茶花

茶花、ずいぶん前からタイポグラフィの基本に共通するものがあると思っていました。
(例えばバラのように)派手でない花、野の花、気に止めにくい花を生けて
目立たせるでもなく、しかしそこにない場合は成り立たない。
すがたかわいい忘れられない「浜菊」
主役のようで主役でない「桔梗」
そして、おだやかな「友禅菊」
花の名前がなかなか花と一致しない。。。

元長岡造形大学視覚 三教授

前々からのお約束で、今日は鎌田先生が鎌倉に戻られて初めて、岩田先生とぼくと、ごあいさつにまいりました。
夏をおもわせるような、鎌倉。たいへん気持ちのいい日でした。
鎌田先生のお宅は佐助という鎌倉と北鎌倉の間の場所にある1959年に建てられた、すてきなおうちです。緑間中にあって、感動してしまいました。母屋の前に立つ立派なコナラにつくりかけのトゥリーハウスもあって。。。
話は尽きることなく、長岡造形大学ができてから、先生が学長をされてきた今年の3月まで。ほとんどが教え子たちとの思い出話し。すごくたのしかった〜〜〜。3人の先生とも、大学の仕事の話でなく、学生だったみんなが、どう変わっていったか!ッという話でいっぱいでした。いかに教育って、不思議なものか。やっぱり、ひとりひとりの人のことなのでしょう。
ほんと3人とも、やりきったね!っという満足の時を振り返りました。
ぼくは、鎌田先生と奥様、岩田先生とお会いして、あたまがスッキリした日でした。
鎌田先生、長い間、大学、お疲れ様でした。

地震と活版

仙台から帰ってきました。ヤ〜〜まいりました。ちょっと日記風になってしまいますが、いろいろと徒然に。
いつものように「はやて5号」に。福島の手前でちょっとゆれを感じ、新幹線は急停車。停電、すぐに復帰(よかった〜〜)。
車内放送=只今、地震発生。「アッ!とうとう岩手県三陸沖がきたか?それとも福島県いわき沖?」
わりと冷静、、、ぼくは生きている。。。
携帯メールで家族と交信。大切な人と仙台の関係者へ安否を知らせる一斉メールを送信。
それからが地獄(でも、不幸中の幸い)、新白川駅で停車。13:43発車!なんと地震発生からちょうど5時間。
●教訓=絶対に飲料水はもっていること。できれば、いつでも口に入れて口の中で長くもつ食糧も。おべんとうとかより、たよりになります(つまみのビーフジャーキーのようなものは意外によい)。夢中になれる文庫も一冊お伴に。
15:14仙台着、smtに直行。WSはすでにほぼ終了。参加者は地震の影響で3名だけに(なんと大阪から飛行機で、熱心な方)。
==
本日のWSはぼくにとっての初日。小学生や活版愛好家志望のみなさんと、、、カフェも無事終了!
ハァ〜〜、地震と活版ってセットは、ぼくと切っても切れない仲のようです。
ぼくのいくところに地震、これじゃ、みんなに嫌われるでしょうね–;
http://www.smt.city.sendai.jp/kappan/satellite/index.html
http://www.smt.city.sendai.jp/kappan/past/200806.html

活版少年 for PRINTED EPHEMERA

作品リスト:
1982 夏号 No.4 「仮面の夜」
1982 クリスマス号 「アヴェマリア」
1983 春号 No.6 「はなのの」
1983 夏号 No.7 「水=水」
1983 クリスマス号 「Merry Christmas & H. B.」
1984 春号 No.9 「プレス紹介」
1984 クリスマス号 No.11 「表紙」
1985 春号 No.12 「扉/印刷蜻蛉」
1985 夏号 No.13 「カレンダー/janvier」
1985 クリスマス号 「休」
1986 春号 No.15 「オーゼロオー」
1986 夏号 No.16 「アイエルアイエル」
1985 号外 「幸子サン オメデトウ○」
1986 号外 「setokko san e」
今日のカフェでお見せしました.20年以上も経ってしまったのですね.
こういうたのしい活版を.なつかしいなぁ.

LONDON!!!

