初心に帰ろうと!再決心。
それにしても、acogicの話にはふたりで大笑いをしてしまった。。。
2008年 元旦
例年のように、足の向くままに谷中を散歩した。
今年初めての外での一声が 英語だった。
Hamburgからの旅行者へのガイド。おもしろい年になりそう。。。
今年のカードの言葉:
Seltsam, im Nebel zu wandern!
Einsam ist jeder Busch und Stein,
Kein Baum sieht den anderen.
Jeder ist allein.
Hermann Hesse
ヘッセ29才の詩から
すごく深い言葉だ。感動してしまった。
今年は納得いくまで、ひとつひとつじっくりやりたい。
2007年の幸せ感
今年一年を振り返って.
たいへんな年でした.大学教授という任務を終えてから,一人で活動することになり,支えてくれた人がいます.
その人に心から感謝しています.
人生あまりこのような機会は多くないと思いますが,乗り切ることができました.
そして,今は自分の信念の方向に向かっていけるという,ちいさな幸せ感があります.(どうなるか全くの未知数です)
1.
ぼくのタイポグラフィ学校は世界に例をみない唯一の場です.受講者の方々もわかっていただきつつあり,幸せです.デザインを知り尽くした方も全く関わったことのない方も学び取れ,教えるぼくも毎日が精進です.
2.
20代でフリーのデザイナーを始めましたが,そのときの初心に戻れました.デザイナーとはどういう仕事なのだろう.今までの経験を認めてくださる人たちといっしょに作り上げていける幸せ.文字や出版物の尊さを感じ取れる仕事を探す旅なのだろう.そしてそのひとつ,スイス・タイポグラフィとは何か…をつくりはじめました.
3.
ぼくたちのまわりの問題.正面を向いて,他人事でなく意見を言っていかなくてはならないことがたくさんあります.次の世代の幸せのために.
the other side of MICHELIN guide Tokyo 2008
ぼくのミシュランたちはおやじが1965年に渡欧した時、買って帰ってきたものが主で、カッコイイので中学ぐらいから、ぼくのものにしちゃって大好きで眺めていた。
最近のものは全く持っていなかった。。。Red guidesの☆についてはfunnyな話が多いと聞いていたが、、、山本益博著『「3つ星ガイド」をガイドする』をザっと読んだら。おもしろい!
1.
評価をするということ
2.
料理人の個性や哲学のこと
フランスで修行したことを日本に持ち帰って追求しているシェフ。。。
全くその通りだ。
師走でない12月
例年と、まったく違う年の瀬。
拘束されない時間。
タイポグラフィの学校は順調。朝7時、寒いので気合いの入った受講生が来る。12/8の準備やいろいろで忙しい。
手でつくる美しさ。やりたいことでアタマがいっぱい。
ふっと、車にひかれそうになった。
不思議な時間。一瞬止まった空間。
『青春は美し』
ここのとこ,ヘッセを読みふけっている.
岩波文庫の1920番,昭和16年初版四刷もちろん精興社.『青春は美し』には,
もう一篇「秋の徒歩旅行」という短編も入っている.「青春は美し」はヘッセが青春時代自然の中での恋を描いたもので,心に染み入る.
眼科医
昨日は予てからの、眼底検査をしに眼科にかかった。瞳孔が開きっぱなしは、不思議な光景で、すごくつらい。。。軽い飛蚊症、老眼、視野狭窄、白内障、緑内障の各々の検査。。。とにかく20年以上も、眼は酷使してきたから。。。
紫外線にやられて、スイスの眼科にかかったこともあるけど、すごく好きなところ。いろいろな興味深い機械はあるし。
大学受験のときは、毎日のように目を洗い(ガラスの特殊な容器がたくさんで/夏は冷たい、冬は暖かいホウ酸水で)に通った。気持ちよかったのだけど、最近の眼科は医学が進んで、このようなことはしない。
そこで小咄。或おじさんの視力検査、「では、検査を始めます。その小さい杓文字で右目を隠して、左目の検査から。このへんから見えるでしょう。この字は?」『て』、「となりのこれは?」『り』、では「下のこれは?」『へ』、ん〜〜〜〜「ではこれは?」『C』、ん〜〜「これは?」『C』、ん〜〜Cではなくって「これは?」『C』、ん〜〜Cではなくってカタチ「これは?」『C』、ん〜〜だからCではなくって「ではこれは?」『C』。
ほんとにあった話らしいです(^^)、このおじさん、よくみえてるよね。眼は本当に本当に大切!みなさんもこまめに検診が必要です。
ん〜、ランドルト環は確かに『C』だ!
pen No.207
とうとう届きました.スイス「デザインをめぐる旅」.
70ページのカッコ内の一言(お話をしたのは7月の半ば頃)が,ぼくなんだけど...このポスターの項のすべて,編集の伊藤さんとライターの土田さんの力の入った仕事の結晶でしょう.おつかれさまでした.
swissairのページも,ゲルストナーにインタビューできたのは編集部の快挙! それにしても写真を見る限りですが,おじいさんになってしまった...ぼくがお会いしたときは,SwissBankerみたいだったのに.
ABC ブックフェス2007
青山ブックセンター青山本店で
〜この本は本当にいい!!〜
2007年8月18日(土)、19日(日) 開催
青山ブックセンターのイベントに出演した作家・デザイナー・アーティスト・写真家・ミュージシャンが選んだお薦め本「この本はほんとうにいい!!」フェアを開催します。本年のテーマは『水景』です。
ふと、思い出したのがヘルマン・ヘッセでした。
http://www.aoyamabc.co.jp/20/