>Date: Fri, 13 Jun 2008 06:21:21 -0400
>…
>今、ロンドンで、今度の日曜に
>ロンドンで28年ぶりにYMOの公演なので、
>リハーサルしてます。;)
>
>r
ううっ。いきたい。

戦後のadana

1945/46 QFB-1945
1947 Adana T/P 47
1950 High Speed No.3, MkI Thermograph, Horizontal Quatro
1951 Variable Speed Unit for the T/P 48, Adana 16″ Guillotine
1952 Ink Duct for the High Speed No.3, Thermograph Mk II
1953 Adana Eight-Five***
1954 Ink Duct for the Eight-Five
1956 Adana 9×6 Treadle Machine, Adana Five-Three**
1959 Ayers Jardine Showcard Machine
1970 Adana P71/P71S
1978 Adana Eight-Five Label Printer, Five-Three Label Printer
1992 Adana Eight-Five Hot Foil Machine
Adanaは戦後におなじみの形になっていきます。相当試行錯誤しているんですね〜。
今回の仙台でのコンセプトにぴったりのことが、すでにアダナが日本に輸入されたときのスローガンのひとつにあったのですね。お父さんと坊やが活版印刷!いいでしょ!!!
**
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***
smtにある機種です。後期の製品です。
今回のワークショップを皮切りにsmtでは定期的におなじプログラムを繰り広げるつもりです。
願いは、文字、一字一字、たいせつに!
高岡さん!ありがとう。

戦前のadana

1922 The Adana Automatic Self-Inking Printing Machine
1923 The Adana 45/- Machine
1926 The Adana Foolscap Folio Treadle Platen Machine
1927 Model 1A, No.2, 3, 4, Adana Baby Mk I, All-Steel Octavo Treadle
1928 Model B4, C2, Baby Mk II
1931 Adana Baby Mk III*
1932 Quarto Treadle Vertical Platen
1933 The Octavo Platen/Precision Model 99
1934 The New Flat Bed Rotary Printing Machine, Adana No.1 High Speed, Improved Model 1A
1935 Self-Assembly No.1 High Speed, No.2
1936 Letterpress Offset Model 20
1937 Quarto Treadle Machine, Model 2A Treadle Platen, 2B, D4
1938 Fast Quarto Treadle Platen, Adana No.3 High Speed, Crown Quarto Machine/Model 3A
1939 High Speed No.1
すごいモデルの数、、、コレクターは大変ですね(^^)初期モデルはいろいろあって、フラットベッド、プラテン。このBABYってかわいいので、当時の広告載せちゃいます。今回の展覧会では古い印刷機(現物)はひとつも見つかりませんでした。でも、やはり、イギリスの匂いが漂ってきますね!
*
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『ささやく河』

  彫師伊之助と摺師てんぐ安のやりとり:
・・・
「使えねえということはねえさ。まあまあだよ」
てんぐ安は言ったが、積み重ねた版木の中から、圭太の彫った経文の板を抜いて、伊之助に見せた。
「この男は、どうしたんだね?」
・・・
「なに、摺れねえことはねえし、摺ってしまえば同じことだがよ。彫りが心もち浅かったり、深かったり、とどくたんびに違ってるよ」
「さいですか」
「言ってやんな。こいつは彫りに身が入ってねえ証拠だぜ」
・・・
  いいねぇ.こういう世界...

smt活版サテライト 第3報

7階5番チューブの周辺に展示
6月14日から25日まで(26日休館)
 A.
DVDをループで,パピエミューレの様子の映像上演
“Die Basler Papiermuhle
Vom Papierschopfen zum fertigen Buch”
 B.
せんだい活版印刷研究会の歩み
ワークショップ参加者の作品展示と
塩竈の木活字の展示
 C.
Adana社Thermograph powder缶
Adana社ステッキ,レア・カタログなどの展示
(協力:嘉瑞工房)
アマチュア プリンターズ クラブ会報創刊号
など、進行中

梅酒

家に帰ったら、母が7瓶も梅酒を作っていた。狭い家が梅酒だらけ。。。
今年は知り合いの家は梅が豊作だったらしいなぁ。
よいこと、よいこと。